そらいろくらげが浮き輪で海に浮いているイラスト

一人アウェイな小劇場仕込み

今日は、都内にある小劇場での仕込みです。

今回の仕込みは、その劇場に関わっている照明プランナーさんが照明プランを作成しますが、別の案件のツアーが入っているため照明オペは劇団側で行い、仕込みと卓の打ち込みはくらげが請け負うことになりました。

劇団は今回が旗揚げとなるシニア劇団。くらげは稽古を観ていないため、小屋入りして劇団とも他のスタッフとも初顔合わせです。
舞台監督さんに挨拶をし、劇場さんに説明を聞き、予め劇場に置いておいてもらっていたカラーフィルターをシートに納める作業から始めます。照明はくらげ一人なので、地道にやっていくしかありません。

自分の現場じゃなくてプランナーの方の名前を背負っていると、いつも以上に緊張するー!

仕込み

意外と時間がかかり30分後、仕込み開始。

舞台上はすでに舞台監督さんが幕類を仕込んでいてくれたので、ほぼくらげが独占状態で舞台を使えます。灯体を持ち、脚立に乗ってひたすらえんやこら。自分のプランだとだいたい吊り位置は頭に入っていますが、人のプランだと何回も何回も仕込み図を見て頭に叩き込むので、よけいに時間がかかります。くらげの脳みそは16ビットです。

途中から劇団のオペレーターさんが手伝ってくれるようになり、一人で灯体を持って昇り降りする手間は省けるようになりましたが、お昼を食べる時間も取れないまま、仕込み終了予定時刻を15分オーバーで終了。

パッチでテンパる

予定より時間が押してしまったことで、一気にくらげの頭からは蒸気が吹き出します。「やばい、押している」

この劇場のパッチは、ユニットパッチ。ブース下に設置されているユニットの前に大量のコードが垂れていて、ディマー番号のプラグをユニットのチャンネルに刺していく、強電パッチのような方式になっています。これがまた、焦れば焦るほど探している番号のプラグが見つからなかったりするのですよ。

そして、30分位かかってようやくすべてのパッチを終えたはずなのですが、何を思ったかくらげ。今度は卓側でパッチを行ってしまうのです。そして、しばらくパッチしてもなぜか点灯しないという状態が続き、15分後。ようやく気づきました。

1:1になっているんだったー!!

1:1というのは、卓のチャンネル1番にディマー(負荷回路)の1番、CH2番に負荷回路2番が入っているという状態です。テンパると、ろくなことになりませんね。こんなカンタンなことに気づかないなんて。

シュートでテンパる

テンパるとよくないです。段取りすっ飛ばします。
仕込み図をそこら辺に置いてどこに行ったか探す羽目になります。

舞監さんに手伝ってもらいながら、なんとかプランナーの指示通りに当たりを取っていったのですが、なぜか点灯しない灯体がちらほら存在。
シュート後にチェックしてみたら、電球の緩みでした。

明かりづくり

続いて、休む間もなく明かりづくり。舞台上では役者さんたちが立ち位置や出ハケの確認をしている中、各シーンの明かりを作っていきます。卓はETCのSmart Fade。前回の公演で使ったものと同じ1248です。明かりはサブフェーダーみたいにフェーダーに記憶していきます。

こうやって自分のプランじゃない明かりをシュートして明かりを作っているという作業は、今回が初めてです。事前に台本を見ながらプランナーと打ち合わせしているのですが、実際に明かりを出して作ってみると、「なるほどこうなるのかー」と目からウロコなことばかり。比較的シンプルな仕込みではあるのですが、色の使い方はもちろんのこと、小劇場ならではのテクニックもあり勉強になります。

きっと、プランナーはこうやって人のプランを見ながら、自分なりの明かりの作り方を習得していくんだなと実感しました。

遅い遅いお昼ごはん

退館15分前に場当たりが終了し、残った時間で直し。退館5分前に作業を終えて退館しました。気づけば、まだお昼ごはんすら食べていないことに気づくくらげ。急にお腹が減ってきました。
すると、腹を空かして弱っているくらげを見て、演出の方がご飯に連れて行ってくれることに。
近くの中華屋さんでようやくご飯にありつくことができました。

次に劇場に来るのはバラシの日ですが、ちょっと気がかりなのとゲネが見たいので明日もちょっと顔を出します。
さて、どんな作品に仕上がっていくのか楽しみです。

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