そらいろくらげが浮き輪で海に浮いているイラスト

仕込み中にオートロックで締め出される

今日の仕事は、幼稚園お遊戯会の仕込みです。
舞台監督、音響さん、くらげの3人で乗り込みます。

場所は、横浜の公会堂。横浜市内の公会堂は、どこも設備が古くプロの常駐管理者がいないことで有名です。
ホール管理しているのは、清掃を主に事業として行っている指定管理業者の職員です。

この公会堂の照明設備は、舞台上は1サスのみ。綱元操作で、ロープをロックするハンドル部分にワイヤー錠でロックされていて、ホール職員でないと操作できません。
フロントサイドライトは、凸レンズスポットではなくフレネルレンズスポットで、しかも調整室のガラスの内側。
さらにさらに、シーリングは現在コンクリート片が落ちてくるような危険な状態で立入禁止。
なかなかの強敵ぞろいです。

こんな状態なので、事前に仕込み図は書かず、その場で要望を聞きながら仕込んでいきます。とは言っても、回路数が少なく予備機材もない状態でできることは非常に限られているので、仕込んだのは舞台監督が持ち込んだホリサーチ用のパーライト4台のみです。

仕込み

調光室は、下手側にあります。通常ルートは2階席を通って下手側の関係者以外立ち入り禁止通路の扉から調光室に入ります。
職員の方によると、仕込み中は4階客席下手の扉から外の非常階段を登り、5階の非常扉から立ち入り禁止通路に入って調光室に入ることができるとのこと。実際に経路を辿って案内してもらいました。そのときに説明されたのが、「非常扉はオートロックになっていて、外からは入れないけど今は鍵を開けておく」とのこと。ココ重要なので、もう一度書きます。

非常扉は、オートロックです。

調光卓は、丸茂電気のPritina-Megaです。3月の芝居でも使った機種なので使い慣れています。
この卓は、機能が簡潔に整理されていて表記がすべて日本語表記なので使いやすいです。ただ、UP/DOWNフェーダーとクロスフェーダーが兼用なのに段マスターフェーダーがないのが大きな欠点です。

プリセットフェーダーにすべての回路をパッチしてあったので、パッチしないでそのまま使います。
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頭の上に、フロントサイドライト。
フロントサイドの重要性を履き違えているとしか思えない作り。ガラスで反射してハレーションがひどい上に一番内側は窓の桟で蹴られます。そして灯体はフレネルレンズ。
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シーリングは一台だけ思い切りホリゾント幕にかかっているのですが入ることすらできないので諦めます。

締め出される

調光室での作業を終えて、職員の方に教えられた経路で5階の非常扉を出て4階へ降ります。
しかし、開いているはずの4階非常扉は鍵がかかっていて開きません。

締め出されたー!!ヽ(´Д`ヽ ミ ノ´Д`)ノ

どうやっても開いてくれないので、仕方なく下の階へ。しかし、ここも開いていないので1階まで降りて外から入り直すことにしました。
1階は、消防本部が入っています。非常階段から外に出るには、消防車の並んでいる車庫を通らないと出られません。
出動がないことを祈りながら、ダッシュで通りすぎ、ようやく外に出ることができました。

しかし、今は12月の寒い冬。くらげは、半袖。すぐそばにはバス待ちの行列。
人目を忍んで駆け足でバス待ちの列を抜け、グルっと回って正面玄関へ。エレベーターで5階に登り、ようやくホールに戻ることができました。

しかし、これで懲りないくらげ。そしてまだオートロックの意味に気づいていないくらげ。
さっきは、4階が開いていなかったけど、5階は開いていたのかもしれない。
そう思い、今度は4階から出て5階から入ってみることにした、その結果。

締め出されたー!!ヽ(´Д`ヽ ミ ノ´Д`)ノ

またしても締め出されてしまい、消防署の中を黒い半袖Tシャツ着たちっちゃい人が走り抜けていきました。

ふたたびホールへ帰還し、ふと思い出す。そういえば、職員の方は鍵で非常扉開けてたな。うん。
そうだよね、オートロックなんだから鍵ないと開かないよね。なんであの時気づかなかったんだろう。

2度も締め出しをくらうことになりましたが、仕込みから明かりづくりまで無事に終えることができました。
明日は、10時から本番です。

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