そらいろくらげが浮き輪で海に浮いているイラスト

12/9〜12/19間の現場仕事まとめ

今月は、ありがたいことに仕事のオファーを大量にいただいていて、12/8から12/19までは連続で現場が入っています。

毎回現場奮闘記をブログに綴っていこうと思ったら、すっかりキャパオーバーで書く気力もないまま日々が過ぎていきました。
そこで、今回はダイジェストでドタバタだった現場仕事奮闘記を綴っていきます。

12/9 幼稚園お遊戯会本番


場所は横浜市内の公会堂。前日仕込みで、本番は10時開演。
前日に、照明のキッカケがあるところのみリハーサルをして、あとはぶっつけ本番。

ほとんどホリゾントの色を変化させる程度の変化なので、特に問題なく終了。
帰り際、園からお弁当とお土産をいただいて帰りました。

12/10 ホール代務

内容は、笙とハープのリサイタル。
それぞれのソロ演奏と笙とハープの合奏で構成されていて、途中一曲だけ照明変化があります。

笙を生で聴くのはこれで2回め。リハーサル中、客席で聴いてみたのですが音楽ホールで聴くからか思ったよりも音が大きくて鋭い感じがしました。
この笙のという楽器は、紀元前に中国で生まれ、室町時代に日本に入って来た楽器です。にも関わらず、演奏する曲によってパイプオルガン、ハーモニカ、アコーディオン、ピアニカ、ヴァイオリンの音色に聴こえてくるのです。自分だけでなく他の人もそう聴こえたようで、何とも不思議な体験でした。

続いて、この日は来週のダンス公演の稽古があったため、稽古見に移動。なかなかカウントが取れず苦労しました。

12/12〜12/14 ダンス公演

内容は、ダンスプロジェクトの公演で、場所は新宿の小劇場。

プランナーさんからの依頼で、grandMA2を使ったオペレートです。これが初めてのgrandMA2実機を使ったムービングライトとLEDスポットオペレートデビュー。
数日前から何度も夢に見るくらいに緊張しています。

1日め

一日目は、仕込み、そして場当たり稽古。くらげ、プランナーさん+ベテランの方1名です。

今回、初めて90度のソースフォーを使うことになり、他のソースフォーと違ってカラーフィルター枠は6インチだと知りました。
ソースフォーズームみたいな大きさです。

仕込みのあとは、プランナーさんも同席して演出されている方の意見を即座に反映してプログラミングしていってくれています。

結局場当たり稽古は一日では終わらず、二日目の午前中も継続です。
幸い、プランナーさんはスケジュールが変更になり初日の本番までいてくれることに。

一方、くらげは未だカウントが取れずに何度もキッカケを外してしまいます。プランナーさんからはカウント表をいただいているのに、どうしても途中でカウントを見失ってしまう曲があるのです。
何度も場当たりを返してもらいながら、とにかく身体に叩き込んでいくしかありません。

そして、不安が消えないまま初日1回目の本番。すぐ前でプランナーさんもカウント表を持ってスタンバイしてくれることになりました。
本番中、やはり不安な箇所で見失うカウント。すぐさま、プランナーさんのフォローでカウントを取り戻し、キッカケは間違えずに済みました。

本番後、「本番中に反省しても仕方がない、誰も責めないんだからやってしまったらとにかく取り戻すこと」という言葉に、目からウロコが落ちました。
今までも、本番中にミスを犯すとすぐさま反省+自分を責めるネガティブモードに切り替わってしまいどの結果ミスを連発してしまう癖があります。

たしかに、本番中に自分責めたってどうしようもないのですぐに切り替えるようにしたいです。

2日め

初日2回め。プランナーさんはもういません。

千穐楽1回目。いろいろありました。演出の方の言うとおりに、プログラミングすらできませんでした。
それでも、空いている時間に何度も映像を見て身体に叩き込んでいくしかありません。

千穐楽2回目。ようやく、ノーミスでオペレートすることができました。

バラシは、神奈川方面で仕事だったプランナーさん+1名。
21時終演で0時までの貸し出しでしたが、0時前には無事に終わりました。

とにかく、自分の技量のなさと至らなさと、プランナーや出演者への申し訳なさで、何度も挫けそうになりながらの2日間でした。

12/15 通し稽古

続いて、12/18本番の通し稽古です。
内容は、ソプラノ歌手主演のリサイタル。ガーシュウィンという作曲家のミュージカルナンバーを中心にテノール歌手やミュージカル歌手たちをゲストに招いての演奏です。

稽古は、主催のソプラノ歌手の方のご自宅にあるアトリエで行われます。
ピアノはスタインウェイが置いてあり、シャワールーム兼トイレにキッチンも備わっている造りで、このままここに住み着きたくなる広さです。

しかも、稽古なのに弁当付きで芝居にはない贅沢さを味わったのでした。

12/16 ホール仕込み

久々にホールでの仕込みです。内容は、大学のダンスサークルによる公演です。
メンバーは、チーフ+ダンス公演仕込みで来ていた方、バラシで来ていた方、くらげの4名。

仕込みは、ホール機材を目一杯と持ち込みのLEDスポットと、ソースフォーに装着するローテーター。
今まで、DMXを接続する機材はほぼ未経験なのですが、今月の仕込みでようやくDMXのINOUTの方向とか覚えてきました。

そして、シュート。ホールなので、介錯棒です。
1年近く介錯棒を持っていなかったにも関わらず、2段伸ばしなので今まで鍛えてきた筋肉が役に立つぜと思ったらなかなか持ち上がりませんでした。

ベテランのフリーさんのフォローもあり、なんとか今回も無事にこなすことができました。

12/17 リサイタル公演からのホールバラシ

リサイタル公演

リサイタル公演は、クラシックホールでの上演です。

いつも代務で入っているホールと違い、照明設備は少なくシュートも面倒な状態。更に、予備機材もわずかしかありません。
調光卓は、ETCのSmart Fade。今年2回ほど触っている調光卓です。

最低限の付帯設備を使用するという主催者と話していた舞台監督からの指示で、地明かりと7箇所のサスで対応します。
しかし、蓋を開けてみたら演出家と舞台監督との認識がまったく違っていることが判明。

急遽、ピンフォローが必要になりました。

稽古場ではなんとなくショー的な要素を求めている感じがしていたのですが、舞台監督の方ではすでにサスと地明かりのみで対応することになっていて演出家との共通認識だと思っていたのですが、相互の確認は取れていませんでした。しっかりその点を確認しなかったことが、非常に悔やまれます。

主催者と演出家に怒られている舞台監督を尻目に、まずはオペレーターを探すことにします。とは言え、この繁忙期の中で当日即来れる人なんてそうそういるはずもなく、前にいた会社の後輩たちは全滅。
しかし、今日はたまたま休みでテレビを見ていて着信に気付かなかった友人から、救いの電話が。
「いいから、すぐに来てくれ」という無茶振りにも、すぐに駆けつけてくれることになりました。

残るは機材問題。このホールにはピンフォローできる機材は全くありません。
唯一あったのが、19°のソースフォー。アイリスはないので、フォルダーにアルミで丸く切ったゴボを入れて小さくしました。照準はバインド線で作ります。
19°だとだいぶ暗いのですが、それでもあるだけ全然マシです。

電話して90分後、オペレーターが到着。休みのところを急に呼び出されたにも関わらず、嫌な顔ひとつせずにスタンバイ。開場30分前にピンフォローが必要な部分のみのテクリハが始まりました。
くらげも、明かりをすべて作り直す必要があったためほぼおまかせ状態でしたが、それでもキッカケをすべて頭に叩き込んでくれました。

そして本番。
舞台監督から明かりの指示はすべて貰う予定でしたが、舞台監督のキッカケはショー的要素を無視したものだったのですべてこっちでキッカケを洗い出して操作しました。
ピンフォローは、こっちの明かりに合わせてすべてオペレートしてくれました。

何箇所か、舞台監督の指示ミスによるオペミスがありましたが、なんとか無事に終了。
あの状態でしかもオペミスがあったにも関わらず、演出家から褒めていただけたのは災い転じて福となした結果です。

このホールの客電は壁に波状のLEDとハロゲンが仕込んであって非常にきれいです。

ホールバラシ

このあとは、隣駅にあるホールでバラシです。
メンバーは、チーフと若手の男性の方とくらげの2名。

18時45分スタンバイなので、駆けつけてくれた友人と駅前のドトールでお茶をしながら時間つぶし。
17時退館だったので、一人だったら結構辛かったと思いますが、話し相手がいたので助かりました。

そして、18時45分にスタンバイし、緞帳が降りたところでバラシ開始。
バラシはそんなに大変ではなかったのですが、辛かったのが倉庫への機材戻し。

機材の戻しとハンガー外しは出演者の大学生たちに手伝ってもらったのですが、棚への戻しはくらげ一人で行うことに。
しかも、学生さんにハンガーのネジを外してもらったら、緩めすぎてずらっと並んだパーライトの中にネジを落としのでネジを探す羽目になってしまい、時間がかかってしまいなかなか捗りません。

やがて、気が遠くなりかけた頃に持ち込み機材の積み込みを終えたチーフともう一人の方が応援に駆けつけてくれてようやく機材が片付きました。
そして、バラシは無事に終了。

12/19 小劇場仕込み

続いて、この日は池袋の小劇場で仕込みです。
メンバーは、プランナーさんと昨日のチーフと初めましての方2名。いずれもベテラン揃いです。

このホールは、舞台上は空のバトンに吊り込んでマルチケーブルを引き回します。
そして、フロントサイドは脚立仕込み、シーリングはキャットウォークになっていてロープで機材を引き上げます。
いづれもほとんどやったことがないため、見よう見まねだったり聞いたりしながらなんとか仕込んでいきました。

シュートは、フロントサイドは脚立、シーリングは安全帯装着で半身を乗り出しながら行います。
サス関係は脚立です。

くらげは、シーリングは久々の安全帯装着でシュートしましたが、サスはベテランの方たちに脚立に登ってもらいくらげはサポートに回ります。
速度では確実に負けるし、他の方のシュートを見るのも勉強になります。

シュートのあとは、ケーブル養生などをして22時に退館しました。

以上で、現場は一段落です。

締めくくり

実は、フリーランスになって2年経つのに未だに現場恐怖症だったりします。
社員時代、現場に出るたびに「使えない」と言われてきたので、思うように動けないことが怖いのです。

そういうこともあり、だいぶ自分を追い込んだ感じで現場仕事をこなしてきましたが、やはり実力不足を痛感しました。
それでも、優しくフォローしてくれるプランナーさんや他のベテラン勢のおかげでなんとかこなせました。

実際に現場で仕事するまではビビっていても意外となんとかなるものなので、とにかく挑戦していって失敗を経験しながら乗り越えていくしかないのだなと実感したのでした。

Massage
  1. 90分後の駆けつけ照明ゆうき より:

    まあお客さんにとって楽しい公演になったということでメダタシ!!(*^▽^*)

    1. そらいろくらげ より:

      駆けつけ照明さん、いらっしゃいませー。

      メダタシってなんだろうとしばらく考えていましたが、めでたしですね。
      しかし、次回もあるとしたらピンどうしようかな・・・。

      1. 90分後の駆けつけ照明ゆうき より:

        ソースフォーのピンには慣れたから(笑)正式に発注してね!
        メデタシでした、すいません。読んで自分で大爆笑!

  2. みかんうさぎ より:

    お疲れ様です。忙しくて何よりです。
    くらげさん、色々な経験ができていていいなぁ。
    ホールで働いていても、DMXやNodeの細かい話、
    実はよくわかってないっすよ(笑)。
    だってうちのホールにDMXの機材ないんだもん。
    自分で動作チェックできんし、メーカーの説明書不親切だし、
    いつも乗り込み業者さんに人柱になっていただいている
    というのはここだけの内緒の話。。。てへ(//∇//)。

    ・・・・・・ということで、なんとか一年終わりました。
    くらげさん、毎年恒例の、今年の総括と来年の目標。
    楽しみにしています。

    1. そらいろくらげ より:

      いらっしゃいませー。

      いやー、いろんな現場に出てみると知らないことだらけで戸惑います。
      現場の人にとって当たり前のことを知らないのです。
      小屋付きの知識ってそんなものなのかなって感じています。

      メーカーの説明書は不親切ですね。実際に触って覚えたり外部業者のやり方を見たほうが早いです。

      今年一年、お疲れさまでした。
      ゆっくり身体を休めて、来年に備えてくださいね。くれぐれも、飲み過ぎ注意です。

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