そらいろくらげが浮き輪で海に浮いているイラスト

巷で使われているLED技術をライティング・フェア2017で体感する

最新の照明製品と照明演出空間を展示している、ライティング・フェア2017が3月7日から10日まで東京ビッグサイトで開催されます。

この展示会は日本照明工業会、日本経済新聞社主催で数年前までは隔年開催でしたが、2016年と2017年は連続開催です。
舞台製品はほとんどないのですが、巷で使われているLED製品の技術や動向などを知るために、今年も行ってみました。

開催概要

  • 会期
  • 2017年3月7日(火)〜10日(金)
    午前10時〜午後5時(最終日のみ午後4時30分)

  • 会場
  • 東京国際展示場「東京ビッグサイト」 西1・2ホール(東京都江東区有明3-11-1)

  • 主催
  • (一社)日本照明工業会、日本経済新聞社

  • 後援
  • 経済産業省、国土交通省、環境省、総務省消防庁、(一社)照明学会、(一社)日本照明委員会、(特非)LED照明推進協議会、日本商工会議所、全国商工会連合会、日本貿易振興機構(ジェトロ)(順不同)

  • 協賛
  • (一財)電気安全環境研究所、(一社)日本電気協会、(一財)日本建築センター、(公社)日本建築家協会、(一財)日本消防設備安全センター、(公財)日本デザイン振興会、(公社)日本照明家協会、(公社)産業安全技術協会、(一社)日本電設工業協会、(一社)日本配線システム工業会、(一社)電気設備学会、(一社)電池工業会、日本百貨店協会、(一社)日本火災報知機工業会、(公社)インテリア産業協会、(一社)日本ライティングコーディネート協会、(一社)ニューオフィス推進協会、(公社)日本インテリアデザイナー協会、(一社)日本設備設計事務所協会、全日本電気工事業工業組合連合会、全日本電設資材卸業協同組合連合会、(一社)日本インテリアファブリックス協会、全国舞台テレビ照明事業協同組合、(公社)劇場演出空間技術協会、(公社)商業施設技術団体連合会、(一社)東京建築士会、(一社)日本建築学会、(一社)日本商環境デザイン協会、(一社)日本空間デザイン協会(順不同)

  • 入場料
  • 2,000円 (同時開催の展示会と共通、税込み、Webサイトの事前登録で入場無料)

出展分野

照明総合ゾーン

住宅用照明、オフィス用照明、店舗用照明、工場用照明、街路灯・防犯灯、 エクステリア用照明、舞台用・スタジオ用照明、車両用照明、農業用・漁業用・医療用照明、照明制御装置、調光器、照明用LEDモジュール、LED電球、直管LED、蛍光ランプ、 CCFL、有機EL光源、HIDランプ、ハロゲン電球、特殊ランプなど

デバイス・照明部材ゾーン

LEDチップ、LED原材料、パッケージ材料、電源装置、ドライバ、放熱材、導光・拡散部材、レンズ、反射板、スイッチ、安定器など

計測・製造装置・照明シミュレーションゾーン

照明の測光・測色装置、検査装置、製造装置など

情報・出版ゾーン

照明設計、照明コンサルティング、照明関連情報・出版物など

ライティング・フェア:開催概要より引用

出展業者ご紹介

ウシオやROSCOも出展してます。

クラレが佇んでいます。

ゴング・インターナショナル。

今話題の東芝。今回出せないんじゃないかと思っていたので、ちょっと安心しました。

LEDの進化

今までは、LEDの省エネや明るさについて謳っているところが大多数でしたが、ここ最近ではLED特有の眩しさを抑えて柔らかい光に変化させたり、色温度を変化させたり、インテリア性を謳っているとこも多くなりました。

ジェット株式会社。
目のつけどころが大手とは違いますね。ホテルの部屋などに取り入れたらよさそうです。

柔らかい光。

あえてビーム状の光を強調している電球もあります。

DNLライティング株式会社。
こういったよりスタイリッシュなインテリア性を追求できるのも、LEDのいいところです。こんな部屋に住みたいですね。

ホロライト社。
こういった強いビーム上の光を低出力で出すことができるので、さまざまな用途に活用できます。

SBM JAPAN社。
ムービングライトが水浴びしています。クセノンやハロゲンと比べて放熱量が減った結果、放熱フィンの部分を防水加工しやすくなり、結果完全防水ができるようになったようです。

株式会社DSK

こちらの舞台照明機材は、DMX回線のない古いホールでも、従来の位相制御型調光設備のままで使用することが可能です。そのため、改修予算のない地方のホールなどに導入されているそうです。
こういったDMX制御不要の機材は、今まで5社が開発していましたが、すべて開発を中止し今ではこの株式会社DSKのみとなりました。

ただ、この会社のサイトすらないので、地方の施設はどうやってこの会社を知ったのかは謎です。

だがしかし!!

このまったく垢抜けないデザインは、なんとかしてほしいですね。まるで、勉強はできるんだけど髪は近所の床屋さんで切ってもらっていて眉毛の手入れすらしたことがなくて服はパシオスかイオンで親が買ってきた服をそのまま着ているような垢抜けない女子高生という印象です。


製造元は韓国企業のstardecoです。
サイト内のテキストが全部画像のため一切翻訳できないので、どういう企業かは謎です。

LEDの基本を知る

LED照明推進協議会では、LED照明の特長と仕組みが展示されています。
各項目の説明は、展示に記載されていたものを使わせていただきました。

LEDウェハ

青色LEDや白色LEDに使われているLEDウェハは、このサンプルのようにサファイヤ基盤を土台としています。
サファイヤ基盤の上に、GaN(窒化ガリウム)半導体などの結晶を何層にも積み重ね、光を発する発光層を作り込んでいきます。

LEDチップ

発光層などの主要な構造を作り込んだウェハに、電流を流し込む電極や保護層などを設け、最後に1mm以下のサイズに分割し、LEDチップを埋め込みます。
非常に小さいので、このボトルの中に「約5万個」ものLEDチップが入っています。

蛍光体

白色LEDに用いる蛍光体は、LEDチップの青色光の一部を黄色光に変換する機能を持っています。
LEDチップの青色光と変換された黄色光が混ざりあって白色光をつくっています。
蛍光体は粉状ですが、この展示ではシート状にしてLEDに被せています。青色光はシートを通過すると白色光に見えます。

青色光を照射してみました。写真だとわかりにくいですね。

パッケージ

LEDチップに配線を行ったあと、保護機能と光の取り出し効率を上げるために樹脂で封入し、パッケージをつくります。
白色LEDの場合は、蛍光体を混ぜた樹脂で封入します。次に最終的な製品形状に切断し、電気的特性等を検査し、テープにセットします。
パッケージ構造には、砲弾型や表面実装型などがあります。
こちらは、表面実装型です。

モジュール

LEDパッケージとその他電子機器部分を基盤などに取り付け、点灯可能にした製品のことです。
LEDモジュールを光源として使用し、照明器具を作ります。部品には、基盤・レンズ・ケース・コネクター・ワイヤー・ハーネス・電源・その他電子部品などがあります。

電源

LEDは直流で光りますが、一般家庭は交流100Vですので、LEDに適切な電圧と電球を供給する必要があります。
また、用途によっては調光機能がついている場合もあります。
LEDに用いる電源は、これらを効率よく制御する大変重要な機能を担っています。

LEDの特長・赤外線が少ない

LEDは半導体が光るので、可視光線のみを放出します。
赤外線がカットされ、被照射物の表面温度が上がりにくく、熱による痛みが軽減されます。
また、空調負荷の低減も期待されます。

この展示では、左側に白熱電球、右側にLED電球、それぞれ温度計と銅板の風車が設置されており、照射すると熱により風車が回る仕組みです。
ぽちっと押してしばらくすると、徐々に左側の温度計が上昇し始め、風車がくるくると回り始めました。赤外線量がLEDと比べて多いことが一目瞭然です。

LEDの特長・多彩な色彩表現

R/G/BのLEDの組み合わせで、従来の光源では作り出せなかった多彩な発光色の表現が可能です。

この展示では、RGBの各ボリュームが付いており、好きな色をつくることができます。
くらげはやっぱり、空色。

豪華景品の当たる抽選会

入場登録時、入場者には大抽選会の抽選券が配布されました。
どうやら豪華な景品が当たるらしいので、展示見学後に外の抽選会場に向かうと行列ができています。

10分ほどで順番になり、抽選箱の中に手を入れてカプセルを取ってみると、中にはチロルチョコが入っています。
そして、係員にチロルチョコの入ったカプセルを渡すと。

「こちらが景品になります」

豪華景品はチロルチョコでした。
空のカプセルは、4枚の写真パネルがありその中で一番いい写真に投票するためのものでした。

期待させやがって。思わず、並んでいる人たちに景品はチロルチョコだから並ぶまでもないと言いたくなりました。

締めくくり

先にも述べましたが、白色LEDそのままの明るさや省エネを謳う企業よりも、ギラギラした眩しさを抑えてより白熱電球の色温度に近づけたLED器具が増えた印象です。
また、各社とも調光面についてはだいぶ改良されてきています。

それにより、柔らかな間接照明やおしゃれなインテリア性も兼ね備えた製品も多く見受けられました。
光で匂いを消す技術が展示されていたように、これからは明かりや光としてだけでなくもっと幅広い分野で利用される場面も増えてきそうです。

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