そらいろくらげが浮き輪で海に浮いているイラスト

たまには歩いて旅に出よう・明くる日

館山へのぶらり旅、翌日の話です。
前日の話:たまには歩いて旅に出よう

目が覚めたら頭痛でした。たぶん二日酔いです。

気持ちのよい朝とは言えないけれど雨も上がって外は明るくなっていました。それもそのはず。もう9時ですから。
だらだらと支度をして宿代払って外に出たら、お財布の中はすっからかん。お腹の中もすっからかんでしたが、郵便局のATMを探すことにしました。

そして再び探すこと40分。駅から離れた場所にようやく見つけました。
安心したらお腹が空いたので、今度は朝食を食べるためにファミレスを探すことにしました。

館山の町を改めて歩いてみると、昔ながらのお店が多いことに気付きます。履物屋だったり金物屋だったり農機具屋、米屋、酒屋などなど。建物自体も何代も続いてきたような年季の入ったたたずまいです。決してそこに『新しさ』はないけど、『古きよきもの』がそこにはある気がしました。新し物好きな日本人がどこか遠くに忘れてきた時間が流れているようです。かつてまだ手に乗るくらい小さなくらげだったころの小田原を思い出しました。

27歳というこのお年頃にとってそれは懐かしくもあり、また新鮮にも感じるのです。最近感じる時代の流れの速さに少し疲れてきたのでしょうか。昭和ブームやレトロブームみたいなのもあるし。
しかし、そんな町並みでファミレスなんていう新しいものを探しているというのは矛盾しているとはいえお腹が空いたもんは仕方がない。未だファミレスは見つかる気配がありません。1時間近く歩き続けて身体は冷えてきたし、雨は降ってきたしそろそろ限界を感じてきた頃、ようやくグラッチェとかいうイタリアン系のファミレスを発見。イタ飯食べてようやく元気が出ました。

駅に戻り、電車が来るまでお土産を見ました。
ちなみに、内房線はスイカが使えません。自動改札ではないのです。
そして、1時間に1本の電車が来たので乗り込み、『浜金谷駅』に向かいました。

帰りは金谷港から横須賀の久里浜までフェリーで帰ります。
くらげはやっぱ海を使わないと。

フェリー乗り場で昼食を食べ、フェリーの切符を購入しました。
フェリーは車で八戸から苫小牧まで乗ったことがあるのですが、1人で乗るのは初めてなので緊張しました。

時間までお土産屋を見て時間を潰し、無事乗船。
そしていよいよ出港です。

船に乗ると旅をしているっていうことが実感できます。
しばらく中で海を眺めていましたが、甲板の上に出てみることにしました。
外は肌寒いのですが、風が気持ちよく感じます。船が進むにつれ、金谷からは霞んでほとんど見えなかった三浦半島がはっきりと見えてきました。
しかし、ある親子がかっぱえびせんを海にばらまいてかもめに餌付けをしている光景が目に入り気分が一気に滅入りました。餌付けはダメでしょ。

船は30分余りで久里浜に到着。こんなに横須賀と金谷が近いなんて思いませんでした。しかもたったの500円。行きは3時間半近くかかったのに。東京都民より横須賀市民のほうが千葉を身近に感じれるような気がしました。
それからバスで駅に向かい、電車を乗り継いで帰りました。

今回はよく歩いた旅でした。
おかげで、くらげの心の澱は魚の餌になりました。
あ~すっきり。



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