そらいろくらげが浮き輪で海に浮いているイラスト

デジタルとアナログの融合【文化庁メディア芸術祭】

新国立美術館で2月16日まで開催している、文化庁メディア芸術祭に行ってきました。
文化庁メディア芸術祭はアート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において優れた作品を顕彰するとともに、受賞作品の鑑賞機会を提供するメディア芸術の総合フェスティバルです。(公式サイトより)
おととし、たまたま開催されていて入ったところ、そのおもしろさに感銘を受けてもう一度行きたいと思っていました。

和田永 『時折織成 ー落下する記憶』

まずは、入って一番印象的だったのがこれ。画像はipod touchだからあまりよくないです。

細長い箱の中に、何やらある。
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近づいてみた。溜まっているのは、テープです。
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一番上に、オープンデッキ。
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それが4台並んでいます。
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最初のうちは、この4台からただただテープが下に落ちて溜まっているだけ。でも、これが最後まで回り切ると、一気にテープが巻き上げられ、4台から音楽が流れてくるのです。
下まで落ち切るには、だいぶ時間が掛かります。なので、他の作品を眺めていたら急に後ろの方から音楽が大音量で流れてきて、何事かと思って戻ったのでした。

雲田はるこ 『昭和元禄落語心中』

続いて、マンガ作品。くらげが読みたいと思っていた作品の原画が展示されていました。
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他には、『それでも町は廻っている』、『ひきだしにテラリウム』、『ジョジョリオン』も。

久野遥子 『Airy me』

次は、映像作品。
水彩色鉛筆で何千枚ものコンテを描いて作った映像作品で、ふんわりと漂うような曲に乗せて、とても柔らかな線と独特の色合いで描かれた絵で、物語は進んで行きます。
ただ色鉛筆で描かれた線なのに、変幻自在な空間表現がまるで映画を見ているような臨場感を感じさせます。

何とも不思議な世界なのですが、ふと『新世紀エヴァンゲリオン劇場版Air、まごころを君に』を思い出しました。
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鋤柄真希子/松村康平 『WHILE THE CROW WEEPS〜カラスの涙〜』

こちらも、映像作品です。
とても短い作品ですが、ぐっと来るものがありました。猫に咥えられた母カラスを見たときの小ガラスの鳴き声が。

作品は、すべて手作りの道具で撮影されています。
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バスティアン・ヴィヴェス/訳:原正人 『塩素の味』

続いて、マンガ。色使いが印象的でした。
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たぶん、日本人だったらもっと明るい色使いになると思います。

他にもいろいろありましたが、印象に残ったものだけ抜粋しました。webサイト系は、閲覧できるパソコンに人が多くて、閲覧できず。
前回(2012年)はハイテク中心で、鑑賞しながら遊べちゃう作品ばかりだったのですが、今回は芸術作品ばかりです。

特に映像作品あたりは、出力はデジタルなのですが、入力は手書きや手作りのアナログな作品ばかりなので、アナログとデジタルの融合といった印象を受けました。
アナログでの表現が、デジタルによって無限に広がっていく可能性を感じた、作品展でした。

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