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間違えてたどり着いた東京都民体験の森から御前山に登る

今回の行き先は、東京都民の森。ここは、初心者から中級者クラスが登れるトレッキングコースがあります。今回は、森林浴をするために短いコースを歩いたあと、近くの日帰り温泉に入ります。

前回は御岳山をケーブルカーで登り、日の出山経由で下るだけだったので、今回が初の本格的な山登りです。

都民の森は、東京の奥地である檜原村にあり標高1000メートルから1500メートルの高地で自然を身近に感じ、楽しむ事ができる山岳公園です。

都民の森までは、JR五日市線武蔵五日市駅からバスで75分です。しかし、この時期は冬季運休をしているため車以外での行く手段はありません。なので、今回はカーシェアリングを利用して向かうことにします。

7時15分、駐車場を出発

今日は、ちょっと遅めの出発です。予約時にカーナビの設定もしたので、乗り込んだらあとはナビの言うとおりにしたがって運転するだけです。
今回使用する車は、SUZUKIのソリオ。座高が高く、座面もくらげの身体に合うので運転しやすい車です。

時間的に八王子付近がちょっと混んでいるところがあったものの、あきる野市を抜けて五日市街道を越えて青梅市に入り、山岳地帯へと入ります。さすがにこの辺りは、路面が凍っているところもちらほら。これは却って早い時間に出なくてよかったかもしれません。

カーシェアリングではサービスの特性上、レンタカーのように冬用タイヤを装着することができません。なので、いつも以上に慎重に車を走らせます。

青梅線沿いの国道411号線をひたすら奥多摩方面へと向かい、奥多摩駅の先のトンネルをすぐ抜けた先を左折。対向車とすれ違うのもやっとの坂道を延々と登ったところが、目的周辺です。運転お疲れ様でした。
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・・・って、ここどこー!?くらげがナビに導かれてたどり着いた場所は、周りに何にもなく舗装もされていないだだっ広い観光駐車場。どうやら、ここは「奥多摩都民の森(体験の森)」というところのようです。
都民の森って2箇所あったのか!!どうやら、ナビの設定を間違えたみたいです。何も疑問を持たずに五日市街道を通り過ぎていました。

何はともあれ情報収集

どうやらここにも登山コースがあるみたいなので、周辺を探るためちょっと上まで登ってみます。すると、栃寄森の家という管理事務所がありました。
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きれいな建物で、靴を脱いで上がります。宿泊施設もあるらしくて、食堂が入ってすぐのところにあります。中に入ってまずはトイレを済ませ、地図などを見ているとどうやらこの一帯は体験の森という山岳公園で、御前山をぐるりと一周するように登山ルートがあるようです。早くて2〜3時間ほどで戻ってこれそうだったのでハザードマップをいただき、登ってみることにしました。

アイゼンなどの装備がないため、ムリはせず道が凍っていたりちょっとでも危なそうなら引き返す予定です。

御前山を目指す

栃寄森の家の近くには1軒だけ民家があり、蕎麦屋も建っています。ただ、冬季はやっていなさそうです。
登ってしばらくすると、雪の残っているところに動物の足跡がありました。
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しばらくは、こういった林道が続きます。
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しばらく道なりに進み、やがて道は雪に覆われてきました。
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舗装された道はふつうの登山道へ。
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本格的な登山道へ

最初は楽に登れた道ですが、御前山という看板の立っているところからいきなり厳しい山道へと変化します。
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道にはこんなに大きな霜柱が立っています。こんな大きな霜柱をざくざくごりごりと潰しながら前に進んでいきます。
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カラマツの広場にある休憩舎から奥多摩方面を望みます。景色はよくありません。ここまでで、約1時間です。
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しばらく、こういった厳しい登山道が続きます。
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それにしても、頂上はすぐ目の前に見えているのに、なかなかたどり着きません。急勾配なので、ぐるりと一周するように登って行くのです。ぐんぐん進むと疲れてくるので、ギアを1速に入れるように狭い歩幅でゆっくりと前に進みます。

頂上へ到着

頂上のためには避難小屋があり、休憩ができます。汲み取り式トイレもありますが、標高が高いと微生物が分解できないため、トイレットペーパーは使用後にゴミ箱へと捨てます。もちろん、手を洗うところはありません。
やがて、さらにきつい階段へと変化しました。けっこうこれが身体に応えます。
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水晶の結晶みたいな霜柱。
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そして、ようやく頂上へ到着。眺めはよくないので、あまり実感がありません。
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ずっと厳しい上りで、全身汗びっしょり。でも、ちょうどこのときは太陽が雲に隠れてしまい、頂上はひんやり。こういうとき、バーナーとクッカーがあれば温かい料理で身体を温められるのに。いつか買おうかと思ってけど、今すぐほしくなりました。

山を下る

やっとの思いで登った頂上は、見晴らしが悪い上に日差しが薄くて寒いので、ちょっと休憩してすぐに下山することにしました。下りは、奥多摩湖方面へ向かいます。

少し降りたところの見晴らし台のところまで来ると、奥多摩・秩父方面の山々が見渡せるようになりました。
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尾根沿いのルートを奥多摩湖方面に向かったあと、今度は落葉樹の広場に向かうルートで駐車場まで戻ることにします。このルートは、体験の森の中心部を通るので、ショートカットする感じになります。
落ち葉と雪で、登山道がよくわからない急斜面を、そっと下っていきます。
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さらに、こんな細い道も通ります。地図上ではショートカットになっていますが、うねうねうねっている上に細い道なので、時間がかかります。だったら、体験の森を外周するように巡っている登山道を歩いたほうがよかったのではないかと思ったけど、もう遅い。

それにしても、落ち葉と雪を踏みしめているといつのまにか踵の上のほうが泥と雪にまみれてきてグシャグシャです。靴の中にも容赦なく入ってきます。これは、カバーか何か必要だな。

ところどころ、雪の積もっていない部分もあります。
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なんかもう、ずっとこんな調子です。
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活動の広場を経て、ようやくさっきの舗装された林道に到着。このまま林道を下れば、20分ほどで駐車場へ到着です。
ですが、このまま降りるのもおもしろくないので、今度はまた登山道で下ることにします。

登り切ったところでがツガの木広場というところで、こんなかわいいツガの松ぼっくりがあちこちに落ちていました。
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こっちの登山道は標高も低いので雪は積もっていなかったのですが、それでも勾配がきついのでいい加減膝が痛くなってきます。やっぱり、素直に林道にしておけばよかった〜。

40分位でようやく栃寄森の家に到着。やっぱり、中途半端な雪道は泥だらけになります。さすがに、このままでは車に乗れません。ちょうど靴の泥汚れを落とすマットがあったので、がりがりと汚れを落とします。

約4時間で車へと到着。山登りお疲れ様でした。

おうちに帰る

途中、おそばやさんを見つけたので、海苔の乗った花巻そばを注文。やっと芯から身体が温まりました。メリノウールと重ね着のおかげで身体の表面は汗をかくほどの暑さになります。でも身体の芯は冷えるので、山登りには温かいご飯が必要です。

ご飯を食べたあとは、一直線に家路へと向かいます。時間はすでに15時を回っていて、ゆっくりしていると帰宅ラッシュに巻き込まれてしまいます。
2時間以上も運転していると、疲れがピークに達してきて睡魔が襲ってきます。登山後の運転はかなりきついです。それでも、行きよりも早い3時間でなんとか駐車場へと帰還することができました。

運転お疲れ様でした。

おさらい

都民の森の場所
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奥多摩都民の森(体験の森)で歩いたルート。オレンジが上りで、水色が下りです。
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記録

  • 開始時刻 10:06
  • 終了時刻 14:06
  • 所要時間 4:00'
  • 距離   13.09km
  • カロリー 371kcal
  • 今回は、そこそこ距離を歩いています。標高が高いのでカロリーも倍は使っているはずです。

2 Comments

そらいろくらげ

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kenzoさん
いらっしゃいませー。そうなんですよ、都民の森と言っても奥多摩と檜原の二箇所あるんです。
陣馬山は楽しそうですね。近いうちに登りたいです。
膝対策はなんとかしなきゃですね。サポーターかテーピング覚えようと思っています。

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kenzo

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お疲れ様でした!
kenzoが行った都民の森、どの辺りなのかさっぱり???と思ったら奥多摩都民の森と都民の森は場所違うですね!?
檜原だったか…
ちなみに陣場山、途中に茶屋が多いらしく、道中温かい食べ物には困らなそうです(笑)
膝は気をつけてくださいね。
kenzoサポーター買いました。

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