そらいろくらげが浮き輪で海に浮いているイラスト

黄金町パフィー通りの成果展

昨年10月、『横浜黄金町パフィー通り』という小説を舞台化した、『黄金町パフィー通り』の照明を担当しました。

舞台化するにあたり、黄金町で実際に活動しているアーティストが、宣伝美術、イラスト、舞台美術、エンディングとオープニングのパフォーマンスビジュアルで参加。今までにない取り組みに加わり、会場は通常の劇場と違いコンクリート床で全面が木製パレットで覆われているホールのため、それはそれは苦難の日々でした。そうした背景もあり、今回黄金町のギャラリーで展覧会を行うことになりました。

黄金町パフィー通りとは

黄金町は、京浜急行の日ノ出町と黄金町の中間にある街です。元は問屋街でしたが、阪神大震災をきっかけに行われた高架下耐震工事を行った直後に特殊飲食店が急増。ちょんの間として有名になりました。そこで、耐えかねた住民が街を取り戻すために立ち上がります。

パフィー通りとは、実際にあったお店の名前で通りの入口にあったため、いつしかパフィー通りと呼ばれるようになりました。
パフィー通りと言われた通りは、現在は高架下と特殊飲食店のあったちょんの間の建物にアーティストが住んでいて活動をしています。

展示の一部を紹介

タイトルロゴ

タイトルロゴは、アーティストの秋山直子さんが作られたものです。
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桜の木

大岡川沿いに植えられている桜の木は、舞台の中心に設置されて作品の象徴となっています。彫刻家の山田裕介さんの作品です。実は白い箱のなかに入っている木肌はいろんな廃棄物をモルタルで固めたもので構成されています。
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実際には舞台上で桜の花のプロジェクションマッピングを投影する予定でしたが、機材トラブルにより断念。もともと桜の木全体を当てる予定でいた、LED照明で葉や花を表現しました。
本番が終わってから3ヶ月経ち、ようやく映像と桜の木のコラボレーションが実現しました。

うんこ

黄金町は、ちょんの間と呼ばれてからアーティストの街となってからもしばらくは犬のうんこが散乱していました。割れ窓理論のように、この街では処理しなくてもいいと思われていたのです。
実際に、作品の中では何度か主人公がうんこを踏んだり、うんこの上に尻もちをするシーンが描かれています。いわば、黄金町の象徴です。このうんこは、現代美術家の岡田裕子さんが作成しました。
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多摩美生の衣装と作品

今回、岡田さんが講師を勤めている多摩美大生が大岡川でカヌーを漕いでいるアーティストという役柄で5人参加しています。こちらは、その一部です。もっと印象的な巨大牛乳パックやぶら下がっている枝豆がくっついた衣装もあります。
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交番

黄金町の住民が立ち上がった際に、強力な味方になったのが警察でした。作品の中では、交番内の様子も描かれています。
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原作者の机と裏話

原作者の阿川大樹さんは、大学時代に野田秀樹と夢の遊眠社を立ち上げた頃、舞台音楽の作曲をされていました。今回は、原作者だとしてだけでなく作曲者としても参加されています。作品に欠かせない印象的な音楽です。
この展示では、阿川さんが作曲している風景を再現しています。
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回りには、多摩美大生がカヌー衣装を作るまでの工程を岡田さんが回想する形で描かれています。他にも、裏話的な話がちらほらとあったりします。

それと、舞台にも出演したイラストレーターのイクタケマコトさんが本番中や仕込み中、楽屋の風景などを描いたイラスト作品も展示されています。かわいらしい絵柄にほっこりですが、視線は意外と鋭かったりします。

作品のDVD上映

パフィー通りってどんなお話?っという方のために、DVD上映もしています。2時間以上なのでちょっと長いですが。
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思った以上に内容盛り沢山な展示会で、驚きました。ちょうどこの日はオープニングパーティが行われていた日なので、お酒をガブガブ飲んで、スティックサラダをもりもり食べて、岡田さんのアトリエに2次会で雪崩れ込んで終電逃しました。

今月31日まで開催中です。場所や時間など詳しくは、サイトをどうぞ。
『帰ってきたパフィー通り』展

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