技術職員研修を受ける研修生くらげ

文化庁・社団法人全国公立文化施設協会
「平成19年度文化庁委嘱事業 第1回関東甲信越静ブロック技術職員研修会」@神奈川県立青少年センターホール

先月、上司から渡された3枚の紙。この研修会についての要項を、館長から渡されたようです。
「こういうのは本当は会館職員が参加するべきなんだけどな。まあ、館長から言われたんだから仕方がない。行って来てくれや」と上司。
くらげ「へ~い」
そんなわけで、参加してきました。

講義の内容

講義は、講師は芝居からコンサートまで幅広く手がける照明会社、Creative Art Thinkの田中さんによる「新機材の可能性と扱い」と、県民ホール館長の大野さんによる「舞台の安全管理について」です。
新機材については、やはり”DMX512″と”LED”についての話でした。
アナログなホールから、突如デジタルな劇場に訳のわからないまま飛び込み、一変してアナログな劇場で今に至るくらげにとって、久しぶりに触れる”DMX512″は、やはり難しかったです。でも、あの時わからなかったことが少しわかるようになりました。

最近じゃ、DMXは無線化してきて機材も安価になってきている上、ネットワーク経路にイーサネットが普及してきているようです。
改修によってDMX回線を新設する予定だったくらげホールですが、新ホールが建設される頃にはDMXとイーサネットがどこまで進化しているか気になります。

LEDについては、とても気になる機材です。最近じゃアンバーのLEDも開発されて、色の変化が多彩になったようです。照度が足りない問題に関しては、レンズの改良によって克服されたようです。
LEDに関しても、今後どこまで普及して機材が安価になってくれるか、気になります。

講義から一時間経った頃、10分休憩となりました。

後輩との遭遇

そこで、8年ぶりに演劇部の後輩と再会しました。後輩ですが、小屋付き歴10年の先輩です。彼も、西湘地区にある常駐一人の小屋でいろいろ苦労しているようです。人手不足と予算不足はどこも共通の悩みです。
そして講義再開。

Comosについて

それからやっぱり話に出たのが、”Comos”(調光卓で作成されたデータの国産共通フォーマット)です。
Comosは照明のデータを記録するためのデータ形式です。データ修正は、NEC PC-98でしかできなかったのですが、”Comos Project”、もしくは”Comos Editer”というソフトが開発され、ついにWindowsでもできるようになったようです。

そして、Comosに代わるデータ互換規格、”JASCII”については、どこまで普及するかが問題のようです。
うちの調光卓は、Comosなんてものが存在しないころに生まれたものです。うちの子が壊れて交換するころには、どうなっているか気になります。それでも、調光卓を交換してComos対応になったからってわざわざPC-98をNECに作ってもらうなんてことはないようなので安心しました。

県民ホール館長による講義

そして、次の講義は県民ホール館長による講義です。
この方は長いこと現場にいた方で、とてもためになる話でした。うちの会館職員に耳かっぽじって聞かせたいことばかりです。
他の会館は事務や財団の管理の方まで来ているところがあると言うのに。

改修された青少年センターについて

その後、改修した青少年センターのホールについて、解説がありました。
ここは、2年前に大改修を行なってきれいになったのですが、以前は築年数が40年近く経っていることもあり、著しい老朽化に見舞われていました。そこで、躯体を残しての設備大改修となったのです。上手フロントにあった調光室が客席正面に移設。シーリングの増設、DMX512回線の新設、床の張替え、映写機の廃棄、客席の交換、客席数の削減などなど、くらげホールが行なおうとしていた改修内容をほとんど行なっていました。

はぁ~・・・羨ましいε=(-。-;)

それでも、改修がうやむやなまま始まり、利用者の意見があまり反映されず、技術側の意見も採用されないまま改修が始まり、某エレベーター会社の事故と重なって搬入エレベーターの仕様が完成間近になって変更されたりと、裏の諸事情もあって苦労されたようです。

研修を終えて

その後は、改修されて演劇の公演にも使える多目的プラザと練習室の見学をして終了となりました。
時代に取り残されて行くくらげホール。そして、舞台全般に対する技術の進化の行く末は一体どうなるのでしょう。もう、知識だけで付いていくのに精一杯です。

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