大阪で途方に暮れる

関西に漂着して三日目です。
昨日、調子に乗って泡盛を一本近く開けたくらげ。二日酔いはありませんでしたが、さすがに朝食は食べることができませんでした。

一日目:大阪で6年ぶりの再会
二日目:大阪で食い倒れるくらげ

外は雨が降っていて身体は重く、気付けば昨日の夜持って出掛けたはずのお風呂セットがありません。どこかに置いてきてしまったようです。

そんな中、ホテルに籠っていてもつまらないので、重たい身体を引きずって出掛けることにしました。
とりあえずは、地下街を通って銀行探しから始めます。今日は待ちに待った給料日。お財布の中はすっからかんなので、まずはお財布を満たさないと何もできません。

残高240円、所持金1000円

くらげの金庫であるみずほ銀行を探して地下街を1時間近く彷徨い、ようやくみずほ銀行を発見。
ああこれでやっとお出掛けできる。とりあえずは5万円下ろしておこう。

・・・ところが。
残高不足で、お金を引き出すことができません。念のため、残高照会をしてみると、残高は240円。

ええええええええええ~~~~~~!!!!!??????

何と、給料が振り込まれていないのです。しかも、今日は10日の土曜日なので、今月は昨日の9日に振り込まれているはずなのに空っぽなのです。
目の前が一気に暗転になりました。BGMには『トッカータとフーガ』が流れています。
重たい身体を引きづり、とぼとぼと地下道を歩き出すくらげ。

・・・どうしよう・・・。

財布の中身は、夏目さんが一枚。時間はお昼の12時を過ぎ、お腹がぐうぐう催促します。仕方ないので、モスに入り、サウザン野菜バーガーとウーロン茶を注文。食べている間、会社の人に確認のメールを送り、念のため後輩にも聞いてみました。

でも、誰一人返事をくれません。
しばらくしてモスを出てまた一人、とぼとぼと地下道を彷徨うくらげ。途中ブックファーストで立ち読みして時間を潰し、それでも時間が余ったので仕方なくホテルに戻ることにしました。

昨日紛失したお風呂セットを捜索

途中、昨日寄った手羽先屋さんに立ち寄り、昨日落としたお風呂セットの捜索をすることにしました。
しかし、店主のお兄さんに聞いても忘れ物はなかったのことなので、今度は沖縄料理屋さんに立ち寄って聞いてみました。

すると、まだ掃除をしていないのでわからないが、見つかり次第連絡をくれるとのことだったので、携帯番号を教えて店を後にしました。
そのまま手羽先屋に戻ってなかったと言うと、親身になって心配してくれ、昨日来た人にも聞いてくれると言うので、またあとで立ち寄ると伝えていったんホテルに戻りました。

しかし、ホテルに戻っても何もすることがありません。疲れきった身体をベッドに横たえ、テレビを見ながらだらだらと過ごすくらげ。この先のことで頭はいっぱいです。ホテル代は先払いだったものの、新大阪への切符代と新幹線代はどうやって工面しようか。ぐるぐるぐるぐる頭がいっぱい回転しています。

給料の振り込みは12日と判明

夕方、ようやく会社の人から連絡が来ました。振込が金曜日の15時過ぎになってしまったので、振り込まれるのは12日になるとのこと。くらげが帰る予定日は11日です。一日延ばすわけにもいきません。
しかし、その後は朗報が来ました。
沖縄料理店から、忘れ物の袋が見つかったと連絡が来たのです。これで、少しだけ気が楽になりました。でも、危機的状況は何ら変わりません。

悩みながら一眠りし、夜になりました。
辺りは真っ暗。気分も真っ暗。雨はまだ降り続いています。このままではどうしようもないのでとにかく何とかしようと思い立ち、ホテルを出ることにしました。

まずは、親身になって心配してくれた手羽先屋さんへ報告です。見つかったことを伝えると、自分のことのように喜んでくれました。本当はここで食べて飲んでホテルに戻りたいところですが、それどころではありません。
まずは、くらげの持っている銀行のATMカードで手当たり次第残高を調べるべく、コンビニを探しましたが、中々コンビニが見つかりません。やっとあったと思ったら提携先の銀行がなかったり、やっと見つけたものの下ろせる残高は入っていなかったりと散々に終わりました。

兄ちゃんを頼る

途中の沖縄料理屋で忘れ物を引き取り、ホテル近くのコンビニでカップ焼きそばを一個買い、部屋ですすることにしました。
気付けば、時間は夜の9時を回ろうとしています。ここでようやく決心が付き、兄ちゃんを頼ることにしました。実はずっと悩んでいたのです。

意を決して治療院に電話すると、まだ仕事中とのこと。しばらくしてかけ直してくれました。
事情を話すと、「そんなん、遠慮なくさっさと電話してきてくれてよかったんやで。こっち来たときくらい俺を頼りな」と言われ、思わず涙ぐむくらげ。

そして、まだ電車賃くらいは残っていたので、くらげが兄ちゃんち近くまでいくことになりました。
兄ちゃんと会った後、すぐに奥さんもちょうど仕事が終わって駅を出てきたところだったので、3人でご飯を食べに行くことになりました。

おいしい居酒屋さんでしっかりとごちそうになり、お金も借りることができて、ようやく心もお腹も満たされました。で、結局終電を逃してタクシーでホテルまで帰りました。
こうして、大阪人の優しさに触れた一日でした。

四日目:京都を経て東京へ

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