そらいろくらげが浮き輪で海に浮いているイラスト

大学生たちの英語劇ミュージカル【MP2016】

去年おととしと公演で関わった劇団は、元々大学で英語劇をやっていた学生が立ち上げた劇団です。
今回、その大本となった東京学生英語劇連盟(Model Prodacution)の公演があるため、参加する学生さんに誘われて観に行くことにしました。

Model Productionとは。

Model Production(東京学生英語劇連盟、以下MP)は、1967年、ブロードウェイでの舞台経験をもつフルブライト交換教授、故Richard A. Via 氏の指導のもと、 “演劇を通じて英語を学ぶ” という理念に基づいて設立されました。 その後はVia氏の推薦によりアメリカのプロ俳優養成学校で演技を学んだMP第1期生である奈良橋陽子氏によって理念が継承され、現在に至ります。 MPは加瀬亮、川平慈英、中村雅俊、藤田朋子、別所哲也、そして故 今井雅之、塩屋俊など、多くのプロの俳優を輩出していることで知られています。
 MPのキャスト・スタッフは、オーディションから日々の練習まで 全ての活動を英語で 行っています。 これは単に演技力の向上を目指すだけではなく、English Through Drama のメソッドを徹底し、コミュニケーションの手段としての生きた英語を身につけることを目指しているためです。 また、大学や年齢が様々であるメンバーが一致団結して、3カ月間という短い期間内で舞台を作り上げていくことも特徴です。 近年では毎年約100名の大学生が参加し、最高の公演を実現すべく日々練習に励んでいます。

毎年5月の公演に向けて、2月くらいから集まります。役者はもちろんのこと、舞台・音響・照明・大道具などのスタッフセクションも、学生たちで仕込みからオペレートまで行います。
参加条件は、学生であることです。学生なら大学生でも専門学生でも問わないとのこと。

くらげも、学生のときに携わってみたかったのですが、東放学園ではまったく英語劇連盟の存在なんて知らなかったです。

客席にひしめく観客たち

英語劇なんてそれほど客はいないだろうと思っていたのですが、世田谷線の駅からすでに観客であろう学生たちが、うようよと世田谷区民会館に向けて歩いています。
世田谷区民会館は1200の客席を有する広いホールですが、くらげが着いた開演15分前にはほとんどの客席が埋まっています。漏れ聞こえてくる話を聞いていると、先輩や友人に誘われたりした学生たち、以前関わった学生たち、そしてOBやOGに至るまでさまざまな形でこの公演を観に来ているようです。

開演するまで、パンフレットを読んでいたのですが、英語劇とあってパンフレットの言語を占める割合は、日本語4割に対し、英語が6割。関係者挨拶なんかは英語なので、さっぱりわかりませんでした。

そして開演

この公演は英語劇連盟による英語劇ですし、わかってはいたけれどやっぱり台詞は始終英語なわけでして。
パンフレットには、詳しく作品のあらすじが日本語で記載されていますが、あえて読んでいません。

英語はさっぱりなくらげでも、なんとかかろうじて単語を拾い集めてみて、こんな感じの内容かなって感じで観ていました。

あらすじ

―とある町のとある地区。過去に多くの俳優が舞台を踏み、栄華を極めたその町唯一の演劇場があった。そこへ密かにその劇場に足を踏み入れる3人の学生、Ray、Pip、Charlie。演劇に興味のある3人はその古びた劇場に住み込む不思議な住人、Caretakerと出会い、演劇の基礎の教えを乞う。しかし、ある日Rayの父親であり、劇場の経営者のNobackから企業による劇場の買収決定と廃館の知らせを受ける。そしてその知らせを聞いた3人は劇場の歴史と自分達の舞台への愛を背負い、廃館前に最後の公演を行うことを提案する――。
果たして彼らは無事最後の公演を成功させ、栄誉ある劇場の最後を飾ることはできるのか?そして劇場経営者であるNobackの過去は…?劇場に住み込むCaretakerの正体とは…?
古き良き劇場を舞台としたModel Production 50周年企画のオリジナルストーリー。
(MP16特設サイトより)
今回は、MP50周年ということでスティービー・ワンダーが曲を描き下ろしてくれたそうです。

感想

セットは、舞台間口いっぱいに壁が後方に設置され、上手には階段があります。そして、下手奥にはミュージシャンたち。生演奏ミュージカルとあって、ミュージシャンも音大や芸術大学などから集まった学生たちで構成されています。

曲は、スティービーの作った曲とあって、かっこいい曲からしっとりした曲までいい音楽がいっぱいです。
照明は、ピンスポットも学生たちで操作しています。時折「あっ」と思うようなところもありますが、暗転ピン抜きや薄暗いところでの光量を落としてのフォローなどよくここまでやるなっていう操作もあってなかなかの腕前です。

そして、ステージではSSの色替えもやっているようです。
それにしても、ここまでずっと英語を聴き続けていると、だんだん英語がわかるようになってきた・・・わけではなく、そのうち脳みそが拒否を始めます。二人だけの会話のシーンが続いてくるとこう、だんだん聞き取る能力が低下してきて英語が記号化し、意識が遠のいて目の前が徐々に暗くなってくるわけですよ。
そのあとの歌のシーンでなんとか持ち直しましたが、途中少し意識が飛んでいました。
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物語は大団円で終わり、最後はMP歴代の作品に使われていた曲や、どっかで聴いたことのあるミュージカルナンバーと共に、舞台を所狭しと踊って歌いながら幕が降りました。

中にはミュージカルどころか演技すら初めてという学生がいる中、たった3ヶ月だけでよく仕上げたなと感心するばかりです。想像していた以上に、素晴らしい舞台でした。



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  1. ゆうき より:

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    せ、世田谷区民館って1200人も入るんだ!!いつもスクエアの前を世田谷区民館行きのバスが通ってて、めっちゃ小さい公民館的なのを想像してた・・・

  2. そらいろくらげ より:

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    ゆうきさん
    いらっしゃいませー。
    私も、同じく小さな会館だと思ってた。古き良き時代のホールといった感じで建物も非常に古く、舞台前のSSに使われている機材は昔のC-8でした。たぶんまだ機材はぜんぶ古いのではないかと。ちなみに、管理はS社。

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