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カーシェアリングでドライブ中にタイヤがパンクして一人で修理した話

夕日に染まる富士山と山中湖を撮りたくて、カーシェアリングで山梨方面まで走ることにしました。

車種は、SUZUKIのソリオ。普通車です。車高とシートが高いため、背の小さい人には運転しやすい車です。

15時過ぎに車を借りて、山梨方面に向けて出発です。

山中湖でほうとうを食べる

暗闇の国道413号線をひた走り、山中湖に着いたのは19時前。湖は真っ暗で何も見えません。
この時間の山中湖は、気温が-2度。寒いので身体を温めるために、小作山中湖店でほうとうを食べることにします。

頼んだのは、鴨肉ほうとうです。

すっかりお腹満足で身体も温まったので、これより家路に着くことにします。

タイヤがパンクした

帰りのルートは、山中湖から南下して御殿場市内で246号線に出たあと、東名厚木ICで高速に乗ることにしました。順調にひた走り伊勢原市内に入ったところで、ふと車の異変に気付きました。

走っていると、後ろから何かバタバタというような異音が聞こえてきます。どこかで停まって確認しようとしたその瞬間、バスンという音がして走行が急に不安定になりました。
すぐさま、近くのマックの駐車場に避難し、タイヤを確認。すると、助手席側の後輪タイヤがぺしゃんこになっていました。

タイムズカープラスに電話して、状況を伝えます。

くらげ 「パンクしたのですが、どうしたらいいですか?」
担当者 「方法としては、パンクを修復して自走で借りた駐車場に戻っていただくことになるのですが、その場合は返却された時間が利用時間となります。修復が不可能が場合はレッカー車を手配いたしますが、その場合はこのお電話をいただいた時点で利用時間は終了とさせていただきます」
くらげ 「修復方法を教えてください」
担当者 「まず、後部のトランクを開けて頂き、その下を開けていただきます」
くらげ 「あ、その下にスペアタイヤが入っているんですね」
担当者 「いえ、今の車はスペアタイヤが装備されているのではなく、修復キットを使っていただくことになります」

修復方法を教わり、さっそくタイヤの修復に取り掛かります。

タイヤの修復作業をする

あいにくライトを持っていなかったため、薄暗い中での作業です。

車をジャッキアップする

まずは、ジャッキを取り出して車をジャックアップします。このジャッキを取り付ける場所がわかりにくいのですが、車の説明書でしっかり場所を確認しながら取り付けないと傷が付くだけでなく不安定になるので危険です。

コアバルブを取り外す

プラスチックボトルに入っている白い液体を取り出します。ボトルが入っている袋には、黄色い部品が入っている小袋があるので、その中から黄色い矢印みたいな部品を取り出します。
この部品はコア回しといい、タイヤバルブの内部に装着されているコアバルブを取り外すものです。

コア回しを回して慎重にコアバルブを取り外し、なくさないように小袋にいれておきます。

修復剤を注入する

修復剤をよく振り、キャップを外して注入チューブを取り付けます。アルミ蓋が付いていますが、そのまま装着して大丈夫です。
チューブをバルブにしっかり修復剤は粘着性のあるゴム材なのでしっかりボトルを押して注入していきます。

しっかり注入しないと、こうなります。

注入後は、チューブを抜いてコアバルブをしっかりねじ込みます。

エアーコンプレッサーで空気を注入する

10分待ってから、エアーコンプレッサーを取り付けます。電源はシガーライターソケットに差し込み、もう片方はバルブにねじ込みます。

キーを回してACCにするか、電源ボタンを押して車の電源を入れます。かなり動作音がします。

エアーコンプレッサーの電源を入れて昇圧させます。10分ほどかかりますが、10分以上作動させると故障の原因になりますので注意してください。

詳しくは、下記動画を参照してください。


以上の方法で作業し、ジャッキを降ろしたところ再びぺしゃんこのタイヤになったため、修復を諦めて再びカープラスに電話。レッカー車を呼んでもらうことになりました。

レッカー車到着

このときすでに時間は22時前。レッカー車が到着するまでは40分かかるとのこと。
レッカー車が来るまで車の中で暖を取ったり周辺を散歩したりして過ごしていると、ようやく待ちに待ったレッカー車が到着しました。

作業員の方に見てもらうと、タイヤにぐっさり刺さっている物体を発見。お前が犯人かー!

もう一度昇圧作業をしたものの、やはりぺしゃんこのままで変わらないため、何箇所か穴が開いているのではという結論に至りました。
しかし、あとでコアバルブを戻し忘れていたということに気づいたのは内緒です。ええほんとすみません。

車を引き渡し、書類にサインをして完了です。
ちょうど小田急線の伊勢原駅まで歩いていける距離だったため、終電で無事に帰宅することができました。

パンクの際の補償について

タイムズカープラスを利用した場合、レッカー手配はタイムズカープラス専属のレッカー業者になるため、カープラス側で手配してくれます。
また、費用に関しては予約の際にTCP安心補償に加入していたため、レッカー費用は掛かりませんでした。

TCP安心補償は、加入料金の309円を支払うだけで事故を起こした場合のNOC2万円から5万円、パンク、バッテリーあがり、キーのインロック、ガス欠などの実費及びレッカー搬送台がすべて免除となります。なので、何かあったときのために借りるときは必ず加入しています。

また、レンタカーを借りる際に少しでも料金を安くするために免責補償の1,000円を付けるかどうかで悩むときもあるのですが、免責補償も入っておいたほうが絶対にあとで後悔しません。自損事故というのは、ほんの些細なことで発生します。

今回は、補償に助けられました。補償、大事です。

修理剤について

今回パンク修理してみるまで知らなかったことがいろいろありました。今までずっと車のトランクにはスペアタイヤが装備されているものだと思っていたのですが、近年スペアタイヤの装備は義務化ではなくなったため、車両の軽量化や居住スペースの充実化のためにオフロード系以外は非搭載が増えているようです。

スペアタイヤに変わり、トランクの下には修理剤とエアーコンプレッサー、ジャッキとスパナが装備されています。
パンク修理剤は、使用期限が2〜3年ほどで買い換えないといけません。マイカー所有の方はすぐに期限を確認して切れていたら買い替えてることをおすすめします。

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