大正琴の仕込み現場

久々に、個人受けで現場に出てきました。

場所は、千葉県のとある小屋。発注元は、千葉県の元小屋付きさんです。

今回は、元小屋付きさんの師匠がプランする大正琴発表会の仕込みです。仕込み要員は、くらげと元小屋付きさん、元小屋付きさんの知り合いのフリーの女性です。そして、舞台設営で照明の女の子と専門学校が同期の同じくフリーの女性もいます。
それと、音響さんも業者が入ります。
本日は、このメンバーで仕込みをします。

師匠から手書きの仕込み図が渡され、軽く打ち合わせをします。そして、搬入口のシャッターが開き、さっそく仕込み開始です。

サスは他の人に任せ、くらげはまず色作りです。色は小屋から大判を買い取るので、まずは色をもらって切っていきます。くらげだけでは手が足りないので、大正琴の家元と高校生のお孫さんも手伝ってくれます。
最初は、こんなにこき使っていいのかと思っていましたが、どうやら家元は師匠の奥さんで、高校生の子は自分の孫のようです。

切ってはシートに入れ、枚数を数えてああでもないこうでもないとやっているうちに、舞台ではどんどんサスの仕込みが終わって色を催促されます。
なので、出来た色からくらげはどんどんサスの下に置いていきます。

サスの仕込みが終わったところで、舞台設営に移ります。

舞台上は、一番前にテーブルを並べ、その後ろに箱馬と平台で山台を作り、その後ろに今度は開き足を置いて山台を作ります。

くらげホールに来てからというもの、箱馬は単なる仕込み用の踏み台としてしか使わなくなり、平台を使うこともなくなり、尺貫法を使うことがなくなりました。
なので、ここで平台や開き足を使ってここは尺4寸でうんぬんという言葉が、とても新鮮に感じます。

ここでも高校生のお孫さんと一緒にせっせと山台を組んでは、つかみを入れていき、舞台は完成しました。

そして、休む間もなく舞台周りの仕込みです。その間に、師匠とフリーの方はサスと前明かりのシュートです。

舞台周りを仕込んでいて、久々の機材とご対面。サーチで使う、ITOです。ITOなんて、今より1センチ身長が低かった高校時代に、部活で買ってピンスポットとして使ったり、定期公演で会館のを使って以来です。

そう言えば、ホルダーにこんな押さえるのがあったなと思い出しながら種板を入れ、そう言えばここを緩めてフォーカスいじったなと思い出しながらシュートをします。

それからもう一つ、初めて触った機材があります。それは古くて思い昔のエリスポです。くらげは、これまで一度も触ったことがないのです。
あれ?これどうやってフォーカス合わせるの?と、スルメイカ氏に聞いたら、「そんなエリスポ知らない若い人のふりしないでよ」と言われました。

シュート中、舞台ではすでに大正琴が並べられています。そして、舞台前では太鼓が並べられ、お嫁サンバのメロディに合わせて演奏の練習がどんどこどんどこと始まっています。

調光卓にはお孫さんが着き、こちらの指示を調光室に伝えるためにインカムをしているのは家元です。とことん旦那に使われています。

どたばたと仕込みとシュートは続き、20時を回ってようやく落ち着きました。
これでやっと、休憩ができます。

家元に飲み物をいただき、飲みながら師匠と少し話をすることをできました。

「きみはどこの人なんだ?」と聞かれ、ほにゃらら照明です。と答えると、「お~、そうなんだ。○○ちゃんは元気か?」と会長のことを知っていました。
ちょっと年配の照明さんと話すと、たいがい会長は元気か?と聞かれるので、つくづく、ほにゃらら照明は会長の顔でもっていたんだなと実感します。

休憩中、くらげはいないのに明日の打ち合わせに参加し、それから作業再開です。

袖を這うコードを養生するために、養生マットを借りてコードを養生したところで、今日の作業はおしまいです。

このあとは、お待ちかね。お酒の時間です。

おいしいという焼き鳥屋に向かい、鳥をつまみながら酒を流し込みます。
フリーの女性二人に話を聞いてみると、会社を辞めてフリーになったものの、まだ収入が安定せず、フリーの照明というよりフリーターと言う状態のようです。
それを聞いて、大変だなと実感しました。

そんなこんなで話をしているうちに、時間は23時を回ろうとしています。これからまた、遥か千葉から東京の端っこまで帰らないといけません。

家の近い人と今日は近場に泊まる人がのんびりと飲んでいる中、くらげは「何かあったらまた呼んでくださいと」営業をして、はるか東京の端っこへと帰りました。
こうして今日は、久々の現場で何とか仕事はできました。次もがんばります。

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