海外旅行初心者のくらげが、台湾を味わいつくす旅の2日目その1です。
今日は新竹(シンチュウ)方面へと向かいます。
前日のお話: 台湾を味わい尽くす旅・1日目【台北観光】
新北市板橋(シンペイ市バンチャオ)の今日の天気は、朝からあいにくの雨です。
このホテルの立地はMRT新埔駅の入り口まで数メートルしか離れていないため、走れば濡れずにMRTに乗ることできます。
さて、まずは朝食といきましょう。
2階のレストランに入ると、ウェイトレスから何やら聞かれました。どうも卵の焼き方を聞いているようですので、「スクランブルエッグ」と答えます。
では、優雅に朝食をいただくとしましょう。
朝食は台湾料理と洋食が入り混じって置いてあります。周りは東洋系や西洋系の方々がいて中国語や英語が聞こえてきますが、日本語はまったく聞こえてきません。
ただし、BGMはジブリのオルゴールバージョンでした。なぜここでトトロを聞かなければならないのだ。
新幹線とバスを乗り継いで北埔老街へ向かう
今日は、北埔老街(ベイプーラオジエ)というところで古い街並みを見ながらノスタルジーに浸りつつ蕾茶をいただきます。
北埔老街は、中国ユダヤ人と呼ばれる客家(ハッカ)の多く住む古い街並みです。こういった清朝もしくは日本統治時代に作られた古い街並みのことを老街(ラオジエ)といいます。
北埔老街までは新幹線で新竹まで行き、新竹からバスで向かいます。
まずは、板南線で板橋駅に出て、新幹線の切符を購入します。窓口もありますが、券売機もあります。
券売所から改札までは数百メートルくらい離れているので、ギリギリで券を購入するとダッシュする羽目になります。
こちらが新幹線。台湾高鉄(THSR)です。
中は日本の新幹線のような感じ。
30分ほどで新竹駅に到着。新竹までは板橋駅から290元(約1047円)です。
台北方面は朝から雨模様でしたが、新竹まで来るとすっかり晴れていて、外はムシムシとしていて台湾独特の蒸し暑さです。台湾に来て初めての青空を見ることができました。
この「新竹」という名前に見覚えのある方もいると思いますが、新竹はビーフンの産地です。ちょっと駅から離れると、周辺は田んぼだらけです。
駅の東側は閑散とした感じに見えますが、反対の西側は高級マンションが何本も生えていて、建築中のマンションやビルも多く見られます。
駅構内には見たことのあるコンビニがあります。
ここではこんなものを買いました。日本で買うものよりまろやかな匂いですが蚊に刺されによく効きます。
ここから獅子山線のバスに乗って北埔老街に向かいます。
バスに乗ると、100元(約361円)でフリーパスが購入できます。
スイカが売っています。でかいです。
日本の古いトラックとスクーター。ノスタルジックな現像してみた。
スーパー。
北埔老街で観光
40分ほどで、北埔老街に到着です。今日は日曜日とあって、市場があちこちで開かれています。
三十九号北埔擂茶で擂茶を味わう
擂茶はレイチャと読みます。早期の客家(ハッカ)人の飲み物の一つで、健康飲料として飲まれており、お客へのもてなしとしても出されていました。
擂茶の「擂」は擦るという意味で、茶の葉、落花生、ゴマを炒めたあとすり鉢で擦って糊状にし、熱湯を注いでから炒り米を入れて飲みます。
店内は多くの観光客で賑わっています。
店員さんから英語で説明を受けたあと、さっそく作業開始です。
まずは、ひたすらこするようにして擦っていきます。叩くとすり鉢が割れる恐れがあるため叩いてはいけません。
3人で交代しながらひたすら擦っていきます。これ、一人旅だときついな。
ペースト状になったら、最後に青大豆のきなこを入れてまんべんなくかき混ぜます。
続いて、茶碗に擦ったものを山盛り1杯半入れてお湯を注ぎ、へらでかき混ぜます。
最後に、炒った米を浮かべたら完成です。
擂茶には、もれなく付け合せが付いてきます。ドライフルーツと大豆を揚げたもの、豆腐を干したものです。大豆を揚げたものはスナック菓子の食感、豆腐を干したものはよっちゃんイカみたいな食感です。
あと、きなこもちみたいなもの。
お茶は、1人2杯から3杯は飲むことができます。擂茶の味は、甘くないおしるこのような感じ。
付け合せと一緒に飲んでいるとけっこうお腹に溜まるため、お昼近い時間にも関わらずお腹いっぱいで昼食が食べられなくなりました。
擂茶のお値段は、3人分で350元(約1260円)です。
北埔老街を散策
こちらは、北埔老街の中心部にある北埔慈天宮です。色使いが鮮やかですが、それにしても伝統的な建物に不釣り合いな電光掲示板です。
おもちゃ屋さん。
北埔慈天宮から街並みを眺める。ノスタルジックに現像してみた。
北埔慈天宮の横から路地に入ってみます。
お猫様(おマーオヤン)が涼んでいらっしゃいます。
カメラ目線をいただきました。
レンガ造りの家が印象的です。
大通りに戻って、お土産を買います。
ここ北埔(ベイプー)は柿の栽培が盛んな地域で、おいしい干し柿がたくさん売っています。姜太公柿餅農産商行というお店で何種類か試食させてもらった結果、くらげは筆柿が一番おいしかったので購入しました。
200元(約730円)です。
北埔姜太公柿餅
ヘチマタワシもあちこちで売っています。
予定では、ここで粄條(バンチャオ)というお米でできた麺を食すつもりでしたが、お腹いっぱいなので食べずに帰ることにします。1時間ほど滞在して、バスに乗りまた新竹の駅まで戻りました。
帰りも新幹線に乗って台北駅を目指します。
続きは次回。
次のお話: 台湾を味わい尽くす旅・2日目【淡水観光と台湾茶】
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