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横手駅周辺の観光スポットを巡る【横手滞在記】

秋田県横手市出身の友人と一緒に19日から22日までの3日間、横手市内とその周辺を巡る旅の第三弾です。
最終日の今日は横手駅周辺の観光スポットを車で巡ります。

車は昨日横手駅前で借りたレンタカーの日産DAYZを引き続き利用します。こういうとき、ホテルに広い駐車場があると便利だなと感じます。

20日のお話:家の中に建てられた蔵のある町、横手市増田を訪ねる【横手滞在記】
21日のお話:明治に建てられた劇場、康楽館で大衆演劇を鑑賞【横手滞在記】

横手市民会館で桜を愛でる

まずは、小高い丘の上にそびえる横手市民会館に向かいます。

横手市民会館は、キャパ928席のホールで外観は築年数が40年近く経っている感じがしますが、照明機材表を見ると全回路がDMX対応だしムービングライトも完備しています。機材はマーチンのスタジオスポットです。
いや、別に今日はホール利用ではないので別にどうでもいいんですけど。

ここ一帯は桜の名所でもあり、隣の記念公園も含めてぐるりと囲むように桜の木が植えられています。金曜日に来たときにはまだ三分から五分咲き程度でしたが、昨日からの陽気で一気に桜のつぼみがほころび今日あたりがちょうど見頃になっています。

平和街道からぶどう畑を眺める

由利本荘から伸びている国道107号線は、横手までが本荘街道で奥羽本線を超えると平和街道に名前が変わります。この平和街道は北上市までずっと北上線と並走しています。平和街道をしばらく走ると横手川とぶつかるのですが、この辺りはぶどう農家が多いためあちこちにぶどう畑が広がっています。なので、この平和街道はぶどうロードとも呼ばれています。

また、北上線に乗って横手から北上へ向かいしばらくするとぶどうロードと横手川と並走する場所に出ると一気に視界が開けます。この景色がすばらしいという友人のすすめでその景色を見に行くことにしました。
これがその眺めです。ぶどうロードから撮ってみました。

こちらは線路の向こうの道から、相棒のDAYZともに。

正直なところ、この時期だと感動するほどでもなかったのですが、葡萄の葉が色づいて実のなる頃だと本当に素晴らしい景色が広がっているのだと思います。今度はぜひ秋に訪れてみたいです。

横手城を散策

城好きじゃないと知らないかもしれませんが、横手にもかつてはお城がありました。築城時期には諸説あり、正安2年(1300年)に小野寺道有が築いたとも、応仁元年(1467年)に横手道前(小野寺家家臣)が築いたとも、天文23年(1554年)に小野寺輝道が築いたとも言われています。横手城は比高50mほどの平山城で石垣の代わりに敵兵が登ってこれないように韮を植えた事から「韮城」とも呼ばれていました。
秋田県:歴史・観光・見所|横手市:横手城より抜粋)

現在は横手城二の丸跡に三層の天守閣様式の展望台が立ち、本丸跡には秋田神社、城址南東の一角に本多上野介正純の墓碑があり、北側には平和観音像、赤土広場などがありここ一帯を横手公園と呼んでいます。
駅からは歩ける距離ではないので路線バスか車が必須です。城の近くには沼があり、さらにはスキー場があるあたりが北国な感じです。
公園内はツキノワグマの目撃情報があり、4月22日現在では公園内の一部遊歩道と散策路が立入禁止になっています。

天守閣は非常にこじんまりとした作りになっています。

天守閣より少し下ると展望台になっていて、満開を迎えた桜が咲き誇っています。

ここでちょっと休憩します。こちらは昨日手に入れ損ねたニテコサイダー。ホテルの売店に売っていました。灯台下暗し。
非常に優しい味で炭酸もそこまできつくないのでおいしいです。

羽黒町武家屋敷通り

横手城から見て、横手川の内側が内町として武家町になっていて、羽黒町には中級武士が配置されていました。
現在では、平成13年まで実施された「街なみ環境整備事業」により街並みが整備され、黒塀や植栽などでデザインを統一されています。

ここは駐車できるところがないので車でぐるっと巡ることにします。道はけっこう狭いのですが、こういうときは軽自動車だと楽に通れます。

ちょっと広いスペースがあったので車を停めて写真を撮ってみました。

麺屋一布でつけめんを食す

最終日のシメは、ラーメン屋さんでお昼ご飯です。なんでここでラーメンなんだ、横手やきそばじゃないのかという声が聞こえそうですが、このお店は友人の同級生が開いているお店なのです。
20日、21日の夜にお邪魔した友人の同級生がやっている居酒屋「酒悦食楽ほていや」の系列店で、ほていやの素材を活かした料理がとてもおいしかったので一布もおいしいに違いないと踏んで訪れてみることにしました。

鶏ベースの白湯スープで味は塩・醤油・辛それぞれあって、つけめんも各種味が揃っています。その中でくらげが選んだのは「濃厚鶏つけ麺(塩)」の味玉トッピングです。
とろみのあるスープに鶏の旨味が凝縮されていて、細麺がしっかり絡むので箸が進みます。

友人はシンプルに「濃厚鶏白湯らーめん」味玉トッピング。

このお店では付け足せる調味料にもこだわりがあります。りんごとレモンをブレンドした果実酢、黒七味、仁淀川山椒、自家製七味、おろしニンニク、柚子胡椒と種類も充実しています。
その中で、くらげは果実酢と山椒を入れてみました。山椒はミルで削って出すタイプなので新鮮な辛さが味わえます。果実酢はレモンが入っている分非常にさっぱりしていて、鶏スープが爽やかなスープに変身しました。
これは何度か通っていろんなメニューを楽しみたいところです。通うのに時間もお金もかかるのが難点ですが。

締めくくり

これにて、3日間の横手周辺観光は終了です。12:56分発の奥羽本線で大曲に出て13:39のこまちで東京に帰ります。

今回の滞在は横手出身の友人にとっても横手の良さを再発見できた旅になったようです。やっぱりその土地の人に案内してもらうとおもしろいですね。ただ、こういった交通の便が悪いところだとやっぱり車が必須です。横手駅前にニッポンレンタカーがあってよかった。じゃないと小坂には行けないし午前中だけで横手の中心部を回ることはできませんでした。

いつの日かまたほていやの料理と一布のらーめんを食べに来たいと思います。

おさらい

横手市|横手公園
秋田鶏白湯らーめん麺屋一布

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