舞台スタッフの仕事がしたい人が進むための専門学校と大学【愛知・三重・静岡・石川】

全国の舞台技術を学ぶことのできる専門学校や大学から資料を取り寄せて授業内容や就職について紹介するお話の第二段。

今回は三重県と愛知県です。

専門学校 名古屋ビジュアルアーツ

1968年に「東京写真専門学院中日ビル校」として設立。1977年に「東京写真専門学校名古屋校」に校名変更。1983年には学校法人名古屋安達学園として認可され、1994年、「東京写真専門学校名古屋校」を「専門学校名古屋ビジュアルアーツ」に校名変更し、現在に至ります。

AO入学すると入学約6ヶ月前からデビュー・就職に向けた授業を受けることができます。2年間でイベント60回以上!実習中心の授業があり、実践的な実力を身に付けることができます。また、専門スキルを学ぶだけでなく選択授業では様々な分野を学ぶことができます。

現在、名古屋の他に東京、大阪、福岡にも展開しています。

目指せる職種

舞台照明を学べるコース コンサート制作専攻 PAミキサーコース
舞台音響を学べるコース コンサート制作専攻 ステージライティングコース
制作・運営を学べるコース コンサート制作専攻 プロモートコース

業界・学科コラボプロジェクト

参加実績
TOKAI SUMMIT/KAZOKU FES等の大型野外フェス
東海DERAハイスクール
大物アーティストバックステージツアー
劇団四季鑑賞
BACK LIFT presents 少年少女秘密基地FESTIVAL

設備

Air Hall

ライブ、演劇公演など多くのイベントが開催される、プロ仕様の機材を揃えた多目的ホールです。NVA体験入学のイベントでも使用されています。

PA・照明実習教室

PAと照明の双方を学ぶための大型実習教室です。

PA実習教室

PA技術を学ぶための実習教室です。

オープンキャンパス・学園祭

7月には高校1・2・3年生向けに「300のシゴト体験inNAGOYA」「という進学イベントがあります。コンサート、イベントの音響・照明に興味のある方には、「はじめてでも大丈夫!音響スタッフへの入り口」、「はじめてでも大丈夫!ライブPA体験」、「はじめてでも大丈夫!ライブ照明体験」、「はじめてでも大丈夫!ライブ企画・制作体験」があります。
同時に特別保護者説明会も開催されます。静岡、岐阜、三重、愛知、長野にある駅から無料送迎バスも出ているので安心して出かけられます。また交通費サポートもあります。

高校3年生向けにはAO入学もあります。在学中からスタッフとして産学協同プロジェクトに参加することも可能です。

学園祭については詳細がわからず不明です。

くらげの目から見た印象

コンサート照明・音響を中心に学ぶ専門学校です。ライティングコースはありますが、学科名が音響学科となっているとおり音響に強い印象です。
設備が充実しており、ホールだけでなく音響・照明実習用の教室があるというのは他の学校にはない特徴ではないかと思います。

授業内容は2年間でイベントが60回以上もあるので、即戦力を身に着けたいという方におすすめです。

学校の詳細

住所 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄5丁目11-11
電話番号 0120-7575-48
サイト

学校サイト

名古屋芸術大学

1970年に設立され、当初は音楽学部と美術学部の2つしか学部がありませんでしたが、2002年にデザイン学部デザイン学科、2007年には人間発達学部が開設されました。そして2017年にはこの4つの学部を、音楽と美術とデザインをそれぞれ専門性を担保しながら領域を超えて融合し、よりボーダレスに学べるよう音楽学部演奏学科・音楽文化創造学科、美術学部美術学科、デザイン学部デザイン学科を芸術学部芸術学科へ改編しました。

目指せる職種

舞台照明を学べるコース 芸術学部 芸術学科 音楽領域 エンターテインメントディレクション&アートマネジメントコース
舞台音響を学べるコース 芸術学部 芸術学科 音楽領域 エンターテインメントディレクション&アートマネジメントコース
制作・運営を学べるコース 芸術学部 芸術学科 音楽領域 エンターテインメントディレクション&アートマネジメントコース

カリキュラム

芸術学部の専門共通科目として、美術史、ミュージカル論、建築史、シナリオ研究、マンガ表現などさまざまな美術や芸術にまつわる理論や史実を学んでいきます。領域共通分野としては教養文化、地域文化、アートマネジメント、演奏・舞踊・和声・ソルフェージュ(譜読み訓練)など。先週科目としては、アートマネジメント英語やソルフェージュ、ショービジネス、スコアリーディング、ステージマネジメント、劇場機構基礎演習などです。

産学実習についての記載はないため、内容は不明です。

設備

音楽講堂ホール

音響・照明設備を備えたプロセニアム形式の劇場です。ベーゼンドルファーのピアノや、パイプオルガンも設置され、コンサートや公開講座が定期的に行われます。

多目的ホール

ピアノや合唱などを伴うアンサンブルの練習や発表会、特別講座などに使用されます。ヤマハCFXとスタンウェイD型(2台)のピアノを設置し、音楽性を最大限に引き出します。

ミュージカルスタジオ

音響設備が備わったレッスンスタジオです。

オープンキャンパス・学園祭

音楽領域のオープンキャンパスは6月、9月、3月に開催されます。芸大祭は11月の開催で、同時にミニオープンキャンパスも開催されます。
エンターテインメントディレクション&アートマネジメントコースでは、照明デザイナー体験やステージイベント「君の手でステージをつくろう」を観た上でコースの説明を受けることができます。

また、オープンキャンパスとは別に夏季は8月、冬期は12月に音楽講習会(ワークショップ)が開催されています。エンターテイメントコースでは、ステージ制作、コンサート音響、舞台照明を目指してい方を対象として、ミュージカルやコンサート公演を制作する際の基礎知識を学び、学内ホールで音響・照明の実習をおこないます。

くらげの目から見た印象

他の芸大と比べると規模が小さく、歴史もまだ1年と浅いのですが、音楽分野の専門性には長けているという印象を受けました。専門技術を学びながら、美術史やソルフェージュ、スコアリーディング、器楽演奏について学べるというのは他にない特色です。また、楽器や声楽、演技を学んでいる仲間がいるので一緒に作り上げていけるという楽しさも味わえます。

音楽のジャンルにこだわらず、より幅広い音楽の知識教養を身に付けたいという方におすすめできる学校です。

学校の詳細

東キャンパス広報入試課(音楽領域・芸術教養領域・人間発達学部)

住所 〒481-8503 愛知県北名古屋市熊之庄古井281番地
電話番号 0568-24-0318
サイト

学校サイト

名古屋工学院専門学校

1952年に創立し、現在はコンピューター・IT分野、ゲーム・CG分野、映像・音響分野、電気分野、通信・デジタル家電分野、機械・制御・CAD分野で21学科を設置している専門学校です。
全分野で実際の現場を学ぶための機会を設けており、就職先での卒業生に対する高い評価を得ています。また、専任教職員は68名、講師は73名と充実した人数のためきめ細かいサポートを受けることができます。
広大な敷地には50もの充実した設備を完備しているため、校内の機材で実践力を磨くことができます。

目指せる職種

舞台照明を学べるコース 映像音響科 音響・照明コース
舞台音響を学べるコース 映像音響科 音響・照明コース

カリキュラム

イベント制作 / キャリアガイダンス / 演出論 / プレゼンテーション / 映像論 / 音響論 / 照明論 / 舞台論 / 電気論 / 編集論 / 文章論 / 情報メディア / イベント基礎実習 / コンピュータ実習1 / コンピュータ実習2

学校学外授業では、様々な団体から催し物の撮影やPAなどの依頼を受け、学校から機材を持ち込んですべてを学生主体で行っています。

設備

サテライトスタジオ

映像・音響・照明などの実習を行う設備・機材を取り揃えています。

アートスタジオ

仮設ステージを設置して、舞台・音響・証明に関する技術的な実習を行うことができます。

オープンキャンパス・学園祭

体験入学の1日コースは4月から翌年3月までの毎月開催しています。午後だけの半日コースは5月・7月・8月に開催です。
映像・音響学科の体験授業では、最新機材を触りながら舞台スタッフの仕事を体験することができます。体験授業以外には、学食ランチ体験(1日コースのみ)・入学説明・入試説明・学生寮・ハイツ説明などがあります。
中部・近畿地方10県から学校までの無料バスが出ますので、遠方の方でも気軽に参加できます。

くらげの目から見た印象

どちらかというと映像系の学校ですが、映像も含めて音響・照明について学ぶことができるというのは音響のみに特化した学校より幅広く学べるという特色もあります。また、専任講師及び講師の人数は他校と比べると群を抜く多さで大学並みに充実しているので、きめ細かいサポートが期待できます。
また、設備についても光学系専門学校ではトップクラスと謳っているほどの充実ぶりで、体育館や図書館、食堂を完備しています。中でも、機械・制御・CAD分野、電気分野などの学科が使用するレーダー実習装置や高電圧試験装置、模擬送電線実験装置、電気自動車走行試験用のグロットなどが完備しているというのは他校にはない特色です。

学校の詳細

住所 〒456-0031 名古屋市熱田区神宮4-7-21
電話番号 0120-153-750
サイト

学校サイト

四日市大学

三重県の北勢に位置する四日市市と学校法人暁学園との公私協力型方式の大学として、昭和63年に経済学部(経済学科・経営学科)の単科大学として発足した大学です。
現在は総合政策学部(総合政策学科)、環境情報学部(環境情報学科)の2学部2学科を擁する三重県下有数の私立大学になっています。

目指せる職種

舞台照明を学べるコース 環境情報学部・環境情報学科 メディア情報分野
舞台音響を学べるコース 環境情報学部・環境情報学科 メディア情報分野
舞台制作を学べるコース 環境情報学部・環境情報学科 メディア情報分野

カリキュラム

学科共通科目として、語学・情報・地域・一般教養・キャリア・スキルがあります。
分野別科目では、環境情報学・メディア情報・映像概論、照明概論、音響概論や演習などの制作などがあります。

教員は、ライブや演劇、展示会の現場やシルクドソレイユにも携わっている、綜合舞台の黒田淳哉氏です。

設備

スタジオ(7号館)

音響・映像・照明を専門的に学ぶためのスタジオです。床面積は14.5m×10mで、高さは7.9mで、録音、撮影が出来ます。
また、高画質プロジェクターを装備し視聴覚教室として使用出来ます。

中庭に面した壁は総て扉で、この扉を開くとこのスタジオが野外劇場のステージになります。
録音用として壁は全て吸音で響きはほとんどありません。

ボーカル、アコースティック・ギターなどの録音に使用出来るブースは2部屋で大きさは床面積4.5m×3mと3.5m×3m、高さ2.9m、で防音性能の高いスライディング・ウォールで構成されています。
撮影用として基本照明は、高演色蛍光灯が採用されています。

野外劇場使用などで広いステージスペースが必要な時は、ブースが収納でき、ワンフロアになります。
照明用のバトンは3本、2階部分に設けられたギャラリーの手摺に照明器具を取り付けることも可能です。

オープンキャンパス・学園祭

オープンキャンパスは6月・7月に開催されます。2018年度の内容を見てみると、舞台に関する模擬講義は一つもありませんでしたが、模擬講義の他には学食体験やキャンパスツアーなどがあります。
近鉄・JR各線の富田駅から無料バスが出ています。

くらげの目から見た印象

芸術大学と比べると規模は小さいのですが、大学の特徴や授業内容を見てみると、大きな会場で演劇やライブ・コンサートに関わる音響や照明の仕事をするよりは地元密着型のイベントやホールや劇場で仕事したい人に向いていると思います。また、音響・照明に限らず映像やコミュニケーション、Webなどのメディア、情報システムについても学びますので、ホールや劇場で事業の企画や制作をしたい人にもおすすめできる大学です。

学校の詳細

住所 〒512-8512 三重県四日市市萱生町(かようちょう)1200
電話番号 059-365-6588(代表)
サイト

学校サイト

静岡電子情報カレッジ

1986年に中村技芸専門学院開校した、静岡県内で唯一音響技術について学ぶことのできる学校です。産学連携教育の一環でライブハウス、レコーディングスタジオ、ホールなどで企業実習を行っているため、最新の技術や知識だけでなく就職後に経験する先輩社員とのコニュニケーションや率先力を在学中から身に付けることができます。

目指せる職種

舞台音響を学べるコース 音響&映像メディアクリエイト学科
映像を学べるコース 音響&映像メディアクリエイト学科
制作・運営を学べるコース 音響&映像メディアクリエイト学科

カリキュラム

デジタルデザイン基礎・応用・実践 / イベントプロモーション / レコーディング基礎・応用・実践1・2 / PA基礎応用・実践1・2 / 舞台演出技術 / 音楽理論 / 音楽理論 / 音響工学基礎・応用 / DTM基礎・応用 / サウンド制作実践1・2 / プロゼミ・セミナール / 卒業制作

設備

ホールなどはなく、レコーディングスタジオのみです。

オープンキャンパス・学園祭

オープンキャンパスは9月から3月までの毎月開催です。体験授業では、作曲にチャレンジ、音響技術のベーシックテクニック、ラジオ番組の製作などがあります。体験授業の他に、なんでも相談コーナーや入試選考説明会、保護者説明会も開催しています。

学園祭の開催はないようです。

くらげの目から見た印象

エンターテイメント系の学校と比べると、どうしても設備や授業内容に物足りない印象を受けますが、講師は現役のPA、レコーディングエンジニア、サウンドクリエイターが担当しているため、直接プロからの指導を受けることができます。
また、産学連携授業で生の現場の雰囲気を味わえるというのは他にはない魅力です。

学校の詳細

住所 〒422-8061 静岡市駿河区森下町4-25
電話番号 054-280-0173
サイト

学校サイト

金沢科学技術大学校

金沢科学技術専門学校)は、1987年に北陸唯一の総合工業系専門学校として創立しました。2019年4月に金沢科学技術大学校に校名変更を予定しています。創立以来、多くの卒業生が北陸を中心とした産業界において、技術者として活躍しています。 現在7学科6コースあり、各学科クラス担任制で学校生活をサポートしています。また、ロビーや食堂など充実した設備を備えています。

目指せる職種

舞台照明を学べるコース 映像音響学科
舞台音響を学べるコース 映像音響学科
映像を学べるコース 映像音響学科

カリキュラム

1年次

映像理論 / Photoshop / Illustrator / ノンリニア編集 / 撮影実習 / 音響理論 / デジタルサウンド / 音響実習 / 照明実習 / 作品研究 / シナリオ論 / 電気電子基礎 / ビジネストレーニング / クリエイターズセミナー

2年次

映像技術 / DTP実習 / モーショングラフィックス / 番組制作 / 音響技術 / デジタルサウンド / PA・レコーディング実習 / イベント実習 / シナリオ論 / 就職対策 / クリエイターズセミナー

学生主催のライブイベントを企画・運営

年に4回、映像音響学科主催のライブイベントを開催しています。出演ミュージシャンの交渉からはじまり、告知ポスター・CMの制作、照明や音響機器の設営、当日の撮影・音響・照明のオペレーションもすべて学生が担当。本番では、数台のカメラで撮影している映像を、リアルタイムでUstreamにネット中継しています。

ホール・テレビ局見学

実際に報道や舞台の現場を訪れ、第一線で活躍するプロと直接対話できる機会を設けています。KNB北日本放送では、テレビ収録で使用されるスタジオに案内され、地上デジタル放送の取り組みなどを見学。富山芸術文化ホール(オーバードホール)では、日本最大級の舞台設備やステージ上を視察しました。

現場実習

校外での撮影やイベントホールを貸し切った実習なども積極的に行っています。文教会館では、舞台裏や調光室に入り、光の方向性や三原色による変化、心理効果について学習。白山市学習センターでは、弦楽四重奏のマルチトラックレコーディングを実施。複数のマイクを準備し、有名曲のアレンジやクラシックの名曲を収録しました。

設備

オーディオスタジオ&オーディオ副調室

オリジナルCDが制作できる機材と設備が揃っており、演奏した音を収録してデジタル編集しながらレコーディング技術をマスターします。

Mac実習室

iMac40台を完備しており、ノンリニア編集やCG製作、デジタルサウンドなどの製作技術を身につけることができます。

ビデオ副調整室

スタジオや校外で撮影した映像をモニターしながら編集する実習室。final Cut、Premiere、After Effectsといったノンリニア編集ソフトが入ったMac proも完備しています。

他には撮影機材や調光卓、舞台・映像照明機材なども完備しています。ただ、舞台照明設備に関しては不明です。

オープンキャンパス・学園祭

ランチなしのオープンキャンパスは5月から9月までの毎月開催です。ランチなしは10月から3月までの開催です。北陸3県在住者で事前申込みされた方には、交通費の支給があります。
映像音響学科では、音響・照明機材の設営およびオペレート、プロ用カメラでの撮影体験です。

くらげの目から見た印象

舞台音響や照明だけでなく、映像も学んでみたいと言う方におすすめです。IllustratorやPhotoshopなどのAdobソフトも必修で学べるというのは他にはない魅力です。ただ、舞台照明に関しては必修科目に入って入るもののほとんど記載がなく物足りなさを感じました。

学校の詳細

住所 〒920-0861 石川県金沢市三社町11-16
電話番号 076-224-3118
サイト

学校サイト

締めくくり

以上紹介した4校でも十分舞台技術の仕事は学べるので、中部地方に住んでいて、東京大阪には出たくないという方は通ってみてはいかがでしょうか。まずは気になった学校のオープンキャンパスに参加してみて学校の雰囲気を感じてみてください。

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