連休が取れたので、1泊2日のツーリングに行きます。目的地は決めていません。甲州街道を行けるところまで走る予定です。
できれば終点の諏訪湖か、その先の松本まで行けたら行こうと思います。
早朝、くらげ邸を出発
今回は早めに通勤ラッシュを抜けるべく早朝に旅立ちます。5時40分、くらげ邸を出発します。
おかげで、渋滞ポイントで引っかかることもなく順調に進んで相模湖駅前から国道20号線甲州街道に入りました。
しばらく順調に進んで、7時30分過ぎに大月に入りました。大月駅をちょっと過ぎたあたりに、ガスト大月店があるのでここでご飯休憩とします。カブは満タンにしてきましたが、主はお腹が空いたランプ(エンプティランプ)が点灯中です。
朝の時間はさすがに冷え込んでいて、防風ジャケットを着ていても走っているうちに身体が冷えてきます。キノコ雑炊を食べて、お腹空いたランプは消灯。身体も温まったので、力が湧いてきました。よーしバリバリ走るぞー。
笹子峠を越える
大月を過ぎてしばらく走ると、この先に甲州街道最大の難関である新笹子トンネルが待ち構えています。このトンネルは、約3kmも続く長いトンネルで、自転車と歩行者も通ることができるのですが、竣工は1936年と古いため片側一車線で路肩すらありません。なので一度入ったら一気に抜けきるしかないのです。けっこう精神的に疲弊するトンネルです。
今日は時間があるので、回避して旧甲州街道の笹子峠を越えることにします。笹子峠は、新笹子トンネル入り口手前の左方向に入る道があるのでわかりやすいです。ちなみに、笹子雁ヶ腹摺山の登山口でもあります。
路面は先日の台風襲来で荒れています。滑らないようにゆっくりと登っていきます。
しばらく登っていくと、矢立の杉という名所に着きました。ここ矢立の杉は、杉良太郎が自ら作詞作曲して歌った「矢立の杉」の舞台となった場所です。
せっかくなので矢立の杉を見に行ってみることにします。路面は登山道のようになっていますが、登山靴を履いているので問題ありません。
ふと下を見ると、大きな栗みたいな形のどんぐりが落ちているのを見つけました。コロンとしていてかわいいです。このどんぐりはどうやら栃の実のようです。
しばらく進んでいくと、杉良太郎氏が建立した「身代わり両面地蔵菩薩」が現れます。
そしてこちらが矢立の杉。壮大な大きさです。
その下の沢まで降りてみると、台風の影響で豊富な水量が流れていました。
やがて、峠を登りきると現れたのが笹子隧道です。こちらは1938年に開通した、山梨県大月市と甲州市の間にある全長239メートルのトンネルです。1958年に新笹子トンネルが開通するまでは幹線道路として使用されていました。中にはいっさい照明がありません。
笹子隧道を過ぎると、あとはひたすら下り坂です。こちらも台風の影響で荒れていて、木の枝の破片に何度も乗り上げました。
甲斐大和駅の先で国道20号線と合流。そのまま甲府方面へと進んでいきます。勝沼からは国道20号線は片側2車線のバイパスになるので、後ろに気を使うことなくのんびり路肩に寄って走ることができます。
甲府市内で国道20号線を離脱
ひたすら直進してやがて甲府市内へと入りました。ここからは20号線沿いもつまらない道が続くので、ちょっと離脱して別のルートを進むことにします。
なんとなく南下して、韮崎方面で国道20号線に合流しそうな道をグーグルマップで探します。
結果、国道358号線を南下して、国道140号線、県道42号線を経由して国道20号線に戻ることにしました。国道358号線を南下しているときにお腹空いたランプが点灯したので給油します。
途中、農道に入ってみるとぶどう畑がありました。勝沼のぶどう畑よりもずいぶんぶどう棚が低い位置にあります。
やがて、富士川町に入り道の駅富士川が現れたので、ここでお昼休憩を取ることにしました。
メニューはやっぱり甲府が近いってことでこちら。鶏モツ定食です。
甘辛い味付けで、かなり味は濃いです。
韮崎市で合流してから再び離脱して農道へ
韮崎市内に入り、国道20号線に合流します。川沿いを走るのですが、片側一車線で道幅が狭くなります。山側には田んぼが広がり、国道20号線に沿って農道が走っているのが見えたので降りてみることにしました。
やっぱりこういう道がカブには似合います。左の上を走っているのが国道20号線です。
農道が途切れて再び国道20号線に合流。しばらく走っていると今度は、左側の斜面に広がっている田んぼの中に、農道を発見。さっそく行ってみます。
すると、田んぼの真中に不思議なモニュメントが立っていました。
どうやらここ韮崎市円野・清哲エリアはかかしの里として有名な場所のようです。道沿いには多くの多彩なかかしが展示されていて、かかしコンクールが行われていました。
チコちゃんがいます。
やっぱりバイクに惹かれてしまいます。
よく特徴は捉えていると思います。
かかしの里を過ぎて、農道を上まで上がって県道12号線に入りました。ふと振り返ればうっすらと富士山がいました。山頂がちょっとだけ見えています。
進む方向には、八ヶ岳。
県道12号線と交差して広域農道があったので入ってみます。広域農道は、その名の通り広域をつないでいる農道です。農道と言う割にとても走りやすくて車が少ないので、カブ主にとってありがたい道です。
向こう側には白根三山。
やがて北杜市内に入り、サントリーのウィスキーにもその名がある白州蒸留所を抜け、国道20号線を横切ってループ橋を登りきると、小淵沢までやってきました。あたり一面草原の景色に変わり、ペンションが目立ちます。
道の駅こぶちさわで足湯とフローズンヨーグルト
そして、道の駅小淵沢に着いたのでここで休憩です。二輪の駐輪場には、兄貴分がいました。こうして比べてみるとけっこう細かいパーツが違いますね。
足湯を発見。
はー生き返る。この画像は、心の清い方には青いクラゲの足に見えます。まあ、このブログ読者の方には人間の足に見える方なんていないと思いますけど念の為。
足が温まったところで、おやつタイム。フローズンヨーグルトをいただきます。味はプレーン、チーズ、いちご、ブルーベリーがあります。ブルーベリーはその場でミキサーみたいなものでフローズンヨーグルトと混ぜていたので新鮮な味がいただけます。
さて、先に進みます。時間は15時30分。ここまで来たらもう、一心不乱に諏訪湖を目指すしかありません。
諏訪湖を目指してひた走る
道の駅こぶちさわから国道20号線すればもう、そこは長野県です。
しばらく国道20号線を走りながら途中で農道にも入ったりしましたが、この先は山が深くなってくることもあってまっすぐに続いている農道はなく、途中で途切れてしまって戻らないと行けないところが多かったので、諦めました。あとはもうひたすら国道20号線を走ります。
富士見町を抜け、茅野市を突っ切り、ようやく諏訪市へと突入。国道20号線から県道50号線へ入り直進すると。
そこは諏訪湖です。16時50分、無事に神奈川から走り続けて諏訪湖に到着しました。より道ばっかりしていたので、9時間かかりました。車で高速を使えば2時間半で着くというのに。
感動のゴールを諏訪湖で迎える
まずは、駐車場にリトルカブを停めて諏訪湖を眺めます。
あれ、なんか思っていたより湖面がごちゃっとしてる。白鳥の口がパカーンとなっています。神奈川から50ccで来たからってそんなに驚かなくても。
さて、時間はすでに18時を回ろうとしています。もうここからまっすぐ帰る気にも松本まで行く気にもならないので、この周辺で宿を取ります。
楽天トラベルで宿を予約し、ふらっと散歩しながら夕暮れの諏訪湖を撮ってみました。
本日はこれにて終了。2日めは次回に続きます。
2日めのお話:リトルカブで1泊2日の甲州街道ツーリング【2日目】
mさん
なんと!そういった理由だったのですね。それはたしかにバレるとまずいですね…:(;゙゚’ω゚’):
こぶちさわのところのご指摘は最初のコメントでいただいていたので直しました〜。
mさん
いらっしゃいませー。
今回も間違い探し(笑)ありがとうございます!
いやあ、笑っていただけるとは光栄です。足は、ちゃんとくらげの足にみえましたか。やっぱりmさんの心は清いですね。本数はまあ、お気になさらず。
この日、こぶちさわ出てからはもう無心で走っていましたがなんとか無事に到着しました。いやあ疲れた。