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リトルカブで富士五湖を巡るツーリング

富士山のある山梨側の麓には、富士五湖と呼ばれる五つの湖があります。この湖は、富士山の噴火によってできた堰止湖で、西から本栖湖、精進湖、西湖、河口湖、山中湖と半円形に並んでいます。

今回はこの五つの湖をリトルカブで巡ります。

まずは甲府へ向かうよ

富士五湖を東京神奈川方面から巡るには、山梨県道志村経由か静岡県小山町から山中湖に向かうルートが最短ですが、今回は甲州街道で甲府市へ向かい、国道356号線精進ブルーラインでまずは精進湖を目指します。

4時40分にくらげ邸を出発。まだ始発も通っていないこの時間は道路も空いていて快適です。ただやはりこの時期はまだ朝晩は冷え込みます。いちおう寒いことを想定して着込んできましたが、オーバーパンツと電熱ベストを着てこなかったのは失敗でした。

前日は夜半まで雨だったこともあって、相模湖周辺の山々には雲が低く垂れ込めています。低い場所に雲があるとなんだか幻想的です。

藤野町の桂川。早朝は気持ちいい。

甲府から精進湖を目指すよ

甲府市内へ入ったのは、ちょうど通勤ラッシュの8時過ぎ。途中で少し渋滞にはまりました。
甲府から精進湖ブルーラインに入り、しばらく走っているうちにどうも見覚えのあることに気付きます。

あ、この道走ったことある!

6年前にカーシェア使って走っていました。
2013年に走ったときのお話:日帰り温泉と焼きそばを目指して山梨と静岡をひた走る

車と比べるとやっぱりリトルカブでウネウネとした峠道を登るのは大変です。何度か左に寄って後続車に道を譲りながら登りきりました。

精進湖でのんびりするよ

くらげ邸を出てから5時間後の9時45分精進湖に到着。

精進湖は富士五湖の中で一番小さい湖です。周囲は河口湖や山中湖ほど観光地化されていないので、静かに自然を楽しむことができます。

湖面ではボートの上で釣りを楽しんでいる人たちがいます。ここはのんびり時間が流れているようです。

続いて本栖湖に向かいます。

本栖湖でカップラーメン食べるよ

本栖湖は富士五湖の中で一番水深が深く、透明度の高い湖です。北側の湖畔からは富士山が一望できます。1000円札の裏に印刷されている逆さ富士はここから撮影されたものです。

しかし、今日は残念ながら雄大なその姿は分厚い雲に覆われて一度も姿を表しませんでした。

向こうに見える黄色いのは「もぐらん」という遊覧船で、可愛い潜水型をしています。潜水艦の形をしていますが潜りません。

今回のツーリングでは、本栖湖でラーメンを作って食べます。そのためにクッカーセットも持ってきました。でも、途中のコンビニで食材を買うのを忘れました。
途方に暮れていると、売店を発見。店内にはカップラーメンが何種類か置いてあります。本栖湖といえばゆるキャン△。本栖湖といえばカップヌードル。カレー味は残念ながらありませんでした。

ということで、いただきます。お湯は売店でいただきました。

しばらく周囲を歩いて散策してから、カブで一周します。
国道300号線を身延方面に走っていると、大きなトンネルが見えてきました。トンネルの手前を本栖湖側に曲がると、急に人が増えていました。そして、見覚えのあるトイレを発見。

あ、ここはゆるキャン△でなでしこが疲れて爆睡していたトイレだ!

その反対側には見覚えのあるスロープ。ここは、リンちゃんがキャンプをしていた浩庵キャンプ場です。この辺りにいた人たちは、おそらくゆるキャン△の聖地巡りをしていた人たちでしょう。

ぐるりと一周してから、もと来た道を精進湖あたりまで戻って今度は河口湖方面を目指します。
北側からカメラを回したので2分30秒くらいのダイジェストでお送りいたします。

西湖に立ち寄るよ

本栖湖と河口湖をつなぐ国道139号線の途中に西湖があります。西湖は富士五湖の中でもっとも地味で観光地化の進んでいない湖です。
1991年の夏には雨が多かったこともあって富士五湖全体が異常増水し、西湖周辺の道路が陥没したことがあります。

湖のほとりには一人の釣り人が釣り糸を垂らしているだけ。観光地の喧騒とはいっさい無縁の場所です。

休憩後にカメラを回しました。

河口湖で休憩するよ

河口湖は富士五湖の中で山中湖に次ぐ広さの湖で、もっとも早く観光開発が行われました。湖の東岸エリアには中央自動車道河口湖ICがあり、交通アクセスも抜群です。
北岸エリアには観光施設や宿泊施設、飲食店が多数あってこのエリアだけで十分楽しめる充実ぶりです。

その一方で西岸エリアの奥河口湖と呼ばれる一帯は観光地化が進んでおらず、ゆったりとした時間が流れています。
西岸エリアから南岸エリアへ向かい、道の駅かつやまの近くでカブを停めました。

この辺りは溶岩石が湖面から顔を出しています。周りはボートの停泊場になっています。
おや、なんだか親近感の湧くカラーリングのボートが停まっていますね。

吉田うどんを食べるよ

河口湖から山中湖へ向かう途中の富士吉田市は、吉田うどんで有名な場所です。

吉田うどんのお店は多数あるので、ネットで調べて評判の良さそうなお店を選びます。今回選んだお店は、吉祥。本当は「たけ川」というお店に行きたかったのですが見つけられずこの店になりました。

お店に入ると、店主が一人。そのまま座敷に座って厨房にいる主人に肉うどん450円を注文。本当は座敷にある注文表に注文の品を書いてカウンターに渡す方式のようです。そのまえに注文しちゃったけど。

肉うどーん!!

茹でたキャベツと馬肉とにんじん、わかめが乗っています。ものすごいコシのある太いうどんなのでしっかり噛まないと飲み込めません。
意外だったのが、だしの効いたツユのおいしさ。いつもうどんとそばのツユは残しますが、だしの風味が効いていて味はさっぱりしているのですっかり飲み干してしまいました。

ごちそうさまでした。

最後は山中湖だよ

最後に寄る湖は、山中湖。これで富士五湖すべてをコンプリートしました。

山中湖は富士五湖の中で一番広い面積を持つ湖です。河口湖より観光開発は進んでいませんが、絶景スポットが点在しているため観光客が多く訪れています。
また、自衛隊の駐屯地が近いこともあって自衛隊車両が多く行き交っており、ミリタリー好きにはたまらない場所です。

富士山の絶景スポットであるにもかかわらず、今日は最後までお目にかかることができませんでした。

ぽつんと一人で主の帰りを待つリトルカブ。

帰るよ

時間はまだ14時前。これから帰れば夜までには帰れるはずです。
帰り道は国道413号線道志みちを抜けて帰ります。

途中で道の駅どうしに立ち寄ると、平日の昼間にも関わらず多くのライダーが集まっていました。大型車の多い中、ひっそりと端っこにリトルカブを停めます。
ライダーさんたちで歓談していてなんだか楽しそう。小柄な女性もいましたが、足が付くか付かないかの高さがある中型バイクにひょいっと乗って走り去っていきました。かっこいいな。

道の駅でお土産を買い、途中で何箇所か寄り道をしながら18時前に無事にくらげ邸に到着しました。

おさらい

走行距離数=281.6km
今回の道程では富士五湖+城山湖と相模湖の7湖を通っています。

3 Comments

りょう

くらげさんこんばんは。この年式のリトルカブ可愛いですよね^^
私も同じ年式、カラーのリトルカブを友人から譲り受けました。くらげさんのブログ最近見つけまして楽しく読ませてもらっています!
ところで、こちらの地図の写真は、なにか走ったところのログを残すアプリなどを使っているのでしょうか?

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そらいろくらげ

りょうさん

いらっしゃいませー。

くらげもこのカブのカラーリングに一目惚れで購入しました。
ただやっぱり3速の50ccだとロングツーリングは厳しいところもありますね。実のところはC125を購入するつもりでいます。

地図は基本的にどこを走ったかを覚えておいて、あとでグーグルマップで確認してIllustratorで描いています。
できればアプリなどでログを残しておきたいのですが、なかなかいいアプリに巡り会えず、今のところは記憶を頼りにするしかないです。
お役に立てずすみません。

そらいろくらげ

mさん

いらっしゃいませー。
お、今回は誤字がなかったみたいですね。やったー。

記事に書くの忘れましたが、走行距離数は281kmほど。去年は300km超えもあったのでくらげ的にはさほど走った感じがしていません。徐々に感覚が狂ってきています。

トコトコ走る感じがカブらしさがあっていいですね。でも大きいバイクでもトコトコ走ってみたいです。

吉田うどん、もし食べられる機会があれば、覚悟してお臨みください。一筋縄じゃ行かない硬さですから。

宿泊ツーリングはぜひリベンジしたいですねー。やっぱり電車と徒歩だと動ける範囲が限られてしまいます。今ここでカブに来てほしい!!っていう場面が何度もありました。

ではー。

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