毎年6月はびわ狩りシーズンです。
今年も6月に入ってから収穫情報と天気予報を逐一チェックしながらびわ狩りに行く日を計画していました。
昨年は暑い日が続いていたため、6月中旬にはびわ狩り末期になっていて午前中でびわ狩りの受付が終了。お昼ごろ行ったためびわ狩りをすることができませんでした。
去年の失敗を踏まえて、今年は早い時間のフェリーで午前中到着を目指します。
久里浜港を目指すよ
4時40分。くらげ邸を出発。
久里浜港までは2時間30分ほど。乗船するフェリーは7時50分。休憩を何度か入れながら余裕を持って到着することを考えると、けっこうギリギリの時間です。
6月に入ってもこの時間は走っているとまだまだ寒いです。パンツの下にはメリノウールタイツ、Tシャツの下にはメリノウールシャツ、Tシャツの上には貼るカイロと登山用のミッドシェル、その上に防風ライディングジャケットを着込んでいます。グローブも防寒仕様です。
それでも、長いこと走っていると身震いするほど身体が冷え込みます。鼻をかむティッシュは必須です。
早朝の空いている道路を快調に進み、7時10分過ぎに到着しました。
東京湾フェリーは6月3日から14日まで船舶定期検査のため大幅に本数が減らされています。そのためか、すでに乗船を待つ車が列をなして待っています。バイクはスクーターが一台のみ。
ターミナル内には多数のゴルフバッグが置かれていて、中高年の乗客で賑わっています。どうやら、ほとんどの人がゴルフ客のようです。
乗船するよ
乗船はバイク客が一番最初です。放送が入ってカブの元に戻ったらすでに他の乗客はヘルメットをかぶってエンジンかけて待っていました。くらげも急いでヘルメットをかぶって乗り込む準備をします。わわっグローブ落とした!
フェリーに乗り込むと、係員の方が停止する位置まで誘導してくれます。バイクを停めたらニュートラルにしてサイドスタンドをかけます。あとは係員の方がバイクを固定してくれます。
船が停止したら車両甲板に降りて下船の準備をします。
富浦を目指すよ
今日は暑くなりそうなので、トイレでメリノウール一式を脱いで、夏仕様に着替えます。グローブもメッシュに交換。この時期はいろいろ面倒ですね。
金谷を出て、富浦を目指して南下します。
びわ狩りできるかな
一時間ほどで道の駅とみうらに到着。道の駅に併設されている富浦枇杷倶楽部で、びわ狩りの予約をします。
びわ狩りの予約は前日の17時30分から電話受付をしていますが、当日でも空いていれば予約可能です。かなりの予約があったみたいですが、まだ時間が早いこともあって無事に予約できました。早起きしてよかったー。
ここ枇杷倶楽部で予約をして代金を支払ったら、地図をもらってびわ農家に向かいます。今回紹介してもらったびわ農家は、おととしと同じところでした。
びわ狩りするよ
10分ほどでびわ農家に到着。
裏山にあるびわ農園に案内してもらい、あとは好きに一人で30分間食べ放題です。
びわの実はグレーの紙に包まれています。それをそっともいで、身を取り出します。
種と皮はバケツに放り込みます。手がベタベタするのでタオルや手ぬぐいを首にかけておくといいです。
30分間で20個完食しました。
こちらは背の低いびわの木。農家さんいわく、下の方の甘いのはすべてイノシシが食べちゃうんだそうです。
道の駅とみうらでお土産買うよ
すっかり心とお腹が満たされたところで、道の駅とみうらに戻ります。
ここ道の駅とみうらは、2000年に全国道の駅グランプリで最優秀賞を受賞しています。カフェレストランやショップやアトリウムなど施設が充実していて、季節の花が楽しめる庭園や川もあるので、子供も楽しめます。すぐ隣にはお百姓市場という農産物直売所があり、地場産の野菜やお土産をかうことができるので、一日いても飽きない場所です。
すぐ近くを流れる川は反対側に渡ることができます。土手から枇杷倶楽部を眺めたところ。
大山千枚田に向かうよ
お土産を買ったので、今度は大山千枚田に向かいます。
大山千枚田は、面積約3.2ヘクタールの急傾斜地に階段のように連なる大小375枚の棚田が見られる景勝地で、インスタ映えする写真が撮れることで有名な場所です。カブに乗って訪れた人たちの写真をInstagramで見て、行ってみたいと思っていました。
富浦枇杷倶楽部から大山千枚田は約50分ほど。たまにルートから外れて農道を走ったりしながら、のんびりとカブの似合う田舎道をひた走ります。
途中でバッグに付けていた腕時計が落下。後続の車に惹かれて即死という事故を経て無事に到着です。
休憩スペースには自転車で来ていたサイクリストの方がいたので、少しお話をしました。
東京の大森から朝早いフェリーで来たそうです。まだ時間が早いので次はどこに行くのか訪ねたら、もう疲れたしフェリーの本数も少ないのでもう帰るそうです。
こっちは原動機の付いた自転車なのでまだ疲れていません。
小学校跡地でお昼ご飯食べるよ
ただいま時間は13時過ぎ。さて、フェリーが本数も少ないので、帰ることにします。
目標は15時05分の便。これを逃すと次は17時10分です。
ここから金谷港までは長狭街道を西に向かい、保田に出て海沿いの127号線を北上します。時間は45分ほどなので余裕で着くはずです。
車の少ない長狭街道をひた走っていると、富津館山道路鋸南保田ICを過ぎたところに道の駅を発見。
ようやく胃に詰め込まれたびわも消化されてお腹が空いてきたので、ここでお昼ご飯を食べることにします。
ここは、2014年学校としての役割を終え廃校となった千葉県安房郡鋸南町にある「町立保田小学校」を改修し、「道の駅 保田小学校(ほたしょうがっこう)」として2015年12月にオープンしました。
校舎には食堂やカフェ、体験施設、宿泊施設などが併設されていて、体育館には特産品を販売している「里山市場きょなん楽市」があります。
金谷港に向かうよ
時間は14時40分。そろそろ向かわないと。
保田小学校から15分ほどで到着。すでに乗船を待つ車列がずらりと並んでいます。
バイクはリトルカブのみ。しばらくしたら大山千枚田でお会いしたサイクリストの方がやってきました。
お家に帰るよ
神奈川に上陸したあとは、ただひたすら帰るだけです。
よし、車も全部出たところで出発だ。グローブを装着しようとグローブホルダーを見ると。あれ?片方ない!
急いで客室に戻ると、さっきまで座って寝ていた座席に落ちていました。よかった。
神奈川に着いて10分後にようやく出発したら、今度はフェリー乗り場から出てきた車で道路が渋滞中。
134号線に入ったところで、ようやく順調に進み始めました。
そんなこんなで、大山千枚田でお会いしたサイクリストさんに追いついたのは、田浦付近。京急線の駅9個分です。自転車けっこう早いんだな。
順調に横浜市内まで進み、あと30分ほどでくらげ邸のところまでやってきました。ここまで来たらもう、あとは元来た道を戻るだけ。スマフォの充電がそろそろなくなるのでナビを切ってバッグの中で充電することにします。
ところが。
あれ、くらげは一体どこから来たの?
右折するところを直進し、今度は別の道を左折して右折。そうこうしているうちに、修正することもままならず気付けばすごい遠回りしていたのでした。
おさらい
今回は無事に全部録画できたので、15分にまとめたダイジェスト版をご覧ください。
びわ狩りについて
道の駅とみうら枇杷倶楽部
びわ狩りの情報は、道の駅とみうら枇杷倶楽部のサイトで確認することができます。
千葉県南房総市富浦町青木123-1
Tel:0470-33-4611
営業時間:9:15~18:00
休館日:年中無休
びわ狩りの時期は、17:30までに受け入れのびわ狩り農園の生育状況を確認して受け入れ可能な人数を取りまとめているため、びわ狩りの前日17:00〜18:00の間に電話で予約します。
電話は5本の回線で対応しているそうですが、土日の予約は大変混むそうです。
料金
6/6~6/15= 2,200円
6/16~6/25= 2,000円
びわ狩りの注意
- 車やバイクは必須
- 汚れてもいい服装
- 足元はスニーカー
- 手を拭くタオルか手ぬぐい
- 虫除けスプレー
ほとんどのびわ農家は歩いて行けない場所にあります。
レンタカーは富浦にはないので、木更津や君津などの大きな駅で借りる必要があります。
びわの果汁が付きやすいので、汚れてもいい服装がおすすめです。肌が露出していると日焼けや蚊に刺されが起きるので、長袖が望ましいです。
びわ農園は傾斜のある山になっています。足元も不安定な場所が多いので、スニーカーじゃないと辛いです。
食べている最中は手が汚れてカメラやスマフォが持てなくなるので、手を拭くタオルや手ぬぐいもしくはウェットティッシュは持っておいたほうがいいです。
果汁の色がつくので、タオルや手ぬぐいは汚れてもいいものがおすすめ。
農園内はヤブ蚊がブンブン飛んでいます。長袖を着ていても顔や手を刺されることがあるので、虫よけスプレーをしておいたほうがいいです。
mさん
いらっしゃいませー。
コメントは13時49分、14時05分、14時11分に3つ全部届いていますよー。消えたのではなく送信されていますのでご安心を。おそらく毎回消えたと思われていたのは送信されたということだと思います。
そうです!「わわっ落とした」のくだり、今回は行きも帰りも落としていたっていう複線だったのです。グローブホルダー使っていたんですけどね。
びわは3秒で袋から出して15秒で皮を向き、たまに数秒で写真を撮って30秒でかぶり付き、10秒で皮や種を捨てるという計算です。適当ですけど。
水分多いので、最後の方はかなりお腹いっぱいになります。
お土産のところ、「かう」になっていましたね。さすがです。これはただの誤字です。
映像はただの記録で使う予定だったのにだんだん編集がおもしろくなってきていろいろやりたくなってきました。
将来的に中型に乗るにしても、こういう農道や狭い山道を走るときはカブで向かうと思います。のんびりと景色を楽しむにはやっぱりカブですね。元大型車乗りでカブに乗り換えた方も、ツアラーは楽だけど走る手段だけになっていたという話をされていました。
それではまた。