東京ビッグサイトでは、10月24日から11月4日まで東京モーターショー2019が開催されます。
東京モーターショーは、車やバイクに関する最新技術、デザインの展示をして紹介する見本市です。国内外の主要メーカーが参加する国際モーターショーの一つで、年々入場者数が減数しつつも毎年十数万人が訪れています。
今年は東棟が東京オリンピックの影響で使用できないため、会場は東京ビッグサイトの西棟、新設された南棟、そして一駅離れたところにある青海会場での開催です。
くらげは一般公開初日の25日に行ってきたので、さっそくレポートしたいと思います。
何はともあれまずはホンダブース
カブユーザーのくらげとしては、まず最初に抑えておきたいのがホンダブース。
ホンダブースは東京ビッグサイトの西展示場1階にあります。
ハンターカブCT125
今回、一番話題に上っていたのがハンターカブです。
ハンターカブはスーパーカブをベースにしてオフロード走行に特化したカブシリーズの一つです。レッグシールドを排除し、悪路も走行できるようにブロックタイヤ、アップマフラーを採用しています。主に北米への輸出向けに開発された機種で、日本向けには1981年には、105ccの空冷SOHC単気筒エンジンを搭載したCT110が発売されましたが、わずか2年で販売を終了。海外向け輸出仕様はその後も製造販売を継続し、ニュージーランド向け2012年モデルを最後に生産を終了しましたが、未だに根強い人気があり中古市場では高値で買取されている機種です。
そんなCT110が今回はCT125として復活するというニュースが春頃、カブユーザーの間に駆け回りました。カブユーザーにとって、ハンターカブが復活するというのは願ってもいないことでした。
そして、この東京モーターショーでついにコンセプトモデルが登場することになったのです。
これがハンターカブCT125。ああカッコいい。
奥に見えるカーキのバイクが、クロスオーバータイプのカブとして実質的なハンターカブの後継機とされるクロスカブCC110です。
ヘッドライトはモンキー用を流用したのではという噂。大口径のLEDなので、より明るく安全に周囲を照らしてくれそうです。
CT110と同じく特徴的なのがこのアップマフラー。狩猟などで川を渡ることを想定しています。
ブレーキは安全面を考慮して前後ともにディスクブレーキが採用されています。これは安心できますね。
車体左側にはハイマウント吸入ダクトとサイドエアクリーナーを装備。
リアキャリアもしっかり積み込める大型キャリアを採用。ツーリングキャンプにも難なく行けちゃえます。
コンセプトモデルとはいえ、CT110を忠実に再現しつつも現代の安全性能をしっかり装備。クロスカブが街中でも走れる現代的なデザインに対し、こちらは本格的なオフロード走行を想定しています。
実車を見ていて、写真で見た以上のカッコよさに、思わず欲しくなってしまいました。これは買わないと。
CBとかレブルとか
こちらはCB。フロントフォークの色がかっこいい。
車高はだいぶ高い感じ。
CBの歴史。歴史が長いバイクなんですね。
色がスーパーカブC125に似ている。
こちらはレブル250。どちらかというとローダウンのバイクが好きですね。
タンクのマットな色がいいですね。
ホンダのバイク以外にも、なんかいろんなのが展示されています。ネットで検索すればレポート記事が出てきますのでそちらをご覧ください。
モーターショーと照明
東京モーターショーでは、各展示ブースで最新の車両を展示するための照明演出がされています。続いては、そんな照明演出に着眼点を置いた、「モーターショーと照明」について書いていきます。
メルセデス・ベンツ
まずはメルセデス・ベンツ。
ルーバー状の造形にLED PARで照らしていて、色を変化させています。
車体は他社ブースと同様に白色のLED PARで照射。LEDの色味は暖色がかったハロゲンと比べて車体の艶やメカメカしさ、フューチャー感を引き立てているように感じます。
一方でインフォコーナーは暖色系を使用。
温かみを感じるので、より親切丁寧な対応をしてくれそうな印象を与えます。
こちらの販売コーナーも暖色系が使用されていました。
トヨタ
今回の出展ブースの中で一番細かい照明演出がされていたように感じました。今回のテーマは「PLAY THE FUTURE.」。まさしくフューチャー感満載のブースになっています。
トヨタブースは青海の青海展示場での展示です。
ブースの入り口には丸ポチ明かりが落とされています。
床にはLEDのライン。
こちらは「TOYOTA e-RACER」。メタリックな質感がかっこいい。LEDの白さがよりメタリック感を引き立てています。
展示ブースの台の下にも、間接照明が仕込まれています。
展示には地明かりとしてLEDのフラットな明かりも使われています。
空中にはトラス状の構造物。ここにもムービングライトが照射されています。
ただ照射するだけでなく、ゴボで模様を出しています。
テーマであるフューチャー感を出すために、様々な照明演出が施されていて、見ていて楽しくなりました。
その他の照明機材
他にも気になった照明機材を激写しました。上を向いて展示でもなんでもない機材を撮るのはけっこう勇気が要りますね。
こちらはPAR64。ハロゲン機材も使われているんだーと思ったらLEDでした。
ソースフォーLED。ソースフォーが使われているのはここだけでした。
このラッパ型のLEDスポットライトは展示でよく見かけます。
屋外展示にあったムービングライト。ちゃんとカッパを着ていました。
締めくくり
ハンターカブCT125を実際に見て、C125にはあまり心が動かなかったのですが、CT125には心を動かされました。CT125ならどこまでも行けそうな気がします。
普通二輪免許を取ったらリトルカブを88ccにボアアップつもりでいたけど、思い切ってCT125にしてしまうか。でも、リトルカブも手放したくない。さてどうしよう。
こういう大規模な展示ではいろいろな照明機材が使われていて、展示によっては演出もされているのでけっこう勉強になります。
今まで何となく照明機材を見ていたけど、今後はもっと細かく注目してみようと思います。
開催概要
名称 | 第46回東京モーターショー2019 [The 46th Tokyo Motor Show 2019] |
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主催 | 一般社団法人 日本自動車工業会(JAMA) |
会期 | 2019年10月24日(木)~11月4日(月・祝) | 入場料 | 一般 2,000円(前売1,800円、日曜・祝日除く16:00以降(当日会場売)1,000円) 高校生以下無料 障がい者手帳をお持ちの方(要手帳提示)、本人及び付添者1名(車いす利用者の場合2名まで)無料 |
会場 | 東京ビッグサイト青海・西/南展示棟、MEGA WEB、シンボルプロムナード公園、TFTビル横駐車場など |
mさん
いらっしゃいませー。
輸仕様ってなんでしょうね。訂正します。
このCT125に一目惚れしてからというもの、心が揺れ動いています。
完全にこのコンセプトモデルを再現した状態で販売されるかどうかはわかりませんが、懐かしさと新しさを兼ね備えたモデルになるのは間違いありません。
このハンターカブで颯爽と走りたいですね。
おっと浮気がバレるとリトルカブが機嫌を損ねかねないので、このへんで。