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登山再開。足慣らしに高尾山域を縦走する山登り

ここのところ、すっかり山登りから遠ざかってしまい、今回の山登りは約2年ぶりとなります。

そこで、足慣らしに高尾山域を縦走することにしました。高尾山域は高尾山を中心に、ゆるやかな縦走路で繋がっています。
しばらく山登りから遠ざかっていて怠けた身体を蘇らせるにはピッタリのルートです。

今回のルートは、高尾山の6号路から高尾山、小仏城山、景信山を経て陣馬山を目指すルートです。順調に行けば6時間程度で走破できるコースです。
高尾山登山口からの歩き出しは、9時30分予定。陣馬山には15時30分。そのまますぐに下山すれば、日暮れにも間に合うはずです。

高尾山口から登山開始

まあ近いしゆっくり行こうとのんびり支度をしていたら、乗る電車に間に合わず、高尾山口に着いたのは10時前。
駅前で準備運動をしたらさっそく出発です。

出発してすぐに、お土産屋さんの店頭にいたヘビのぬいぐるみが目に入りました。何これかわいい。たぶん、高尾山口往復の登山だったら帰りに確実に買っていました。

6号路は高尾山ケーブルカーの脇から舗装された林道を経て登山口に入ります。他のルートと比べてきついのですが、一番自然に囲まれている感じがして好きです。

このあたりも台風19号の影響を受けていて、沢には何本もの倒木が流れ着いた跡や、土石流の跡が見られました。

どこかの欄干に乗っていたと思われる。

初めて登ったときは稲荷山ルートに向かったのですが、そのまま6号路を進んだら沢を進みます。

高尾山に到着

1時間ほどで高尾山に到着。

なんかもう、びっくりするくらいのグッタリ具合。まだ高尾山だというのに。おかげで標準タイムより20分巻いたというのに、高尾山の休憩に20分も費やしてしまいました。

高尾山の案内図に、奥高尾の林道情報が掲載されていました。奥高尾は結構バリエーションルートがあって楽しめるのですが、台風19号の影響で壊滅状態です。この状況では復旧の見通しも立たないでしょう。

ようやく息も整ってきたところで、小仏に向けて出発です。

城山に向かう途中、大垂水峠に出るルートが有るのですが、ここも通行禁止になっていました。

紅葉した葉が部分的に残っている木がありました。

小仏城山に到着

小仏城山に到着。ここは土日しか営業しておらず、年末年始もお休みです。そのせいで閑散としていました。

ここは前回来たときは住まわれているとてもかわいらしいお猫様がいらっしゃいましたが、今日はいらっしゃらないようです。
お猫様がいらっしゃらないので、15分ほど休憩して出発。

景信山でお昼ごはん

景信山に向かう途中に、3匹のたぬきに遭遇。

小仏城山から景信山は60分ほどですが、このあたりからだいぶ辛くなってきました。それでもだいぶ時間を巻いて40分で到着。

茶屋の前に、まだ蕾のミツマタがありました。

それではここで、お待ちかねのお昼ごはんの時間です。毎回山登りはこのお昼ごはんのために登っています。
景色のいいところで食べたかったのですが、小雨がパラパラ降ってきてしまいました。でも大丈夫。ここ景信山は屋根付きのテーブルも充実しているのです。

よさそうなところを見つけて、さっそく準備に取り掛かります。

今日のお昼ごはんは、冷蔵庫の残り物で作るカレーうどんです。
材料はこちら。ゆで細うどん、コンビーフのカップ、バター、冷蔵庫にあった玉ねぎ、菊芋、カレーパウダー、水です。

まずは、オピネルのナイフ#6で玉ねぎを切ります。

今回の登山から導入のアルコールバーナーを点火。

今回の登山から導入した、ミニトランギアのフライパンでバターを熱して溶かします。

玉ねぎを炒めてから、菊芋を切ります。

切った菊芋を投入。洗いが足りなくて土が残っていたけど気にしない気にしない。

全体的に火が通ったら、鍋に移して水を加えて煮込みます。煮込んでいる最中に、コンビーフをスプーンですくいながら投入。

沸騰したら、うどんを投入。

しばらく煮込んだら完成。細うどんを煮込みすぎて柔らかくなり、給食のソフト麺みたいな食感になりました。

カレーがこびりついた鍋は、スープを作って一緒に食べてしまえば処理が楽になります。

そして、食後はチャイです。

まずはシェラカップで水を沸かしてチャイパックを煮込んだら、マグカップに移します。

続いて今度は豆乳で煮出してマグカップに注ぎます。砂糖を入れたら完成。

心も体もすっかり温まったところで出発です。

一向に足が進まない

景信山を過ぎてから、すっかり速度が落ちてしまい一向に足が進みません。何度か小ピークもあるのですが、山腹をぐるりと廻る巻道があるので体力を無駄に消耗しなくて済みます。ほとんどこの付近の小ピークは避けて巻道を通りました。

でも、この景信山から陣馬山へのルートは、今まで進んできたルートより一番変化に飛んでいます。

こういうクマザサの茂った道を通ったり。

鬱蒼とした針葉樹林帯を歩いていたと思ったら急に開けた道に出たり。

道が急にネチャネチャして歩きにくかったり。

そして、ようやく明王峠に到着。

明王峠から相模湖駅を目指す

このときすでに時間は16時00分。日暮れまで猶予はありません。急いで相模湖への道を下っていきます。

道の途中には何本もの倒木が見られました。不思議なのは、倒れている木はほとんどが芯の部分がないのです。

と思ったら、今度は芯だけ残っている倒木もありました。

こうやって事あるごとに立ち止まって写真を撮っているから時間がどんどん過ぎていくのです。

いよいよ薄暗くなってきたので、念の為に用意していたヘッデン(ヘッドライト)をザックから取り出し、頭に装着。たとえ近場の山でも何があるかわからないのでヘッデンの準備は必須です。
すっかり日が落ちてからは、ヘッデンの明かりを頼りに一歩一歩山を降りていきます。

ようやく2/3くらい降りてきたところで、相模湖を一望できる場所に出ました。

この静寂と闇の中から見る夜景はまた違った雰囲気を感じます。

夜景を堪能し、再び山を降りようとしたとき、方向転換をしたら足が絡まってしまい転倒。両膝を石に打ち付けてしまいました。激痛が走ったものの幸い骨折はしていないようです。
焦っても仕方ないので、落ち着いて一歩づつゆっくり山を降りていくことにしました。

ようやく登山口となる与瀬神社に到着したのは17時を回った頃。大きな怪我もなく無事に下山できたことに感謝をして神社を出ようとしたら、階段がものすごい急斜面。暗闇の中では余計に切り立って見えます。
一歩一歩足を下ろしながらようやく降りることができました。

鳥居を出て参道に差し掛かると、そこは中央高速自動車道に跨っている高架になっているではありませんか。せっかくなので車が走っている写真を撮りたかったのですが、この年の瀬にも関わらず意外と交通量が少なくて名古屋方面の車があまり通らない。まだ帰省ラッシュにはなっていないようです。

そして17時36分、無事に相模湖駅に到着しました。

締めくくり

山登りには遠ざかっていたものの、毎週ジムでトレーニングをしていて、マシンでも坂道トレーニングをしていたので余裕で陣馬山へたどり着けると思っていましたが、かなり甘かったようです。
思った以上に山道への耐性が落ちていました。後半はただただしんどくて、足への負担が半端なくかかっていたようです。足がもつれて転倒したのも、ほぼ足が上がっていなかったのが原因です。

でも焦ったところで怪我するのは目に見えているので、焦らず山道に慣れていけたらと思っています。

おさらい

記録

  • 開始時刻 : 10:08
  • 終了時刻 : 17:36
  • 合計時間 : 7:28'
  • 距離 : 16.3km
  • 消費カロリー : 907kcal
  • 上昇した高度 : 1,054m

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