コロナウィルス感染拡大防止のために在宅勤務に切り替わり、慣れない自宅での業務に四苦八苦している方も多いのではないでしょうか。
くらげは一時期、舞台照明の仕事を離れてフリーランスのWebデザイナーとして自宅で仕事をしていた時期があるので、気持ちはよくわかります。
ついお昼すぎまでダラダラと寝てしまったり、夜中までダラダラ作業をしてしまったり、メンタルを崩してしまったこともあります。
オフィスとはまったく環境の違う自宅勤務だからこそ、快適に作業するための工夫をすることが大切です。
そこで、メンタルや体調を保ちながら快適に自宅作業を持続させるためにはどうしたらいいのかを考えてみました。
作業する場所を整える
自宅でも快適に作業をするためには、まず環境を整えることが大切です。
自分が長時間でも苦にならず作業しやすいと感じるデスクや椅子、周辺機器を揃えましょう。
デスク環境についてはこちらに書いていますのでご参照ください。
自宅のデスク環境を快適化する。|くらげ模様
普段の仕事と同じスケジュールで作業する
自宅で仕事をするんだから、自分の好きな時間に起きて好きな時間に仕事をしたいと言う気持ちはよーくわかります。
でも、今まで仕事は会社のオフィスでしていて自宅はくつろぐ場所だった人が、いきなり自宅で作業をしようとしてもなかなかそうかんたんにスイッチは切り替わりません。
遅い時間に起きてダラダラとコーヒーを飲みながら、まずは情報収集のためにネットサーフィン。やる気が出るまであつ森やっていよう。あれ気付いたらすでにこんな時間、やばい今日やるはずだった作業が間に合わない!朝まで徹夜だ!
そして生活のリズムは徐々に崩れていきます。一度狂ってしまった生活リズムを戻すのは、そう簡単なことではありません。
まずは無駄な夜ふかしなんかしないでいつもの時間通りに寝て、いつもの起きたら着替えて朝ご飯を食べましょう。通勤時間がなくなった分は、部屋の掃除や洗濯に充てると部屋も洗濯物もスッキリ片付きます。
パジャマのまま作業もできますが、そういうときに限って急なZoom会議が入ったり宅急便が届いたりするものです。
始業時間になったら作業をして、お昼になったらお昼ご飯を食べる。終業時間にはきっちり作業を終わらせます。自宅で残業しても残業代が出ないなら、ただ疲れるだけです。
こうしていつもどおりのスケジュールで作業をしていけば、オフィスに戻っても問題なく業務をこなせることでしょう。
今日の作業タスクを決めておく
自宅での作業に取り掛かる前に、リマインダーアプリなどで「今日やる作業」を決めておきます。
そうすれば、「えーと次何やるんだっけ?」と考えなくても、すぐ次の作業に移れるので効率よく作業を進められます。
紙に書くのと違って、終えたタスクをチェックすると消えていくのでやった感があります。
iPhoneであれば「リマインダー」がシンプルで使い勝手いいです。Andloidであれば、「ちょうどリマインダー」あたりでしょうか。
リマインダー
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あとはGoogleカレンダーのリマインダーも活用できます。
Google カレンダー
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音楽ストリーミングサービスで好みの音楽を流す
せっかく自宅で作業するんだから、好きな音楽を聴きながら作業しましょう。Spotifyなどの音楽ストリーミングサービスがオススメ。自分の好みのアーティストを入力しておくと、勝手に選曲して流してくれます。
他にApple MussicやAmazon Prime Musicがあります。くらげは選曲がSpotifyの方が好みです。
特に「90s Rock Anthems」でレッチリやニルヴァーナなどを聴きながら作業すると気分が爆上がりします。無料版は曲と曲の間に広告が流れますが、長時間利用可能です。
Spotify: お気に入りの音楽やアーティストを聴く
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作業時間と休憩時間を区切る
オフィスと違って、電話がかかってきたり人から話しかけられたり呼ばれて作業が中断することもないし、会議でデスクを外すこともありません。
その分、集中してしまうとお昼ご飯や休憩することすら忘れて作業に没頭してしまい、気付いたらもう夜になっていたなんてこともあります。
ずっとデスクにかじりついて椅子に座りっぱなしは寿命を縮めるという報告もあるくらい身体にとって害です。
かと言って立つ時間を決めても、チラチラと時計を見るようでは集中できません。
そこで、アプリを使って時間管理を行いましょう。
イタリア出身のソフトウェア・エンジニア、フランチェスコ・シリロが産み出した時間管理術、「ポモドーロ・テクニック」では、25分間作業をし、5分間休憩するというのを繰り返します。
ダラダラと長時間作業するより、このポモドーロ・テクニックを使って学校の授業のように時間を決めて作業するほうがより集中できます。
アプリを使えば、25分と5分でそれぞれアラームを鳴らして教えてくれます。
一度座ってしまうとなかなか立ち上がる機会が少なくなる自宅作業では、25分立ったら椅子から立ち上がるようにすれば座りっぱなしも防ぐことができます。
Focus To-Do: ポモドーロ技術 & タスク管理
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適度に運動をして身体を動かす
オフィスに出勤しなくなると、今まで動いていた運動がほぼ無くなることになります。
Apple Watchで歩数や運動量を通勤していたときに比べると、3分の2まで激減するのが目に見えて分かります。
全く運動していない状態だと、身体のコリは貯まる一方だし、運動不足になって身体は鈍るし、身体を動かさない分寝付きが悪いので寝不足にもなります。カロリーも消費されないので、食べた分のカロリーはしっかり身体に付いてしまいます。
動かないことで身体にいいことなんて、一つもありません。
くらげの場合は通っていたスポーツジムが休館中なので、自宅用にトレーニング器具を揃えました。バーベルとダンベルがあれば意外と自宅でもそれなりにトレーニングが可能です。
ジムに行けないときの自宅トレーニングメニュー|くらげ模様
ここまで揃えなくても、腹筋ローラーとなわとびであれば3,000円以内に収まる上にお腹は引き締まるし、なわとびで跳んでいると楽しいのでせめてこの2つだけでも揃えてみてください。
腹筋ローラーもなわとびもイヤ!という方は、せめてストレッチポールとヨガマットは持っておきましょう。
ヨガマットがあれば、身体が張っているなと思ったときにストレッチやヨガができます。ヨガをやったことがない人はヨガアプリや動画でヨガを学んでみるといいかもしれません。
行き詰まったときにストレッチやヨガをやると、気分転換になるだけでなく身体も伸ばされるので肩こり防止に効果があります。
肩がガチガチに固まったら、ストレッチポールに乗ってゴロゴロするだけで背筋が伸ばされます。使い方次第で身体の隅々までストレッチできるので、一度使うと手放せないグッズです。
ついつい座りっぱなしになるのなら、椅子をバランスボールに変えてもいいかもしれません。
ただ慣れないうちはバランスを取るので精一杯で、なかなか作業に集中できなくなるという欠点があります。それと、うっかり冬にヒーターの前に転がしてしまって一瞬で穴が空いてしまったということもありました。
ボール単品より固定リングが付いていると安心です。バランスボールのサイズは身長によって適したサイズがあるので、確認してから購入してください。
SNSやネットニュースを観る時間を決める
自宅勤務のメリットは、なんと言っても周りの目をはばかることなくSNSが開けるというところではないでしょうか。
しかし、うっかりすれば通知が来るたびに延々とタイムラインやネットニュースを追ってしまうというデメリットがあります。
そこで、SNSやネットニュースをチェックする時間を決めておきましょう。
くらげは、ポモドーロ・タイムで5分間休憩する間、スマフォやタブレットを持って室内を歩きながらチェックするようにしています。
通知は気になって仕方ないので切っています。
ご飯をきちんと食べる
家族がいれば、ご飯がおざなりになることはないでしょう。
一番心配なのが一人暮らしの食事です。オフィスであればお弁当を作って持っていったり社食やランチのお店でしっかりお昼ご飯を食べる機会があります。
しかし、自宅勤務になるとお腹が空いていても作業を続ける、カップラーメンで済ませる、菓子パンをかじりながら作業するなど、ついつい食事がおざなりになってしまいます。(オフィスでもよくやるというのはおいておいて)
せっかくの機会なので、自宅でも簡単な自炊でお昼ご飯を取るようにしましょう。レトルト、缶詰、冷凍食品の野菜などを用意しておけば組み合わせ次第で色々なメニューが30分もあれば余裕でお昼ご飯が作れます。メニューに困った時はクックパッドで検索すればいいんです。
夕方、散歩に出てみる
いくら快適な作業環境を整えていても、息詰まるときはいくらでもあります。そんなときは、夕方になったら散歩に出てみることをオススメします。
なんで夕方かと言うと、薄暗いので日焼け止め塗らなくていいし、メイクしなくてもいいからです。
ちょっと散歩に行くだけで日焼け止めを塗ったりメイクをするのは面倒ですからね。
それに、夕方から夜への移り変わる時間帯の景色というのはとても美しいのです。なかなか家やオフィスにいると、この時間帯に外に出て空を眺めたり遠くを眺めたりすることは少ないのですが、ふと手を止めて窓の外を眺めたらきれいな夕焼けだったってことありませんか?
そんな時間帯に散歩をするというのは実はぜいたくな時間だったりします。ゆっくり空を眺めながら川沿いなどを歩いてみましょう。
締めくくり
自宅でフリーランスをする前は、通勤しないで自宅で仕事ができるなんて快適しかないだろうと思っていました。しかし実際に自宅作業で作業してみると、楽しかったのは最初のうちだけでだんだん体調やメンタルを崩しがちになっていきました。
いろいろ自分に合うスタイルを試行錯誤していくうちに、メンタルも体調も安定してきたように感じます。
いろいろ自分に合うスタイルを探しながら、健康で快適な自宅作業をしましょう。
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