ツーリングで必ずと言って必要になるのが、ナビゲーションです。車のように予め搭載されているわけではないから、自分で用意しないといけません。
バイク用のナビゲーションシステムもありますが、価格が高い上に設置には手間も場所も取ります。手軽にナビを使用するには、スマホをハンドルにマウントしてナビとして利用するのが一番手軽な方法です。
ただし、スマホを着けて走ると振動でカメラのセンサーがおかしくなることがあります。また、いくら落下防止対策をしていても、高級品であるスマホをハンドルにマウントするのは躊躇してしまいます。
そこで考えたのが、音声ナビでナビを聞くという方法です。
音声でナビを使うために必要なもの
音声ナビを聞くにはバイク用のインカムを使えば簡単にできますが、バイク用インカムは価格が高いのが難点。防水性もあってインカムで会話も可能ですが、ぼっちライダーに会話機能は必要ありません。
それに、価格や性能はピンきりです。安いものはすぐに壊れるというレビューをよく見ますし、値段の高い高性能なタイプでも操作性や機能性がイマイチなものが多いです。
そこで、あえてバイク用インカムは使わずに別々にパーツを揃えることにしました。
必要なものは、主に2つ。スピーカーとBluetoothレシーバーです。
Bluetoothレシーバーはエレコムのシンプルなタイプを使用。コンパクトなのでヘルメットのあごひもに付けておくことができます。
ヘルメットへの取り付け方
ヘルメットスピーカーは、裏に両面テープが付いているので、貼って固定できます。
くらげはいらないときは外しておきたいので、耳の部分の凹みに差し込んでいるだけです。配線部分はインナーパッドの内側に通しています。
参考までに、くらげが使っているヘルメットは、アライのXDです。
レシーバーはベルトにフックを掛けて使用します。
使用するナビアプリ
使用するナビゲーションアプリは、ツーリングサポーターがオススメです。車であればGoogle Mapやyahooカーナビなど選択肢はありますが、このアプリはバイク排気量を選択できるのです。
原付が通れない道を除外して案内してくれるので、うっかり自動車専用道路に進入してしまう心配もなく安心してツーリングすることができます。
また、オフライン環境でもルートマップをダウンロードできる、ルートを保存しておくなどの機能が盛り沢山です。ただし、有料会員(月額400円)じゃないと使えません。無料だとルートを調べることだけはできます。
どうしても無料じゃないと嫌だという方は、Google Mapも使えます。125cc以下のバイクは高速道路・有料道路を除外して検索することができます。うっかり道を間違えてもリルートされるのがすごく早いです。
他にYahoo!カーナビも試しましたが、いくら一般道路優先にしても125ccが走れない東京湾アクアラインが選択されてしまうので、使うのをやめました。
使い方
- スピーカーをヘルメット内に装着する
- レシーバーの電源をON
- スマフォとBluetooth接続をする
- ヘルメットを被る
- ベルトにレシーバーを固定する
- 目的地検索をしてナビを開始する
- 音量調整する
基本的にはスマフォをBluetoothイヤフォンと接続するのと操作は一緒です。ただし、走行中は風切り音や周囲の音でナビの音声が聞き取りづらくなるので、音量は大きめにしておいてください。
まだ試してはいませんが、マイクも付けられるので音声アシスタントを使って操作してもいいかもしれません。
音声ナビを使うメリットとデメリット
メリット
- マウントバーがいらない
- ハンドル周りがすっきりする
- 振動によるスマフォカメラの損傷を防げる
- 雨の日でも安心
雨の日も走る、ハンドル周りにあまりごちゃごちゃ装着したくない、高いスマフォを大事に使いたいという方は、音声ナビをおすすめします。
デメリット
- スマフォとBluetooth接続が途切れると、再度自分で接続し直さないといけない
- 画面が見えないと不安になる
- どの道を曲がるのかわからないときがある
- 周囲がうるさすぎて音声が聴こえないときがある
- ずっと使っていると耳に負担がかかる
一度、それを知らずに走り出してしまい、ナビが聞こえずに道を間違えたことがありました。
画面を見ないで走っていると、本当にこの道でいいのか不安になるときもあります。何十キロもずーっと道なりに進んでいくと、しばらく音声は何もしゃべりません。あまりに静かなので不安になり、道端にバイクを泊めてスマフォの画面を確認したら合っていたということもありました。
また、目的の交差点の手前に何本も交差点があったり、三叉路や五叉路では曲がる道がどれかわからないということがあります。また、路地や細い市道も平気で案内するので、「え?どこ曲がるの?」となることがいしばしば。
間違えて曲がってもリルートしてくれますが、曲がり角はけっこう不安でソワソワしてしまいます。
高速道路の下など周囲の環境音がうるさいときは、音量を大きめにしていても聴き取りづらいことがあります。また、比較的音量が大きめなのでずっと使っていると耳に負担がかかることもあります。
締めくくり
音声でナビを聴く方法は、すんごいオススメ!というほどのものでもないのですが、こういう方法もあるよということで紹介してみました。
ハンドル周りをごちゃごちゃ装備で固めたくない方やスマホを大切に使いたい方は、ぜひ試してみてください。
〜追記〜
ブルートゥースレシーバーとスピーカーを違うものに変えました。詳しくはこの記事をご覧ください。
バイクでBluetoothレシーバーを使って手軽に音声ナビを聴く方法
コメントを残す