舞台で使えるフリーCADソフトを探す企画・第二弾。今回は、"QCAD"です。
QCADはWindows,Mac,Linux対応しています。ただし、Windows版は有料です。
体験版は15分まで使用できるのですが、そのあとは『少々の金額を払えば、制限なしで利用できます』というアラートが出て機能制限がかかってしまいます。
インターフェイス
インターフェイスはこんな感じ。クリックすると、拡大された画像が別タブで開きます。
インターフェイスだけ見ると、ベクターワークスと同じようにX軸とY軸方向に定規が表示されているし、使いやすそうです。
VectorWorksで作った図面を、DXF形式とDWG形式でそれぞれ取り込んでみました。
MACの場合、DXF/DWGファイルを右クリック→→このファイルで開く→その他→アプリ選択でQCADを選択すると開けます。
DXF
ほぼ問題なく取り込めました。しかも、定規がちゃんとセンター振り分けになってくれています。ピアノの鍵盤と文字が潰れているのは、反転しているせいです。
DWG
こちらも、ほぼ問題ありません。ステージ図面はDXFと変わらないので省略。
操作性
ドロー系ではないため、どうやって使えばいいのかいまいちわかりません。四角形を描くにも、線ツールを選択して幅と高さの数値を入れて描くという、一手間かかる操作です。
作った四角形は、4本の線でできている状態なので、一本ずつ線を選択したり消去できますが、移動するときは4本全部の線を選択する必要があります。
平台などの四角い形状の多い舞台図面だと、面倒かもしれません。
取り込んだ図面に関しては、スポットライトなどのオブジェクトがグループ化させているのか、スポットライトをクリックすると全部の線が選択されました。
チュートリアル
QCAD|【Linux で科学しよう!】
フリーCAD QCADの紹介|
AutoCAD操作説明書(ブログ)
QCadを使ってみる|HobNote
無料CADソフト「QCAD」で設計・製図
英語版ですが、詳しいチュートリアルを紹介しています。
価格
- ダウンロード版 32ユーロ(約4,585円)
- CD-ROM版 42ユーロ(約6,017円)
ダウンロード版の方がお得です。
おすすめ度
★★☆☆☆
ベクターワークスなりで作ったDXF/DWGファイルを取り込んだ場合は比較的扱えるけど、一から作るとなると難しいです。
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