バイクに乗り始めてわかったのが、冬はめちゃくちゃ寒い!!ということです。
30分も走っていると、鼻水垂れ流し状態で手足の末端はしびれて感覚がなくなり、身体の芯から冷えて震えが止まらなくなります。軽い生命の危機すら感じるほどです。
スーパーカブC125に乗り換えたのをキッカケに、装備を見直していくことにしました。
色々見直してみた結果、ぜんぜん体感する寒さが違いました。
そこで、ぜひカ冬でもブに乗るためにやっておきたい防寒対策をご紹介します。
寒さから上半身を守る
ヘルメットはフルフェイス一択
今まで、ジェットタイプのヘルメットを使っていましたが、冷たい風が顔を直撃します。いくらフェイスシールドを下げていても、下から風が入ってくるし、ネックウォーマーを鼻まで覆うと今度はゴーグルやシールドが曇ってきます。
安全性と快適性を求めて、フルフェイスのヘルメットに買い替えたら、ぜんぜん快適性が違いました。冬はやっぱりフルフェイス一択です。
ただし、寒い時期は自分の息でシールドが曇るので、曇り止めシートやピンロックシールドは必須です。
バイク用防寒ジャケットで風を遮断する
まずいちばん大事なのは、身体の熱を逃さないということです。
当初は春夏用の防風ジャケットの中に、山登り用のフリースとミッドシェル(中間着)を着込んでいたのですが、それでも走っているとすぐに震えがきました。
どれだけ重ね着をしていても、寒いものは寒い!そこで、今年の冬はバイクショップでRSタイチのモトレック ウィンターパーカを購入して着てみました。
襟元はフリースなので首が冷えにくくなっています。本体は付け外しが可能な中綿入りインナーが付いていて、着ただけでほんのり温かく感じます。
また、防水加工がされているため雨でも上からレインウェアを着なくて済みます。また肘と背中にプロテクターが入っているので安心です。
やっぱり、冬には冬用のバイクウェアを着るのが一番の寒さ対策だと実感しました。
電熱ジャケットで熱を作る
バイクで走っていると、身体を動かさないので身体の中で熱が作られずただただ冷えていくばかりです。我慢して震えながら乗るよりも、電気の力を借りて電熱ウェアで身体を暖めたほうが楽に走れます。
電熱ウェアは色々なメーカーが出していますが、ツーリングに適しているのはバイクメーカーの製品です。運転を邪魔しない造りで動きやすく、バッテリーで充電できる仕様になっています。
今まで、安めの電熱ベストを使用していましたが、RSタイチのe-heatジャケットはさすがバイク製品のメーカーが作るだけあってツーリングに適した機能を備えています。
バッテリーは別売りです。こちらはe-heat専用モバイルバッテリー2個入りで、2個装着すると一番低い温度で8時間持ちます。
ネックウォーマーで冷気の侵入を防ぐ
首元までジャケットのファスナーを上げていても、隙間から冷気は侵入してきます。
防風性を備えたネックウォーマーがあると、首からの冷気の侵入を防ぐだけでなく、口元まで温めることができます。
身体の熱を逃さない
長時間走っていると身体の熱がどんどん冷やされていくので、身体の熱を逃さないために防寒インナーと登山用フリースを着ておきます。
防寒インナーは薄手のほうが動きやすいので、なるべく薄手で身体を締め付けないものを選びましょう。
防寒インナーの上には、モンベルのライトスウェットを装着。ほぼバイクだと脱ぎ着することがないので、パーカーよりトレーナーの方が長時間着ていても苦になりません。
ウィンドスクリーンで身体に当たる風を遮断する
くらげは今までずっとウィンドスクリーンだけは付けたくないと思っていました。あれを付けてしまうと、急にダサくなってしまう気がしていたからです。
でも、あまりの寒さに耐えかねてスーパーカブC125に装着してみたところ、風を遮るだけでこんなに体感温度が違うものなのかというほど効果を実感しました。
ホンダ純正のウィンドスクリーンはいかにも信金のカブという形をしていますが、社外品にはかっこいい形のウィンドスクリーンが販売されています。今回は評判の高い旭風防のウィンドスクリーンにしました。
寒さから下半身を守る
カブにはレッグシールドがあるので比較的風を防いでくれますが、それでも30分近く走っていると凍えてきます。
足全体と足先を守るブーツがあると長時間のツーリングでも耐えることができます。
足全体を寒さから守るには、パンツの下にメリノウールのタイツと靴下を履き込んだり、コタツのように下半身を覆う膝カバーを試してきましたが、オーバーパンツが一番暖かく感じました。
風だけでなく雨も防いでくれるのでレインウェアがなくても安心です。
オーバーパンツで風と冷気を遮断する
ブーツで足元を包み込む
足元はスニーカーだとかんたんに風を通します。10分も走っていればつま先の感覚がなくなってしまうほど冷たくなります。ブーツで足首までしっかりと覆った方が熱を保つことができます。
バイク用ブーツはかっこいいだけでなく、機能性もバイク操作に特化しているのでおすすめです。
背の低い人のために厚底モデルもあります。くらげも履いています。
足先を保温する
それでも長時間乗っているとつま先がじんじんしてくるので、つま先カバーを装着するか靴用カイロを使うといいでしょう。
寒さから手を守る
風が直接当たってしまう手は、最も寒さを感じやすい部位なので二重で防いでいます。
まずはハンドルカバー。カブにはお似合いのグッズです。
コミネのハンドルカバーはネオプレーン製で撥水効果もあります。
ハンドルカバーで風を遮断する
グローブで手の熱を逃さない
グローブはウィンターグローブがおすすめです。コミネは手の小さい人にも嬉しいXSサイズがあります。
ナックルガードで手に当たる風を防ぐ
ハンドルカバーは見た目がダサくなるのと、操作性が落ちるのが難点です。ハンドルカバーを付けたくないときはナックルガードがおすすめ。風を防いでくれるので辛い寒さから開放されます。
こちらはスーパーカブC125専用。
グリップヒーターで手を温める
厚手のグローブとハンドルカバーを装着していても、長時間走っていると手がかじかんできます。そんなときはグリップヒーターを装着すると乗っている間中、ずっと温めてくれるので手がかじかむことなく走ることができます。
グリップヒーターには、グリップそのものを交換するものと巻き付けタイプがあり、手軽に取り付けられるのは巻き付けタイプです。
巻き付けタイプはハンドルに巻き付けるだけなので、使わない時期は簡単に外しておくことができます。電源はUSBなので、USBポートさえあれば簡単に接続できます。
ヒーターの固定は靴紐のようになっているのですが、ずれやすいためテニスのラケット用グリップテープで固定することにしました。
シーズンごとに付け替えることを考えて、3本入りパックがおすすめです。
バイクを降りてからも温まりたい
ポケットに忍ばせておくのにおすすめなのが、オイルカイロです。
オイルカイロは、金属製のオイル式カイロです。タンクにベンジンなどを注ぐと、気化したオイルが口金に付属しているプラチナ触媒に触れたときに化学反応で発熱するという仕組みになっています。
使い捨てカイロと比べて発熱時間が長く、寒いところでも温度が下がることなく身体を温めてくれるので、ツーリングにはピッタリです。
オイルカイロの燃料にはジッポオイル、ホワイトガソリンカイロ用ベンジンを使用します。コストが一番安くて気化が早いのはホワイトガソリンですが、欠点として持続時間が短いので、持続時間の一番長いジッポオイルと混合して使うことをおすすめします。
締めくくり
バイクでの防寒は快適さと保温性が欠かせないポイントです。
快適さと保温性を求めて、毎年いろいろとくらげなりに試行錯誤しています。
自分なりの快適な防寒グッズを揃えて、冬でも快適にツーリングに行きましょう。
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