前の職場に観客として潜入す

前の職場に、観客として潜入してみました。

前の職場とは、2012年3月までの4年間常駐した多目的ホールです。このホールではいろいろあって精神的にも肉体的にも辛い時期を過ごしました。
そんなこともあり、離れてからはずっとそのホールがある駅やその地域すらも避けていたのです。

潜入_02
今回、このホールを訪れてみようと思ったのは、毎年開催されているジャズイベントに観客として参加してみたいと思ったのと、師匠と崇めている上司がこのホールに異動したから、上司の明かりが見てみたいということ。そして、小屋付きという仕事から離れた今なら大丈夫だと思ったからです。

隣駅までは何度か来たものの、この先は2年半ぶり。久々に降りてみると、駅前がすっかり変わっています。近づく度に、高まる鼓動。深呼吸して、ホールのある建物内へ。

それでは、潜入を開始します

潜入_04
開場してすぐの時間に着いたものの、足がすくんでなかなか踏み出せない。しばらく、周辺をうろうろしてようやく開演5分前に潜入。

ああ、エントランスやロビーは変わっていないな。ああ、懐かしい、レールライトだ。
決して会いたくない天敵に会わないかキョロキョロ。

あ、しまったここには監視カメラがあるんだった。下を向き、何となく手で顔を隠す。却って、挙動不審になっています。
客席に着き、まずは上を見上げます。基本仕込みは、くらげがいたときとほぼ変わっていません。何だかちょっとうれしい。

そして開演

演奏を聴きながら、やっぱり気になるのは照明のこと。ちらちらと上を見上げてしまいます。仕込みは、ほとんど基本仕込みのまま。たったこれだけの仕込みで、使う色も非常にシンプルなのに、どうしてこうメリハリのある明かりが作れるんだろう。

毎年同じはずの上から吊るされた幕に当てる明かりも、こんな当て方があるんだと目からウロコ。さすが師匠です。

そして、演奏が終了。
いやー、ジャズってやっぱり生で聴くといいものです。
客電が明るくなり、本当はもう少し余韻に浸りたかったけど急いでホールの外へ。これで、潜入は完了です。ふう、バレずに済んだ。

潜入してみた感想

今までずっと避けてきた場所ですが、やっぱり来てみると何だか感慨深いものがあります。辛いことも楽しいこともあったけど、何度も迷いながらつまづきながら、それでもくらげはこのホールで4年間照明をやってきたんです。

それだけでいいんだと思ったら、胸の中がすっきりしました。
すっきりしたついでに、うっかりレストラン街にあるちょっといい焼き肉屋に入りそうになってしまい、ふと我に返ったのです。危ない危ない。

今日、ここに来てよかった。

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