日経メッセ・ライティング・フェアで最先端のLED照明技術を探る

日経メッセは、これからの日本の街づくり・店づくりを支えるさまざまな製品・サービス・ソリューションが一堂に集まる総合展示会です。「ライティング・フェア」の他に、「JAPAN SHOP」「建築・建材展」「リテールテックJAPAN」「SECURITY SHOW」「LED NEXT STAGE」「フランチャイズ・ショー」など街づくり、店づくりに関する展示会が同時開催されています。

このライティング・フェアはオフィス、店舗、住宅などの快適な光環境の創出や照明空間演出に欠かせないLEDや有機ELなどの最新照明製品を幅広く紹介している展示会です。照明に関わる企業の最新製品・サービスが一同に集まっています。舞台以外で使われているLEDや有機LED製品や技術について探るため、訪れてみました。

今回、ライティング・フェアで気になった出展者についてご紹介いたします。

Panasonic

オフィス、店舗、屋外、演出用、住宅向け照明器具や照明提案ツールなど、リニューアルにも配慮したパナソニック独自の技術を生かした新商品を出展しています。

こちらはダウンライト型プロジェクター「バイオシャドー」。
木漏れ日や水面など、あらかじめインストールされた自然を感じるコンテンツを空間に映し出します。音声はBluetooth出力にも対応しています。用途は主に宿泊施設や商業施設ですが、ホールや劇場のロビーやギャラリーにあってもよさそうです。

色が青いのは、隣接している展示照明の明かりが反射しているからです。

参考 ダウンライト型プロジェクター「バイオシャドー」Panasonic

こちらは「スペースプレイヤー」。2台を連携して照射することもできます。

参考 スポットライト型プロジェクター「スペースプレーヤー」Panasonic

ホールや劇場の客席に使われている、客席用ダウンライト。

実際に調光してみましたが、ぶつっとした感じの消え方や点き方を感じることなくより自然に調光できています。隣のモニターで別室の営業の方が待機していますが、何となく声をかけづらくてスルーしました。
参考 LED客席ダウンライトPanasonic

岩崎電気株式会社

岩崎電気は、LED・HIDを中心としたランプ開発やLED照明などを扱う照明機器メーカーです。
「あかりによる安全、快適な照明環境つくり」をコンセプトに、ブース内に商業施設や公園、建物などの街並みを再現する中で照明制御によるデモンストレーションの他に、防災照明、サイン照明、景観照明の幅広いラインアップを用途別に展示。この他にも感染対策として空気循環式紫外線清浄機エアーリアシリーズを展示しています。

こちらはLEDioc FLOOD FULL-COLOR(フルカラーDALI対応型)。
DALI(Digital Addressable Lighting Interface)という国際規格の調光制御システムに対応していて、色による演出が可能です。

DALIの特徴は、照明機器一台づつに個別アドレスを設定でき、DALIコントローラと照明機器の双方向通信で照明機器に状態を確認することができます。DMXの一般向けといったところでしょうか。営業の方にDMXではなくDALIを使用していることについて理由を聞いてみましたが、いまいちよくわからない回答でした。

参考 LEDioc FLOOD NEO FULL-COLOR DALI対応形IWASAKI

なお、DMX型もあります。
参考 LEDioc FLOOD FULL-COLOR(レディオック フラッド フルカラー)IWASAKI

東西電機産業株式会社

創業70年の老舗メーカーです。今回は、30年の実績を持つ国産のインバータ等の殺菌灯関連展示と温かみのある2100KのフィラメントLEDを展示しています。

今回のランディング・フェアで一番気になったのがこちらのフィラメントLEDです。

他社製品にもフィラメントLEDは存在していますが、こちらのフィラメントLEDは色温度が2100Kに設定されています。他社製品が2400~2700Kと白めなのに対し、こちらの製品はより赤みが強くなっています。口金はE12,14,17,26と揃っているので器具が限定されません。
定格電力は白熱球25W相当の2W、白熱電球40W相当の4Wの二種類。いずれもクリア球です。

シャンデリア球は調光チップが入っており、調光が可能です。看板・装飾用(ローソク・ナツメ・ミニ・小丸・ボール球)は調光に対応していませんが、シビアでなければ調光も効くので、DMX制御も可能です。どちらも、実際に調光を試してみたところ、じんわりとフェイドイン・フェイドアウトして、きれいに調光できました。

後日、サンプルを戴いたので、実際にテストをしてみようと思います。

参考 シャンデリア型フィラメントLED東西電気産業 参考 フィラメント形ミニLEDランプ東西電気産業

また、今回の展示にはありませんでしたが、テープライトの取り扱いもあります。東西電気が扱っているテープライトは、HV(ハイボルテージ)仕様で、通常の1.5倍から2倍くらい明るくなっています。1チップの中にはRGB素子が各3つずつ入っていて、3mくらいの長さになっています。
コンサート等でも使われていて、チャンネル数の節約のためにライトコンバータに同期させて使っているところもあるそうです。

参考 LEDテープライト東西電気産業

GLORY

サイン関連のLEDライト製品の開発、製作、販売を行なっている会社です。こちらはJAPAN SHOPの展示なんですが、オフィスや商業施設などいろいろなシーンに調和する、シャープな光のデザインのLED照明の展示をしています。
どの製品も洗練されたデザインで軽量なので、オフィスだけではなく、ホールや劇場、ギャラリーや美術館のサインとしても使用できそうです。

こちらの製品は、「TETRAGON」というライン照明。電源供給は背面で直結か、先端に電源コードを接続して供給することも可能です。また、器具同士をつないで文字などをつくることもできます。位相調光に対応しているため、調光可能です。

参考 TETRAGON株式会社GLORY

締めくくり

今年は例年と比べると、コロナの影響で海外の出展者がいないため、規模がかなり縮小されていました。また、今までは全く見られなかった殺菌・滅菌関連の製品や抗菌効果のある照明機器の展示が目立ちました。
そんな中でも、LEDに関するいろいろな技術を探ることができたので、来てよかったなと実感しました。

ライティング・フェアの内容は動画にも収めていますので、ぜひご覧ください。


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