埼玉の行田で蓮の花と歴史とグルメを堪能

行田市は、埼玉県の北部に位置する市で、北は利根川を境に群馬県と接しています。市内には、映画「のぼうの城」で有名な忍城をはじめ、埼玉古墳群、花手水の行田八幡神社、蓮の花の古代蓮の里など見所がいっぱいあります。
そこで、蓮の花がちょうど見頃となる6月下旬に行田市を訪れて市内を観光することにしました。

古代蓮の里で神秘的な蓮を鑑賞する

古代蓮の里には、行田蓮(古代蓮)をはじめとする42種類、約12万株の蓮が植えられています。蓮の花は、6月中旬から8月上旬にかけて見頃を迎えます。敷地内にある古代蓮会館は、ジオラマや大スクリーン映像が楽しめる体験型施設になっています。

蓮の花は午前中にしか咲かないため、朝早くから古代蓮の里は多くの人で賑わいます。そこで、なるべく早い時間に家を出て、7時過ぎには着くようにしました。それでも、すでに駐車場は多くの車が停まっていました。

駐車場は無料ですが、花蓮開花時期の6月中旬から8月上旬まで有料になります。バイクと自転車は駐輪場があり、無料で停めることができます。

ではさっそく鑑賞します。

公園内は、駐車場側に世界中の蓮が植えられている池があり、その奥には広大な古代蓮の池が広がっています。こちらは世界中の蓮の池にあった蓮。

白い蓮はすでに見頃を終えているものもありました。

こちらは神秘的で可憐な花を咲かせる、ちょうど見頃の白蓮。

シャワー。

前日まで雨だったこともあり、蓮の葉には水滴が乗っています。

水面に浮かぶ葉。

こちらが古代蓮。見慣れた蓮の花よりもだいぶ大きいです。

今から約2000年前、「古代蓮の里」一帯は、たくさんの水生植物が茂る湿地帯で、蓮の花も咲いていました。やがて蓮の実が地中深くに潜り込みます。時は経ち、1971年。市が公共施設の建設のために掘削工事をすると、地中に眠っていた蓮の実が自然発芽し、次々に開花しました。その後の調査の結果、1400年~3000年前の蓮であると言われています。

花の蜜を吸う虫。

古代蓮タワーと古代蓮。

古代蓮タワーに登ってみました。7月~刈り取り時期までは、世界ギネス記録をもつ田んぼアートを楽しめます。

上から眺めていた田んぼを、今度はカブとともに眺めます。

営業時間 【古代蓮会館(展望タワー)】 9:00~16:30(受付16:00まで)
蓮の開花期(6月中旬から8月上旬まで)は、7:00~16:30(受付16:00まで)
料金 【古代蓮会館(展望タワー)】
大人(高校生以上):400円
小人(小・中学生):200円
定休日 【古代蓮会館(展望タワー)】
月曜日(祝日の場合は営業)、祝日の翌日(土および日曜日の場合は営業)、年末年始 
※蓮の開花期(6月中旬~8月上旬)は無休
住所 〒361-0024 埼玉県行田市大字小針2375-1
サイト 古代蓮の里

さきたま古墳群で古墳を散策

さきたま古墳群は、行田市大字埼玉(さきたま)にあり、5世紀後半から7世紀はじめころまでに作られた9基の大型古墳が群集している公園です。埼玉県名発祥の地とされています。令和2年に国の特別史跡に指定されました。
約30ヘクタールの広い古墳公園内には、国宝などが展示されている「県立さきたま史跡の博物館」や、はにわ作り体験ができる「はにわの館」などがあります。

丸墓山古墳

日本最大級の円墳です。墳丘に登ることができ、埼玉古墳群を眺めることができます。豊臣秀吉が天下統一を進める1590年、家臣の石田三成は、忍城を水攻めに際、城がよく見えるこの古墳の上に陣を張ったという伝承が残されています。

稲荷山古墳

墳丘の全長は120mで、周囲には二重の長方形の周堀がめぐります。墳丘、中堤のそれぞれ西側に、造出しという張り出し部が設けられています。昭和43年の発掘調査で、後円部から2基の埋葬施設が見つかりました。稲荷山古墳の埋葬施設から出土した遺物は、その学術的・歴史的価値の高さから、一括で国宝に指定されています。出土した品はさきたま史跡の博物館、国宝展示室で実物を見ることができます。

二子山古墳

埼玉古墳群の中で最大の規模を誇ります。二子山の名の通り、側面から見ると二つの山のように見えます。墳丘の上に登ることはできません。墳丘造出しからは、須恵器や土師器などが出土しており、埋葬に関わる儀礼が行われたと想定されています。

将軍山古墳

全長90mの前方後円墳です。明治時代に後円部に造られた横穴式石室が発掘され、多くの副葬品が出土しました。こちらも墳丘の上に登ることはできません。
周りには堀が掘られています。

その他の古墳

道路を挟んだ反対側には、博物館と瓦塚古墳、鉄砲山古墳、奥の山古墳、中の山古墳、愛宕山古墳があります。これらは発掘調査はされているものの、ほとんど草に覆われていて整備されていないような状態でした。

県立さきたま史跡の博物館には古墳内から発掘された国宝が展示されています。また、はにわ館でははにわづくり体験ができます。博物館はちょうど近隣の小学生が遠足に来ていて、入るところだったので密を避けるために断念しました。

営業時間 公園は終日利用可
【埼玉県立さきたま史跡の博物館】
9:00~16:30(入館は16:00まで)
※7月1日~8月31日は9:00~17:00(入館は16:30まで)
料金 公園は無料
【埼玉県立さきたま史跡の博物館】
小・中学生 :無料
高校生・学生:個人100円
一般    :個人200円
定休日 【埼玉県立さきたま史跡の博物館】
月曜日(国民の祝日、振替休日、県民の日(11月14日)、4月29日~5月5日は開館)、12月29日~1月3日
住所 〒361-0025
埼玉県行田市埼玉4834
サイト 埼玉県立さきたま史跡の博物館

忍城と行田市郷土博物館を見学

忍城は関東七名城の一つとされ、室町時代の文明年間(1469年~1486年)の初め頃に築城されました。1590年(天正18年)に豊臣秀吉の小田原征伐に伴う攻城戦の際、豊臣方の水攻めに耐え抜いた逸話から浮き城または亀城と称されました。
現在の忍城御三階櫓は、明治維新の際に取り壊されたものを再建したもので、最上階からは市内の景色が一望できます。

郷土博物館は、かつての忍城本丸跡地にあり、『行田の歴史と文化』をテーマとした展示を行っています。

くらげが訪れたときは、忍城を外から見ることのできる場所がわからず、博物館の外側をぐるっと周ってから博物館内を見学しただけとなりました。博物館では名産の足袋の歴史や実物の資料を使った展示がされていて、古代から現代にいたる行田の歴史と文化を学ぶことができます。忍城内は博物館内から向かうことができます。中は意外と狭くて、展示は博物館内と同じく、行田の歴史についてでした。

営業時間 9:00~16:30(最終入館受付16:00まで)
料金 大人200円 / 大学・高校生100円 / 中学・小学生50円
※障害者手帳をお持ちの方と介護者1名、および「要支援・要介護」認定を受けている方(介護保険被保険者証の提示)と介助者1名は入館料免除
定休日 月曜日(祝日休日は開館)、祝日の翌日(土日は開館)、毎月第4金曜日(テーマ展企画展開催中は開館)、年末年始
住所 〒361-0052
埼玉県行田市本丸17−23
サイト 行田市教育委員会/行田市郷土博物館

行田のご当地グルメを食す

行田といえば、フライとゼリーフライが有名なご当地グルメです。その名前から、パン粉を付けて揚げたコロッケみたいなものとゼリーを揚げたものが想像できますが、実物はぜんぜん違います。

フライは、小麦粉を水で溶き、鉄板の上で薄く焼きながら、ねぎ、肉、卵などの具を入れ、好みでソースまたは醤油だれをつけて食べるものです。クレープのように薄っぺらいお好み焼きみたいなものを想像するとわかりやすいかも知れません。
ゼリーフライは、じゃがいも、おからをベースに小判型に整えて油で揚げたものです。味付けはソースです。衣のついていないコロッケのようなもので、中国にあった野菜まんじゅうをアレンジしたと言われています。その形が小判形であることから「銭フライ」と言われていたところ、銭がなまって「ゼリーフライ」と伝えられています。

今回、ネットで色々調べて見つけたのが、「深町フライ店」。秩父鉄道行田市駅の近くにあります。駐車場はありません。

入ってから気付いたのですが、このお店にゼリーフライはありませんでした。メニューは「ふらい」と「焼きそば」のみ。大きさはふらい、焼きそばそれぞれ大・中・小とあります。その二つをミックスした「焼きそばふらい(ミックス)」、大・小。トッピングの種類は、チーズ・えび・イカ・あげ玉で、各50円。初めて食べるので、まずはシンプルに「ふらい」の大を注文。

こちらが「ふらい」です。生地がクレープみたいにもちもちしていておいしいです。薄いけど食べごたえは十分にあります。

テーブルには柴漬けが置いてあります。意外とふらいによく合います。

営業時間 11:00~17:00
定休日 毎週火曜日・毎月第一金曜日
住所 埼玉県行田市忍1-4-7
サイト 食べログ/深町

締めくくり

行田を知ったのは、今年の5月にあしかがフラワーパークへ藤の花を見に行く際に古代蓮の里の前を通ったのがきっかけでした。蓮の花を見に古代蓮の里を訪れる際、せっかくなので周囲の観光もしてみようということで調べてみました。

何もないダサイタマと言われることもある埼玉県ですが、埼玉ならではの魅力はそこかしこに存在しています。今回、行田市を訪れてみて改めて実感しました。

今回はゼリーフライを食べ損ねたのと、水城公園に寄れなかったのと、忍城の外観を見れなかったので、もう一度訪れてみようと思います。

今回の様子は動画でもアップしています。



おさらい

2 Comments

いのぶー

毎度 そーですか ゼリーフライ あのしっとりソース味 たまらんです。ちなみに自分は 少々駅から離れますが 「かねつき堂」という店に行きます。有名らしく 結構他県ナンバーもちらほら。これもだいぶ前の情報ですが 確かゼリーフライは2個一皿で200円くらいで お持ち帰りもプラケースに入れてくれた筈。ただ出来立てでないと かなりウェットな食感になりますよ。フライもあり 安いのは350円くらいで 玉子が入ったり 豪華にすると徐々に上がります。確か お寺の前にある少々 路地入ったとこにあるので よく調べてみて下さい。その流れで 栃木県佐野名物 佐野ラーメン🍜🍥+ いもフライに行く わんぱくなお腹だったなぁ 今は一店集中ですが😅。取り敢えずご検討を。

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そらいろくらげ

いのぶーさん

かねつき堂、調べてみたら評判も良さそうですね。次回はかねつき堂でフライとゼリーフライをいただきます。
佐野ラーメンといもフライもいいですねー。カブでB級グルメツーリングも楽しそうです。

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