こんにゃく座のコメディー芝居を鑑賞

本日の舞台
オペラシアターこんにゃく座『ロはロボットのロ』@あうるすぽっと

1年ぶりくらいに、こんにゃく座のお芝居を観に行ってきました。
こんにゃく座は、日本語オペラを上演している劇団です。1年のうちほとんどが旅公演で、全国の小中学校や高校向けに上演しています。
そのうち、1年に2回は一般公演を行っていて、今回はその一般公演です。

あらすじ

ぼく、名前はテト。ロボットです。
ぼくのたったひとつだけとくいなもの、
それは、パンをつくること。
ところが、
ある日、どうしたんだろう、
パンをつくる数がへってきたんだ。
こしょうをなおしてもらうために、
ぼくはひとり、イーストランドにいる
ドリトル博士をたずねて、
たびにでたんだ。
イーストランドでは、
魔女とわがままな女王、
金にめがないわるいけらいが、
町をしはいしている。
でも、ぼくはココという女の子と
友だちになったんだ。
この町で、ぼくに、どんなことが
おこるのだろう……。
公演情報より〜

この作品は、初演が1999年の青山円形劇場から始まり、2005年まで全国で上演されていました。それから10年ほど休演していましたが、復活を望む声が高まり、この公演で復活することになりました。
くらげは初演は見たことがなく、今回は初めてのロボット観劇です。

舞台概観

舞台の下手には、フルコンサートのピアノが一台。演奏はすべてピアノのみです。装置は、大きな階段と山型パンの形をした縦に長い柱が上手と下手に2本。上手側は、物語の舞台を説明する手書きの字幕が貼られています。

くらげの席は、中通路の真ん中という非常に見やすい位置です。ここだと、舞台がしっかり見渡せる上に、前の人の頭で見えないなんてこともありません。

ただいまより、上演いたします

芝居が始まると同時に、ウイーンウイーンという声とともに、客席後方からロボットに扮した役者たちが登場。途中で観客に絡んでいて、通路に面したくらげもしっかり役者さんと絡むことができました。何だかこういうの嬉しいです。

内容としては、最初からほとんど笑いっぱなしのコメディーです。今まで観てきた中で、鄭義信さん演出の作品が今回は初めてなのですが、これがあのこんにゃく座?というくらい役者さんたちもはじけています。演出が違うと、まるで違う劇団を観ているように感じます。

ドリトル博士に故障を診てもらうため、遙か遠いイーストランドへ旅立ったテトは、ココという少女に出会います。ココの家は元々パン屋でしたが、わがまま女王のせいで小麦粉などの材料が値上がりし、やむなく借金をしてしまいます。金貸しのマニーにしつこく追い立てられていたところを、テトがパンを作って売り、借金を返済します。
ところが、テトの作ったパンを気に入った女王は城に無理やりテトを連れ去り、休む間もないほど働かせてはパンを作らせていました。ところが、パンを作りすぎてしまったテトはついに煙を吹いてしまいます。

そこで、城に閉じ込めておいたドリトル博士に修理をさせますが、研究所と違いろくな設備もないため、応急処置しかできませんでした。
しかし、マニーと女王が悪だくみをしているのを聞きつけ、ココを助けるために町へと戻ります。町では、ココに放火の罪をなすりつけるためにマニーが家に火を放ち、瞬く間に燃え広がっています。ココは逃げる途中で足をくじいてしまい、地下室に閉じ込められてしまいました。

風にあおられ、みるみるうちに町を飲み込んでいく炎。炎の表現は、装置の階段を水色っぽいサテンの大きな布で覆って4角を役者が煽っています。そこに赤い照明を入れると、まるで炎のように見えるのです。他のシーンはほぼ生明かりで見せていただけに、このシーンがよけいに印象に残りました。

ココとその場にいたマニーを助け、無事に家の外へと脱出。やがて街には雨が降り、火事はようやく収まりました。ところが、城の役人たちがやってきて再びテトが城へ連行されてしまいます。
テトを助けるためにココと父親のエドが城へと向かいますが、女王の母ノーマの前では銃すら役に立ちません。絶体絶命のピンチ!!

すると、息も絶え絶えだったテトが最後の力を振り絞って魔女を倒します。
ついにエネルギーも使い果たし、もう立ち上がる気力すら残っていないテト。もうくらげはここで涙をこらえるので精一杯でした。テトー!
最後にドリトル博士によって再びテトが動いているのを見た時には、もう嬉しくて嬉しくて。テトー!!

締めくくり

笑わせて泣かせる芝居に弱いのです、くらげは。
この作品は、子供向けだけど大人も十分楽しめる作品です。再び一般公演で上演されることがあったらまた観に行きます。



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