東京ビッグサイトで、7/1〜7/3まで開催されている、コンテンツ東京2015に行ってきました。
コンテンツ東京は、クリエイターEXPO、プロダクションEXPO、キャラクター&ブランドライセンス展、電子出版EXPO、東京国際ブックフェア、先端コンテンツ技術展、コンテンツ・マーケティングEXPO、制作、配信ソリューション展という8つの展示会が一同に集まった大規模な展示会です。
入場するには招待券と名刺2枚が必要になります。事前にサイトから招待券を申し込んでメールで送付してもらうか、郵送なり別イベントで配布されていた招待券に必要事項を記入して受付で入場パスと交換するのですが、今まで行った展示会はたいがい受付のところに招待券が置いてあり、そこで記入して入ることができました。
なので、今回も印刷が面倒なのでそのつもりでいたら。
招待券はどこにも置いていない上に、ほとんどの人が引換券を持っていました。仕方ないので、充電の少ないスマフォでサイトに入り、招待券を手に入れることに。
受付で、送られてきたメールを見せたら無事に受付を済ますことができました。やっぱり予め登録をしておくのが一番です。
クリエイターEXPO
さて、気を取り直してまずはクリエイターEXPOから見ていくことにします。
こちらは、文章、マンガ、イラスト、写真、映像、アニメ、ゲーム、音楽などを創作する個人が出展する商談展です。 デザインフェスタみたいな感じだろうと思っていたら、本当に商談展でした。それぞれ各コンテンツが展示しており、その場で商談をすることができます。なので、商談予定もないのに、ゆっくり作品を見るのも気がひけるので、早々に引き上げました。
制作・配信ソリューション展
続いて、制作・配信ソリューション展。
こちらは、アニメや映像、ゲーム、アプリなどデジタルコンテンツの見本市です。
近年は舞台で映像を使用することも増えてきていて、Webサイトでも多用されるようになりました。なので、少しでも役立つ情報が得られればいいなと思って覗いてみたのですが、何がどう役立つのかよくわからないまま彷徨うだけ。
その中で、一つだけ気になったのが、"Monotype"というフォントメーカー。
Webデザインや紙のデザインでは、テキストに使用されるフォントが非常に重要な役割を果たします。
お話を聞いてみると、タバコのマイルドセブンが、世界に向けてパッケージと名称をメビウスに変えた際には、ロゴをMonotype社に依頼したとのこと。
また、Panasonicの100周年キャンペーンでも、キャンペーンのロゴをMonotypeに発注。ワクワク感を出したいという希望を元に、ワクワク感あふれるフォントが作られました。
今までフォントというものを全く知らなかったのですが、意外と身近なところで新しいフォントが生まれて使われているのです。フォントについて、もっといろいろ知ってみたくなりました。
先端コンテンツ技術展
次は、先端コンテンツ技術展。
こちらは、臨場感のある映像や音響技術などの見本市です。照明に関係しそうなので足を踏み入れてみたのですが、これといって関係しそうなものはありませんでした。
その中で、唯一気になったのがこれ。没入型聴覚ディスプレイシステムです。
こちらは、東京電機大学の音響空間研究室で研究の一環として作られた音響装置です。C80フラーレン構造のフレームに設置した80chマイクロホンアレイにより身体情報および空間情報が含まれる三次元音場を収録し、収録信号に逆フィルタリング処理を行い再生信号を作成。音響樽で収録した音場の3次元波面を物理的に高い精度で生成することによりリアリティの高い没入感を実現とのことですが、さっぱりわかりません。
没入感とは、まるでその空間にいるような感覚のことをいいます。
まずは、体験してみたいところですが、なかなか人気があるらしく、2時間後の体験まで整理券をもらって待たないといけません。なので、諦めました。
今後、この音響装置による可能性としては、音楽練習室、3Dゲーム室、濃密な会話を実現する遠隔会議室、視覚障害者が屋外歩行を疑似体験するための練習室などがあります。
その中で気になったのが、劇場・ホールの音響シミュレーションです。建築設計段階の劇場やコンサートホールにおいて、演奏音のシミュレーションを行い、残響感などの確認をすることができます。
このシミュレーションは、クラシックホールだけでなく、演劇専門のホールでもぜひ活用して欲しいです。
締めくくり
日本最大の1330社が出展していたにも関わらず、くらげに響いたのはたった2社でした。
でも、これに懲りずに来年もまた来ようと思います。もちろん、今度きちんと事前登録を済ませて。
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