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静かな山の古道。払沢の滝から浅間嶺を歩く

檜原村にある浅間嶺は江戸時代は木炭や米や塩などの生活日用品を運んだ生活道として使われていました。標高903mの低山で、一度登ってしまえばあとは浅間尾根を歩いていくだけなのでアップダウンが少なく、景色も開けているので人気があります。

一昨年、登る予定でいたところ電車を乗り過ごして予定のバスを逃してしまい、去年リベンジしようとしたらコロナで登れなくなりました。そして今回、ようやく今回リベンジを果たすことができたのです。

登山口まではどう行く?

浅間嶺の登山口までは、電車とバスで向かうことができます。JR中央線立川駅から五日市線に乗り換えて、終点の武蔵五日市駅で下車。そこからバスで1時間ほど揺られていけば、「浅間嶺登山口」に着きます。

浅間嶺登山口から尾根まで登ったあとは、尾根伝いに払沢の滝方面へと下っていきます。また、逆に払沢の滝から登っていくこともできます。数馬尾根を下っていくと、檜原街道沿いに日帰り温泉施設があるので、下山後に温泉で温まっていくのも楽しみの一つです。

比較的公共交通機関でアクセスはしやすい山ではあるのですが、車で向かうときは払沢の滝駐車場に停めて登る人が多いです。今回、くらげは電車とバスの乗り継ぎが面倒だったのでスーパーカブで向かい、払沢の滝駐車場に停めて登ることにしました。

登っていくよ

この日は朝の気温がグッと冷え込み、檜原村は真っ白い霜が降りていました。
バイクウェアを脱いで登山ウェアに着替えたら、トイレを済ませて出発です。

途中までは里山の民家と舗装された生活道路を縫うように登っていきます。

舗装された道路は、以前山奥の蕎麦屋に行くときにカブで登った道です。カブではすいすいでしたが、人間が歩くと数倍の時間がかかります。

ようやく、峠の茶屋までやってきました。峠の茶屋となっていますが茶屋はやっていません。

店の軒先にはコンコンと湧き水が流れているので、暑い時期はここで給水するといいかも知れません。

ここからは奥多摩方面の景色を眺めることができます。

カブで訪れた蕎麦屋を過ぎると、やがて道は本格的な登山道に様変わりしました。とはいっても、登り坂もそこまできつくはなく、尾根に出てしまえば緩やかな登り坂しかありません。

しばらく沢沿いの道を登っていくと、やがて景色が開けました。

霜柱が残っています。

謎の建造物。

3時間ほどで、山頂に到着。

約3時間ほどで山頂に到着しました。

お昼ご飯を食べるよ

山頂の眺望がいいところにベンチが置かれていますが、ほぼ満員だったのでその下の休憩所でお昼ご飯を作ることにします。

ベンチの向かいでは、仕事の悩みを話しながらおじさん二人がご飯を食べています。みんなそれぞれ仕事の悩みってあるよね。うんうんと心で頷きながら、くらげもご飯を作ります。

はい完成。チゲスープに冷ご飯を入れて温め、途中ので買ったファミチキを切って入れただけ。ファミチキからいい出汁が出ておいしくなります。

休憩所にはトイレもありますが、くみ取り式なのであまりきれいではなく臭います。

バス停まで降りるよ

ここから浅間尾根入り口まではあと2時間位。カブに乗って帰る体力を残しておきたかったので、浅間嶺からすぐ近くの上川乗バス停に降りることにしました。

しかし、このルートは本当に退屈な道でした。ずっと針葉樹林帯で日差しも届かず鬱蒼としており、ほぼ変化もなく単調な道のりが続きます。どうりで誰も登ってこないし誰も降りてこないわけだ。

あと1km。

つまらない道を2時間ほど降りて、上川乗バス停に到着。バス停にはきれいなトイレも完備されています。15分くらいでバスが到着。武蔵五日市駅行きに乗り込み、檜原村役場のバス停で下車。ここから10分くらい歩けば、払沢の滝駐車場に到着です。

締めくくり

浅間嶺はきつくなくて歩きやすく、景色も良いので初心者にもおすすめの山です。秋は紅葉が見頃なので混み合いますが、12月くらいだと寒すぎず人も少ないので快適に登山ができます。


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