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奥多摩の高水山を縦走して山頂でカレーライスを作る

時間と天候が合えば山登りしている週末。今回の山は高水三山です。

高水三山は、惣岳山、岩茸石山、高水山の三つの山を総称した奥多摩の山で、標高は700m台。初心者向けのコースです。JR青梅線の軍畑(いくさばた)駅から徒歩で登山道まで歩き、2つ先の御嶽駅のすぐ近くに降りてきます。

ほとんどの人が軍畑駅から登るのですが、軍畑駅近くにはコンビニがありません。コンビニへ寄るには、ひとつ前の二俣尾(ふたまたお)駅で降りてさらに数百メートル戻らないとありません。

くらげは登る前にコンビニでトイレを済ませたかったので、御嶽駅のセブンイレブンに寄って御嶽方面から登ることにしました。

8時20分 ラッシュに揉まれて御嶽駅着

朝、のんびりし過ぎて予定の電車に間に合わず、30分後の電車に乗ることになりました。青梅まではスムーズに行けるのですが、青梅から先の奥多摩方面は単線になり、本数も減ります。

しかし、今日は平日です。乗る電車が6時台になると混雑し始めてきます。中でも一番混雑がひどかったのが青梅線。中央線からの直通電車だったのもあり、大混雑。ザックを足元に置いて倒れないように支えながら30分以上揺られてようやく座ることができました。

もう、登る前からぐったりです。平日は5時台じゃなきゃダメですね。今回はバスを使わないからって油断しました。

8時35分 御嶽駅を出発

コンビニでトイレを済ませ、水を購入。準備をして、御嶽駅の裏にある登山道から登ります。駅から近いこともあり、登っているときには車の音や電車の踏切音が聞こえてきます。さらには、離れたところから、チェーンソーも聞こえてきて、近所の里山を登っているような気分になります。

最初の山道を登り切ると、比較的歩きやすいハイキングコースになります。辺りはほぼ針葉樹です。
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標高が少しづつ上がるにつれ、日陰では氷の塊がよく見られるようになりました。キラキラしていてきれいです。
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霜柱も、水晶の結晶みたいです。
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もっと登ると、雪が残っています。
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つらら。
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1時間ほどで惣岳山に到着。金網に囲まれた神社がひっそりと建っていて、日当たりも悪く雪が残っています。
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惣岳山から岩茸石山へ

休憩はしないでそのまま惣岳山をあとにし、そのまま岩茸石山へ向かいます。途中にはこんな岩場もあるので、油断はできません。
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岩場を超えると、眺めがいい場所に出ます。写真の左側あたりが御岳山で、奥に映っているのが前回登った大岳山です。
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10時30分、岩茸石山山頂へ到着

しばらくなだらかな山道を進み、頂上近くの急勾配を登り切ると、岩茸石山山頂です。
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けっこう広くて眺めもいいのでここでお昼にしたいところですが、時間はまだ10時過ぎ。しっかり朝ごはんも食べていてまだお腹は空いていません。15分ほど休憩して、次の高水山を目指します。
あれが、目指す高水山です。
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花が咲いているみたいな霜柱。
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こちらも、山頂に近づくにつれて雪が積もっている場所が多く見られます。
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山頂の手前には、折れた枝が道を塞ぐように落ちていました。木の幹には頭上枝折れ注意という張り紙があるので、おそらく折れかけていて雪の重みで落ちたのだと思われます。
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11時15分、高水山山頂へ到着

30分ほどで、高水山へ到着。眺めはまったくよくないけど、ここでお昼にします。
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頂上には、人っ子一人いません。たぶんほとんどの人が眺めのいい岩茸石山で休憩するのだと思われます。眺めの比較的よさそうなベンチに荷物を置いて、さっそく調理開始です。

さっそく調理開始

まずは、お湯を沸かしてゴハンを調理します。非常食でおなじみ、尾西の白飯。こちらは非常用リュックに入れておいたものの、賞味期限は今月まで。なので、今回のお昼ごはんに利用します。

お湯を注いだら、チャックを閉めて15分ほど放置します。
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そして、沸かした残りのお湯で具を調理。昨夜のうちに、炒めておいたナスと玉ねぎ、鶏胸肉を煮込みます。じゃがいも入れ忘れた。
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煮立ったところで、カレールーを投入。S&Bのディナーカレー中辛と、コクを出すためのベビーチーズです。
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煮込んでいるうちに、15分経ったのでゴハンを鍋に移します。
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カレーもほどよく煮込まれました。煮込んでいる間に、座っていたベンチが日陰になったので、さんさんと日差しが差しているベンチへと移動しています。
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そして、ドバーッとご飯の上に掛けます。ご飯が隠れても気にしない。上の白っぽいのはチーズです。
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カレーを食べた後に困るのが、食器の片付けです。このままだと、こびりついて拭くのが大変です。そこで、カレーを注いだ鍋と調理した鍋の両方に水を注いで鍋肌のカレーをこそぎ落とします。そして、そのまま沸かします。そして、湧いたらこれを投入。
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軽量化のためパッケージを剥がして保存したところ、賞味期限はおろか、これがなんなのかさえわからなくなりました。おそらく、オニオンスープか何かだと思われます。
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かき混ぜてみました。
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いざ、実食。これ、和食のスープでした。海苔が入っています。ふわっとした麸みたいなものも入っています。カレーが一気に和食カレースープに変身。まずくもなく、おいしくもなくといった味でした。

軍畑駅を目指して下山

さて、おやつもいっぱい食べてお腹満足になったところで、軍畑駅を目指して下山することにします。ちょっと降りて行くと、東屋のある広い休憩所があり、お寺とトイレもありました。泡洗浄式のトイレです。紙はあります。手洗い用のタンクがありましたが、水は出ません。

下りでは、毎回膝を痛めていたので、今回はトレッキングポールを導入。Amazonで安くて人気のDABADAを買いました。

トレッキングポールを使うと、足への負担がぐっと減るのがわかります。高い段差のあるところも、ポールで支えて降りるようにすると楽に降りられます。2本足で歩くより、心なしか早く降りられるような気もします。

途中、何かの木から芽が出ていました。もう春だな。
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石英が含まれているような石を見つけました。半透明な白いキラっとした石が入っています。
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途中、沢を横切ります。暖かくなると、山ヒルが出そうです。
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さらに降りて行くと、砂防ダムに出ます。ここを降りると、登山道はおしまいです。
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駅を目指して舗装された道を下る

このあとは、舗装された道を降りていきます。
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ここが、東京だと言われても信じませんが、南足柄だと言われると信じてしまいそうです。
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降りて川遊びができるようになっています。いいなー。
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レトロなタバコ売り場が残っている商店。
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やがて、都道に合流してひたすら降りて行くと、JR青梅線の鉄橋が見えてきました。高いなー。
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この辺りに駅へと続く道があったのですが、この先駅とかなんにも書いていなかったので、そのまま国道まで降りることにしました。
そして、国道を進むとようやく駅入口の看板を発見。やっと駅だと思ったら、最後の最後で難関が待っていました。ぎゃー!!
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やっとの思いでこのきつい坂を登り切り、14時06分に軍畑駅へ到着です。

コーヒーとチョコをごちそうになる

軍畑駅は本当に小さな田舎の駅といった感じで、駅員のいない無人駅です。時刻表すらありません。どこに時刻表があるんだろうと探していると、駅前のベンチでくつろいでいるマダム二人に声を掛けられました。

コーヒーをどうぞと言うお言葉に甘えて、水筒に入った温かいコーヒーを頂くことに。下りで冷えきった身体に、熱いコーヒーが染み渡ります。
聞けば、お二人はこの付近の御嶽渓谷を散策していたとのこと。御嶽から散策し終えて、駅のベンチでくつろいでいたのでした。

さらに、おやつに持ってきたというゴディバのかわいい詰め合わせのチョコもいただくことに。「散歩のおやつに贅沢ですねー」といいながら、遠慮無くいただきます。

コーヒーとチョコでまったりしていると、立川方面の電車がやってきました。マダムたちは、青梅なので次の電車に乗るというので、見送ってもらい軍畑をあとにしました。マダムたち、ゴディバとコーヒーありがとう。

おさらい

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記録

  • 開始時刻 8:35
  • 終了時刻 14:06
  • 所要時間 4:27'
  • 距離   13.04km
  • カロリー 369kcal
  • 歩数   20,088歩

2 Comments

そらいろくらげ

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kenzoさん
尾西のご飯は割りと普通のご飯に感じました。カレーかけちゃったのであまり味はわからなかったのですが。
カレーは普段家で作っているのと同じ工程で作りました。山だからといって手抜きはしません。
高水三山は手軽なハイキングコースという感じでしたね。ちょっと物足りなかったです。やっぱり殆どの方が逆から登ってきていてすれ違いました。
今度は川苔山行きます。

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kenzo

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尾西のごはん、おいしかったですか?
まだ尾西シリーズには手を出してないので気になります。
トレポ買いましたか~意外と安いのあるんですね。
カレー随分本格的に作りましたね!?
高水三山、いかがでしたか?
きっとくらげさんには物足りなかったのではないかと思いますが、kenzoは1本目だったのでしんどかった思い出があります。
ほぼkenzoの逆ルートでしたね。

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