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日暮れ前の忍野八海を巡ってみたら海外観光客だらけだった

山梨にある忍野八海。国の天然記念物や、世界文化遺産である富士山の構成資産に指定されています。
そのおかげで、一日中ひっきりなしに国内外の観光客が訪れる人気の観光スポットになっています。

そこで5月下旬の新緑が眩しい時期、夕方の観光客が少ない時間帯にのんびり周ろうと思い、夕方の時間帯に訪れてみました。

忍野八海ってどんなところ?

忍野八海は富士山を水源とする8つの池の総称です。はるか昔、忍野村全体が一つの湖だったのが、富士山の噴火活動を何度も経ているうちに徐々に排水され、湖は枯渇。富士山の伏流水が湧き出る湧水池だけが残りました。

8つの池全てが名水百選に選ばれているだけでなく、国の天然記念物、全国名水百選、世界文化遺産である富士山の構成資産に指定されています。

8つの池は全て歩いていける距離にあるので、1時間もあれば全部周りきることができます。

忍野八海の駐車場

忍野八海の周りに10箇所の民営駐車場があります。料金の相場は普通車で1日300円、バイクは駐車場によって変わりますが、200円から300円です。

駐車場情報は観光協会のサイトで確認してください。
駐車場|忍野村観光協会

観光バスが訪れるような大きな通りの駐車場には管理人がいますが、ほとんどの駐車場に管理人はいません。
料金入れが置いてあって、そこにお金を入れる仕組みになっています。バイクの駐車料金が記載されていないところもあるので、予め調べておくことをおすすめします。

8つの池を周るよ

まずはお釜池。
釜中に熱湯が沸騰するように湧水するという形状からこの名が付けられたといわれているそう。

池の底は見えないくらい深いのですが、澄んでいるのでけっこう下まで見ることができます。

忍野八海を流れる新名庄川。橋がいい雰囲気を醸し出しています。

橋を渡って次の池に向かいます。

銚子池。
酒を注ぐ銚子の形からこの名が付けられたといわれているそうです。

濁池。
名前は濁池ですが、井戸水の流入とわずかな湧水が川に流れ込んでいて、濁りはありません。

涌池。
金色の鯉が泳いでいます。

鏡池。
晴れていれば、このように富士山を拝めます。

条件が整えば、水面にはっきりと富士山が映り込み、見事な逆さ富士を見ることができるのだそう。

菖蒲池。
菖蒲が茂っています。奥には公園があるので、一休みできます。

出口池。
八海の中でで一つだけ離れた場所にあり、最も面積が広い池です。徒歩15分くらい歩くので、訪れる人はほとんどいません。

最後に、底抜池。
こちらは、「はんの木林資料館」に入場料を払って入館しないと見学できません。資料館は17時までなので、今回は見ることができませんでした。

気付いたら周りは海外の人たちばかりになっていた

一通り八海を回ってたので戻ってきました。

八海の中央には、中池という人工池があります。この周辺にはお土産屋さんが立ち並んでいて、気付いたときには周りは外国人のツアー客で埋め尽くされていました。夕方になったら、次から次へと押し寄せてきます。

アジア人だけでなく、中東の観光客も続々とやってきています。

でも、夕方までやっているお店は中池だけでした。通りのお土産屋さんはすでに閉店。

大きな駐車場の前を通りかかると、大きな観光バスが数台も停まっていました。コロナが落ち着いて、インバウンドが復活してきているようです。

締めくくり

夕方になれば人がいなくなってゆっくり撮影できると思っていたので、予想外のことに驚きました。
海外の人達にも富士山周辺の観光スポット人気が高まっているというのは何かで耳にしたことがあったので、間近で実感しました。

誰もいない時間帯にゆっくり周って霊場の雰囲気を味わいたいときは、早朝に訪れたほうがよさそうです。