2020年に購入した、アライのXDが買い替え時期になったので、ヘルメットを買い替えました。
同じくフルフェイスで、悩んだ末に今度はショウエイのZ8を購入。
しばらく走ってみたので、着用してみた感想を書いていきます。
ナップスでフィッティングサービスを受けてみたよ
前回同様、購入するのはナップスの実店舗です。
前回のアライのヘルメット購入時もフィッティングサービスを受けたので、サイズは分かっているのですが、今回はメーカーが違います。
もしかたら調整が必要になるかも知れないので、今回もフィッティングサービスを受けることにしました。
いつの間にかフィッティングサービスが有料になっていて、3,300円という価格に最初は悩みましたが背に腹は変えられません。
合わないヘルメットを買っていざというときに頭を守ってくれなかったり、きつくてツーリング中に頭が痛くなってしまったなんてことは避けたいところです。
サイズを測った結果、アライではXSでしたが、ショウエイではSサイズでした。XSは特注になってしまうので助かりました。
頭頂部と側頭部は隙間のできる大きさだったので、スポンジで調整してもらうと、ぴったりでした。
頬の部分はむぎゅっとされているような圧迫感を感じますが、いずれへたってくることを想定して、そのままにしてもらいました。
Z8の定価は58,300円ですが、ナップスでは夏のセールで5,830円引きになっていました。
さらに、ちょうど夏の下取りキャンペーン中だったので、使用していたXDを下取りしてもらい、2,000円引きなりました。結果、お買上げ金額は53,770円。結果的に5,000円の値引きです。
古いヘルメットを処分する手間も省けて、ちょうどいいときに買うことができました。
なんでアライからショウエイにしたの?
アライからショウエイにした理由について説明します。
- 内装にインカムスピーカーのホールがある
- 全体的に小さい
- 防曇シートが標準装備
ただ、3mmの薄いスポンジを剥がしたところでスピーカー分の厚みが相殺されることはないので、耳が圧迫されて1時間以上走っていると痛くなります。
Z8には予め、スピーカーを取り付けるくぼみがあるため、耳を圧迫することはありません。数ミリの厚さが快適性を左右するので、大事なポイントです。
ちなみにスピーカーはインカム専用ではなく、耳掛けヘッドフォンを使っています。取り付けは、このサイトを参照しました。
B+COM ONE バイク用インカム フルフェイスヘルメット取付方法 | SYGN HOUSE
アライはデザインよりも安全性に全振りしているメーカーなので、全体的に帽体が大きいです。くらげみたいな全身が小さい女性がかぶるとちぐはぐですし、重いので首にも負担がかかります。
ショウエイのヘルメットは基本的にシュッとしたフォルムが多くて、かっこいいです。そして、持ってみてすぐわかるくらい、とにかく軽いです。
フルフェイスヘルメットを被っていると、湿気があって内側と外側の温度差が激しいときは一瞬で曇ります。そのため、ピンロックシードやシートを付けて曇りを防ぐ必要があります。
ショウエイには標準装備でシートが付いているので、購入時にシールドに貼ってもらいました。安全面に関わることなので、アライも標準装備にしてほしいものです。
アライと比べてみて、こんなにも違うのかという印象でした。今後も、ショウエイを使い続けていくつもりです。
Z8ってどんなヘルメット?
コンパクト&軽量をコンセプトとしたZシリーズ。
よりスポーティに進化したデザイン、そして快適なライディングを実現する機能性を刷新した「Z-8」が新たに誕生。
視界や操作性を向上させた新たなシールドシステムや、効果的な走行風の導入・排気による高効率ベンチレーションシステムなど、より一層の「快適性能」を追求しました。
Zシリーズが誇るコンパクトさと軽さ、そして快適性能が、快適なスポーツライディングを創造します。
Z8はなんといっても、その特徴的なフォルムです。カットラインを入れることでシェルの剛性を高め、コンパクトながら安全性を確実なものにし、スポーティさを実現したのだそう。
そして、前作のZ7から比べて大きく変わったのが、シールドロックの位置。開閉時のたわみを抑えて、窓ゴムの密着性を高めるためにセンターに装備されました。
ストラップの固定はDリングです。
内装の赤いラインは、「エマージェンシー クイック リリース システム」です。救護時、この赤いリボンを引っ張ってチークパッドを引き抜くことで、要救護者からヘルメットを容易に脱がすことができます。
ベンチレーションは頭頂部と後頭部にあります。
シールドにはピンロックシートが標準装備。これがあるとないとでは大違いです。
こちらは付属品のチンカーテン。顎に装着することで、風の侵入を防ぎます。
ブレスガード。鼻の上辺りに装着することで、息によるシールドの曇りを抑えてくれます。
シリコンオイル。シールドの動きをなめらかにするためのメンテナンス用品です。
Z8を装着して走ってみたよ
実際に被って走ってみた感想です。
- コンパクトでとても軽い
- 脱着は慣れれば簡単
- Dリングも慣れれば簡単
- シールドのセンターロックは気にならないレベル
- シールドの開閉する段階が細かい
- 風切り音が少ない
- 風通りがいい
まず、第一印象はXDよりもコンパクトて軽いということ。小さいけれど、安全性は従来どおりです。
これなら、長時間のツーリングでも首や糧への負担は少ないはず。
レビュー動画やレビュー記事を読んでいて、脱着がきついというレビューを見かけました。でも、ベルトの付け根を持ってぐいっと思い切り広げてかぶれば問題ありません。
慣れれば簡単にできます。
次にレビューでよく見られたのが、ベルトの固定がラチェットではなくDリングであるということ。くらげの場合は今まで被っていたヘルメットはすべてDリングだったので、デメリットには感じませんでした。慣れれば息するように脱着できます。
Z7からZ8になり、シールドロックボタンの位置がセンターに変わりました。これがどうやらZ7から買い替えた人には不評だったようです。
しかし、実際に走行中開閉してみたら、全然気になりませんでした。XDのシールドロックが非常に使いづらくて、冬用の分厚いグローブでは開閉できないほど小さくて難解な動きのロック機構でした。
Z8のボタンは、大きい上に簡単に開閉できて感動しました。位置については、むしろセンターのほうがわかりやすいです。横位置だと、だいたいの位置を指で探っていました。
次に、シールドについて。XDのときはガッガッと大きく4段階くらいに分かれている感じでしたが、Z8だと細かくカチカチッと上がっていく感じです。
これだと、ちょっとだけ開けておきたいということもできます。
コンパクトで風が流れやすい形状になっているからか、XDと比べて風切り音が少なく感じます。
まだ音声ナビは試していませんが、以前より静かな分、聞きやすいと思います。
Z8はチンカーテンを自分で装着できるようになっています。チンカーテンは、顎からの冷気の侵入を防ぐカバーです。
XDは顎部分も内装で覆われて外せないのですが、Z8は顎部分の内装がないので、冷気が顎の部分から入り込んできます。おかげで、ヘルメット内部の換気ができて熱がこもりません。
締めくくり
ヘルメット選びはものすごく悩みます。悩みに悩んだ末に、思い切ってショウエイのZ8にしてみて大正解でした。
くらげのおすすめ度は☆5つ。
XDのときは立ちごけしたり、ハンドルにかけて落としたりとかなりボロボロにしてしまったので、Z8は大切に使っていきます。
この記事が、ヘルメット選びの参考になったら幸いです。