昨日、無事にSSTRを完走できたので、今日は能登半島の観光を楽しみます。
前回のお話:今年もプレSSTR!茅ヶ崎海岸から千里浜なぎさドライブウェイまで1日で走れるのか
能登半島を観光するにあたり、あまり下調べはしていません。
ひとまず半島をぐるっとして、気になったところに寄り道しながら棚田の広がる白米千枚田と、突端の禄剛崎、砂浜からすぐ近くにそびえ立つ見附島に立ち寄るという、非常にざっくりとした計画です。
能登半島一周スタート!
当初は9時すぎには出る予定だったのですが、Insta360 ONEX2のキャリブレーションがうまく行かず、気付けば11時を回っていました。
なんで家でやっておかなかったんだー!
360°撮影は諦めて、出発することにします。最初に書いてあるとおり、ざっくりとしか立ち寄りポイントは決めていないので、適当国道249号線を走っていきます。
有料駐車場に停める車以外は一切入れない国定公園
国道249号線を北上していて、まず目に止まったのが「関野鼻」という場所。さっそく、国道から県道に入り、細い道を進んでいきます。
そしてたどり着いたのは...。
駐車料金は500円で、二輪車は入ることができません。じゃあ、駐車場の手前に停めて入るかと思ったら、「前面道路は駐車禁止」の文字。
徒歩で入ることすらためらわれるほど至るところにバリケードのように封鎖されていて、何が何でも500円の駐車料金を支払わないと見せないぞという確固たる意志を感じます。
国定公園なのにどういうことかと思って調べてみると、どうやら駐車場のある敷地は私有地なんだそう。この敷地を管理している不動産屋のやりたい放題ってことみたいですね。
入れないんじゃ仕方ないので、諦めました。
砂が鳴る浜
続いて、「鳴り砂の浜」という看板に釣られたので、琴ヶ浜という海水浴場に立ち寄ります。
砂浜に降りてみると、とても風光明媚な景色が広がっています。
岩の荒々しさなど、太平洋側ではあまり見ない光景です。
鳴き砂についてはよくわかりませんでした。
道の駅でお昼ごはん食べたかったけど...
琴が浜を出発してすぐに、道の駅赤神に到着。
ここは、二輪車に優しい道の駅で、屋根付き駐輪場が設置されています。
ちょうどお昼の時間なので、ここでお昼ごはんを食べることにします。
館内には、冒険家でSSTRプロデューサーでもある風間深志氏が、史上初の北極点・南極点到達時に乗っていたバイクと装備が展示されています。
ここで、フグの唐揚げ定食を食べようとしたら、満席だったので断念。もう少し上の方の道の駅に立ち寄ります。
海岸線を走っていたら、一列に並んで同じ方向を見ている海鳥がいました。なんでみんな同じ方向見てるの?
いったん海から離れ、輪島市の中心部を抜けると再び海岸線に出ました。
更に北上していくと、ようやく白米千枚田に到着です。
急な崖に小さな田んぼがいくつも連なっています。一枚の面積は18平方メートルほどで、一番小さいところで50センチ四方程度なので、すべて手作業で行われているのだそう。
ここは、道の駅にもなっていて、ご飯を食べることもできます。せっかくなら有機肥料で育てた棚田米のおにぎりをいただくことにします。
売店で注文しようと財布を出そうとしたのですが、残念ながら財布はホテルでお留守番中でした。
仕方ないので、どこかコンビニで調達することにします。さようなら、棚田米のおにぎりとフグの唐揚げ。
場所 | 白米千枚田 |
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営業時間 | 8:30~17:30 (レストランラストオーダー16:30) |
駐車場 | あり |
住所 | 〒928-0256 石川県 輪島市白米町ハ部99番地5 |
サイト | 白米千枚田 物語 白米千枚田|石川県輪島市公式 |
半島の内側を目指すよ
次に向かうのは、最北端の禄剛崎だったのですが、白米千枚田を出た時点ですでに13時を回っています。
財布もないし、あと半分を日暮れまでに回れるかどうか心配になってきたので、最北端は諦めて南下することにしました。
国道249号線を北上し、珠洲市内へ突入。やがて海を離れ、大きくループ橋をぐるりと回って今度は半島の内側へと向かっていきます。
半島の内側に着くと、ようやくファミマを発見。モバイルSuicaでピッと飲み物とお昼ごはんを買ってようやくご飯を食べることができました。
こちらはご当地お菓子。
そういえば、石川県に入ってからファミマしか見てないな。
そう思って、石川県内のファミマ店舗数を調べてみたら、248店舗と北陸では圧倒的な店舗数でした。富山と福井は150店舗程度。
じゃあ、他のコンビニはどうだろうと思って調べてみたところ、セブンイレブンは132店舗で、ローソンは102店舗。
意外とセブンもローソンもありました。ぜんぜん見てないけど。
軍艦みたいな見附島
続いて訪れたのは、能登のシンボル、見附島です。
砂浜からすぐ目と鼻の先に高さ28メートルの大きな岩がそびえ立ち、軍艦がこちらに向かってくるかのように見えるため、「軍艦島」とも呼ばれています。
横にある鳥居は、見附弁財天社の鳥居です。
砂浜から島までは踏み石が並べられていて、干潮時には近くまで歩いて渡ることもできます。
海岸は「えんむすびーち」と名付けられ、恋人の聖地になっているみたいなので、カップルで訪れるといいんじゃないでしょうかね。
また、見附島は空海がたどり着き、修行したとされる3つのスポットのうちの一つにもなっています。
このあと、内湾沿いに回って「イカの駅 つくモール」にも立ち寄る予定でしたが、こちらも断念しました。
夕焼けの琴が浜
珠洲道路でひたすら南下し、のと里山海道穴水IC入り口までやってきました。ここから先は原付二種は入れないので、輪島方面に向かうと、さっき走っていた国道249号線に合流。
せっかくなので、琴が浜に再度立ち寄って夕日を眺めることにしました。
駐車場には、ちょうど海から上がって帰り支度をしているサーファーたちがいて、その横には柴犬が2匹繋がれています。
触らせてもらうために近付いてみたものの柴犬特有の微妙な態度で距離を取られたのですが、飼い主さんからおやつのジャーキーをもらって手にした途端に態度が急変。我先にとおやつめがけて近付いてきました。
食べている隙に撫で回し、ようやくお近づきに慣れたと思ったら食べ終えた瞬間にまた微妙な距離。柴犬ってもっと人懐こいと思っていました。
サーファーさんと話をしていると、今日は砂がよく鳴るよと、場所と鳴らし方を教えてくれたので、鳴らしてみることに。
きゅっきゅっと砂が鳴いています。
増穂浦の夕焼けと夜景
最後は、志賀町の増穂ヶ浦です。
志賀町にある増穂浦には、かつてギネスブックにも掲載されたことがある、全長約460メートルの「世界一長いベンチ」もあるので、のんびりと潮騒を聞きながら海を眺めることもできます。
4キロにも渡る白い砂浜が続いていて、冬になると桜貝が打ち上げられることで有名です。
去年7月末に来たときはそのことを知らずに訪れたのですが、それはそれはきれいな砂浜に驚き、再度訪れてみたいと思っていました。
ところが、今回8月末に訪れてみたらなんと砂浜がほとんどありませんでした。波も高いのであまり波打ち際に近づけません。
沈む夕日を眺めながら黄昏ようと思っていたのに、雲も多くてなんとなく沈んでいってしまいました。
気を取り直して夜です。長いベンチの周辺では、2023年7月29日(土)~10月31日(火)まで「海辺を彩る感動のイルミネーション ときめき桜貝廊」と題してライトアップが行われています。
フォトスポットも設置されているので、カップルで訪れるといいんじゃないでしょうかね。
締めくくり
正直なところ、能登半島の広さを舐めていました。能登半島の面積は東京都とほぼ同じくらいの広さで、東西の距離は約60km。最北端の禄剛崎から和倉温泉までは100kmもあります。
こんな広さをたった1日で巡るなら、朝早くから出発をしないと厳しいです。
次回訪れたときは、周りきれなかった部分を2日にかけて巡っていきたいと思います。