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ヤビツ峠から塔ノ岳に登ってクリームパスタをつくる

丹沢にある、塔ノ岳に登ってきました。塔ノ岳は丹沢山系でも表側にある山です。

登山ルートは、小田急線秦野駅からヤビツ峠か渋沢駅から大倉までバスで向かい、登山口から登ります。今回、くらげはヤビツ峠から二ノ塔、三ノ塔を経て塔ノ岳を目指す表丹沢縦走ルートを選びました。

丹沢・大山フリーパスを使う

奥多摩と比べると、丹沢は小田急線も神奈中バスも本数が多いため移動ルートが非常に楽ちんです。それにフリーパスも販売されています。
今回、小田急線と神奈中バスで使える、丹沢・大山フリーパスというのを購入しました。このフリーパスは、小田急線の発駅から本厚木・渋沢駅間までの往復きっぷが付いて電車とバスが乗り放題です。バスに関しては、ちょうど登山口までのルートが乗り放題区間となっています。

今回は、発駅から秦野駅まで小田急線で、秦野駅からバスでヤビツ峠バス停で下車、帰りは大倉バス停からバスに乗り、渋沢駅で下車、渋沢駅から小田急に乗って2つ先の東海大学前駅で下車して日帰り温泉でひとっ風呂浴びて帰るというルートです。この区間は全部フリーパスで乗り降りできちゃうので、とってもお得です。

7:35 秦野駅出発

というわけで、当日朝に小田急線乗車駅にてフリーパスを購入してから小田急線に乗り込み、秦野駅へとやってきました。
家から2時間掛かる奥多摩に比べると、なんて楽なんでしょ。

というわけでちょっと油断したくらげは、7時18分に秦野駅に着く電車で到着したのですが、始発のヤビツ峠行のバス停前はすでに長蛇の列です。臨時便のバスも出るようですが、くらげはかろうじて最初のバスに乗れましたが、すし詰め状態で立ったまま45分間も揺られて行くことになりました。

8:25 ヤビツ峠出発

ヤビツ峠の細い道に差し掛かると、次第に山はガスが出て霞んできました。どうやら、今日はガスの中を歩いて行くようです。わくわく。
8時15分、ヤビツ峠バス停に到着。公衆トイレは浄化槽のポンプが壊れていて使えず、仮設トイレが設置されています。ここでトイレを済ませて、さっそく出発。ヤビツ峠からは、しばらく舗装された道路を歩いて登山口を目指します。

道の途中には、タケノコみたいな皮を被った植物を発見。ユリにも見えます。
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30分ほど歩いたところで、登山口の手前にトイレがあったのでここでもトイレを済ませておきます。くらげは朝はやたらとトイレが近くていつも困るのですが、丹沢はトイレが多いので安心です。ここのトイレチップは50円でしたが、感謝を込めて100円を投入しておきました。

ではさっそく、山登り開始です。後ろにも前にも登山者がいて、本当に丹沢は人が多いです。
こっちの方はスパっと切れた石が多いです。
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そして、ゴツゴツの岩や石が転がった道をひたすら登ります。
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どこまで行ってもガスっています。
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9時50分に三ノ塔へ到着です。
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9:52 三ノ塔を出発

ちょっと一息入れたら、すぐに次の三ノ塔へ向かいます。ここから三ノ塔まではほんのちょっときつい坂を登ればすぐに到着します。30分も掛からず着いたので、ここでも一息だけ入れてすぐに出発。
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三ノ塔に着いた時点では晴れていたのですが、またすぐにガスが出てきました。ガスだと周りの景色が見えないのですが、ほてった身体をひんやりと包んでくれるので、気持ちが良いです。特にこの時期は日差しが射すとじりじり暑いので、これくらいがちょうどいいです。

途中、ふわふわした植物発見。これは花かな?
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10:45 烏尾山荘へ到着

しばらくアップダウンを繰り返し、烏尾山荘へ到着しました。ここで、トイレ休憩を挟みます。

すでにこの時点で、大山より高い位置にいます。トイレに行く前には大山が見えていたのに、トイレから戻ったらすでにガスの中へと隠れてしまいました。
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10:52 烏尾山荘を出発

途中には、こんな花がいっぱい咲いています。おそらくウツギです。
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それに、まだ桜も咲いています。よほど寒いんだな。
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この先、だんだんルートが厳しくなってきます。途中には、こんな鎖場が何箇所もあります。
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道はまだまだ先まで続きます。ガスっています。
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11時52分に、大日茶屋へと到着。ここの茶屋は閉まったままになっています。茶屋の前に休憩できるベンチがあり、ここでしばらく一休みです。ここまで急登だったのでだいぶしんどくなってきました。
しばらく休んでいると、トレランの二人組がやってきました。

話を聞くと、どうやら今日はだいぶ空いているようです。本来ならもっと混んでいるらしいです。よかった、空いていて。

12:00 大日茶屋を出発

さて、塔ノ岳まではあともうひと踏ん張りです。またガスってきました。
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途中、こんな植物も見かけました。なんだろう。
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やっと、塔ノ岳頂上にある尊仏山荘の建物が見えてきました。でも、まだまだ辿りつけません。あと、もう少しで登り切れるところまでたどり着いたその矢先。
「にゃー」という鳴き声が聞こえてきました。「え?ネコ!?」と驚いて辺りを見渡すと、いました。声の持ち主が。
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とても人なつこい子で、なでると気持ちよさそうに頭をスリスリしてきます。
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なんで君はここにいるんだい?と聞いても、素知らぬ顔。あまりナデナデしていると頂上に辿り着けそうにないので、名残惜しみながらネコさんにさよならしました。
それにしても、何でしょう。この間の大岳山の犬といい、くらげの動物遭遇率の高さは。

12:40 塔ノ岳山頂に到着

しばらく頂上手前で足止めされましたが、無事に頂上へと到着しました。
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それにしても、ものすごい人の数です。丹沢って人がこんなに多いのですか。山頂の名称が書かれた看板は記念撮影の人たちで人が途切れないので諦めました。
ごはんを食べる場所を探して荷物を置いたら、さっそくお昼ごはんにいたします。

ヤビツ峠から縦走し、頂上手前で猫に捕まったものの無事に登頂に成功しました。
頂上に着いたかんどうもそこそこに、お昼ごはんの場所取りを済ませたところで、さっそくクリームパスタづくりに取り掛かります。

頂上でクリームパスタ作り

まずは、お湯を沸かしてパスタを茹でます。1.4mmを半分に折っています。少ない水に浸して無理やり全部浸します。浸ったところで、ガスから降ろしてアルミホイルを被せてしばらく余熱で茹で上げます。
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茹でている間に、晴れていた山間はガスに覆われてきました。
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次に、先週の土曜日の夜に玉ねぎとベーコン、しめじを炒めて味付けし、冷蔵庫で寝かせておいたものをコッヘルに投入。別に具材は寝かせる必要はありません。日曜日に登る予定だったのに、またしても雨で延期になったからです。
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温まったところで、豆乳を投入。さらにチーズも入れて弱火でことこと煮込みます。
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そして、チーズが溶けたところで茹で上がったパスタを絡めて出来上がり。火加減がちょっと強かったので、豆乳が分離してしまい見た目がちょっとおいしくなさそうです。でも、おいしく出来上がりました。
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パスタの茹で汁は、昆布茶を入れて飲みます。塩分補給です。
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余った豆乳に甘酒を入れて、アミノ酸補給です。冷やしておいしいみたいですが、温めて飲みます。
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1時間以上ものんびりと休憩し、疲れも取れたしトイレも済ませたので、これから大倉バス停に向けて下山します。

14:00 下山開始

南側はよく晴れていて、下界が見えます。秦野市、中井町あたりです。
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大山も、さきほどまでとは打って変わってよく見えます。
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下りは、ただひたすらこんな感じが続きます。ここは大倉尾根という尾根伝いの登山道ですが、大倉バス停から登ってくると、ひたすらひたすら上り坂が続くので通称「バカ尾根」と呼ばれています。
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写真を撮るのもバカバカしいくらい、バカみたいにきつい単調な下り坂が続きます。登りじゃなくてもバカ尾根と言いたくなります。
途中途中に階段が設置してあるのですが、却ってそれがしんどさを増長させています。ペースもだんだんと落ちてきて、後ろから登山者に道を譲ってばかりです。
もう、トレッキングポールを使っていても膝が痛くなってきました。

もう、バカ尾根のバカー。

下り方を変えてみる

後ろから来る人は登山者もいますが、トレイルランナーの方も多く見かけます。なんであんなのひょいひょい簡単に降りていけるのだろうと疑問に思い、試しに小走り程度の速さで下ってみることにしました。

すると、速さが出る分膝のクッションを効かせて降りていくので負担が思ったほどかからず、楽に下ることができます。この先は、トレッキングポールをしまって小走りで軽快に降りていくことにしました。
やがて登山道は終わり、舗装された道へとたどり着きます。
途中の民家の軒先には、無人販売所もありますが、この時間だとさすがにほとんど売り切れています。

16:35 大倉バス停に到着

写真すら撮る気力が残っていないくらい疲れ果てて、バス停に到着。

ここは公園になっていて、食堂や公衆トイレもあります。公衆トイレの前には水場があり、たわしでシューズやトレッキングポールなどの泥汚れを落とすことができます。
泥汚れを落としているうちに、バスが行ってしまったので、次のバスを待つことにします。

くらげの他に、途中で一緒に降りてきた大学生くらいのグループが10名以上いたため、バス待ちの列ができています。くらげが並んだ頃にはすでに20名位が並んでいて、結局また座れないまま渋沢駅へと到着。ただ、大倉からだと所要時間は20分程度なので立ちっぱなしでも辛くはありません。

温泉でひとっ風呂浴びて帰る

このあとは、東海大学前駅で下車してひとっ風呂浴びます。

この辺の日帰り温泉だと、鶴巻温泉駅から徒歩3分程度のところにある「弘法の湯」が有名ですが、ここはハイカー御用達のお風呂のため混雑しています。なので、いつも空いている「さざんかの湯」に向かうのです。
駅から歩いて徒歩5分程度ですが、少々キツイ坂を登らないとなりません。もう、ムリ・・・。力尽きそうになりながら、やっとの思いで到着。さっそくひとっ風呂浴びてから、サウナでじっくり汗を流して老廃物を抜き、上がったあとは食事処で酢鶏定食で疲労回復ご飯を食べて帰宅しました。

おさらいと記録

  • 開始時刻 8:28
  • 終了時刻 16:35
  • 所要時間 6:07'
  • 距離   20.45km
  • カロリー 579kcal
  • 歩数   32,229歩

1 Comment

kenzo

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表尾根縦走したですか!
結構行ってますね~すごい!!
ヤビツ峠行きのバス、座れないと辛いですよね。。。
ガスった山もいいですが、是非もう一度晴れた日に同じコースを歩いて欲しいです。
このコースの見晴らしはほんと良かったんですよ~

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