2017年2月からピアノを習い始めたくらげが、自宅での練習用にカシオの電子ピアノを買いました。
当初は公共施設の練習室を利用していましたが、なかなか予約が取れないのと、引っ越ししたら練習場所がなくなったので思い切って電子ピアノを購入することになったのです。
購入するにあたり、ヤマハのARIUSかカワイのCNを検討していたのですが、ネットで調べてみると意外とカシオの電子ピアノが好評であることを知りました。
実際に家電量販店で展示されているカシオのPX-770を試弾してみたところ、ヤマハやカワイの電子ピアノと遜色がなく、タッチもよくデザインもコンパクトで置き場所を取らなそうなことと値段的にもカシオのほうが手軽なこともあって、このPX-770を購入することにしました。
購入してから3ヶ月経った現在、購入から実際に弾いてみた感想などをレビューしてみようと思います。
意外と大事な購入先
電子ピアノという大型家電を買うにあたり、重要なのが購入先です。くらげも最初は楽天市場かAmazonを検討していました。
この商品はピアノ椅子が別売りなのですが、楽天市場であれば昇降椅子だけでなくヘッドフォンもセットで6万円台とかなりお得です。また、Amazonでもセット販売はありませんが価格が安いというのが魅力です。
しかし、安い半面一つだけ問題があります。どちらも配送は佐川急便やクロネコヤマトなどの一般配送業者だということです。非常に重たい商品を一人のドライバーが担いできて玄関先に置いてくれるだけなので、部屋まで運んで組み立てるのは自分自身で行わなければなりません。
そういった懸念があったので、くらげはヨドバシ・ドット・コムで注文しました。ヨドバシ・ドット・コムで購入すると金額はピアノ本体と高低自在椅子、ヘッドフォンの3点合わせて8万円ほどです。
カシオ CASIO PX-770WE [電子ピアノ Privia ホワイトウッド調]|ヨドバシ・ドット・コム
オーディオテクニカ audio-technica ATH-EP100 [楽器用 モニターヘッドホン]|ヨドバシ・ドット・コム
カシオ CASIO CB-30WE [プリヴィア対応高低自在イス ホワイト]|ヨドバシ・ドット・コム
電子ピアノ本体はメーカー発送のため、ピアノ運搬専門業者である共立ラインサービスが運搬してくれます。
この共立ラインサービスは、コンサートピアノの運搬も担っているピアノ運搬のプロです。運搬に関しては2名の作業者が壁などの養生をした上で部屋まで運び入れ、組み立てから実際に音が出るかのチェックまでを一貫して行ってくれます。組み立てはインパクトドライバーを使ってあっという間に組み立てられました。
こういった運搬から作業までが含まれていると思えば、安いものだと思います。
全体の印象
くらげ邸はあまり広くないのですが、コンパクトなPX-770は部屋の隅っこに主張することもなく収まりました。
白にしたことで圧迫感が感じられないことも大きいです。
機能は至ってシンプルなのでボタンもシンプルです。
内蔵曲が収蔵されており、コンサート演奏をバックに演奏することができます。他にもミュージックライブラリーとして60曲が収蔵されています。
音色は19種類。録音機能もあり、MIDIレコーダーで録音が可能です。
ただし、1曲ごとに選択して再生しないといけないので、BGMとして流すのには向いていません。
ペダルはこんな感じ。
ヘッドフォン端子は左の下に付いています。
ヘッドフォンはaudio-technicaのATH-EP100です。圧迫感がなく聴きやすいヘッドフォンです。
椅子は、高低自在椅子にしました。フカフカの座り心地です。
もっと値段の安い高低が変えられない椅子もありますが、椅子の高さを変えられるというのは正しい姿勢で弾く上では重要なポイントです。
PX-770の詳細な機能は下記サイトをご参照ください。
PX-770|CASIO
実際に弾いてみた感想
一昔前の電子ピアノやキーボードにあったようなタッチがスカスカした軽い感じもなく、Privia PX-770はよりグランドピアノに近いタッチが再現されていて、しっかりとした重みが感じられます。
また、低音に行くほど重く、高音に行くほど軽いタッチになっていて、さらには音の響きもより金属の弦に近くなっており、高音のウワーンと響く弦の倍音も再現されていることに驚きました。
鍵盤の触感にもこだわっており、黒鍵は黒檀調、白鍵は象牙調に仕上げられているためプラスチックのつるっとした安っぽさはなく、指がしっかりと止まって滑ることがありません。
ただやっぱり電子ピアノ特有の鍵盤タッチに慣れてしまうと、本物のピアノの鍵盤が少し重く感じてしまいます。
そのせいか、普通のピアノで弾くときは音をつなげてなめらかに弾くレガートができるようになってしまったという思わぬ結果を生みました。
ペダルも本物よりもだいぶ軽いので、こちらに慣れてしまうと本物のピアノを弾いたときにやたら重く感じてしまいます。
普通のピアノに何度も触れて鍵盤とペダルの重さに慣れておくのは必要ですが、まず気軽にピアノに触れてみる入門編としては、じゅうぶん使える電子ピアノです。
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