舞台技術・芸術関連の記事は移動しました→xSTAGE

長野の湯田中で過ごす3泊4日の夏休み

今日から4日間は連休なので、長野の湯田中で過ごすことにします。

滞在先は、長野県の山ノ内町にある湯田中のリゾートマンションです。ここは会社所有のリゾートマンションで、社員は自由に使うことができます。今日からここで3日間を過ごします。

1日目

長野で観光

大宮駅で長野新幹線の切符を買って、13時50分発の”あさま537号”で長野に向かいます。最初は混んでいた車内も、高崎を過ぎると一気に空きます。うとうとしているうちに、1時間半で長野へ着きました。

そしてここからは、長野電鉄に乗り換えて湯田中に向かうのですが、ちょうど行ったばかりで次に出るのは1時間30分後です。ちょうど時間も空いたので、コインロッカーにキャリーケースを預け、しばらく善光寺を散策することにしました。
地図を見ると、善光寺までは参道をまっすぐ歩くと着くみたいなので、参道を歩いて散策することにしました。歩いて行くと、古いお店があったり新しいマンションがあったりと新しいものと古いものが混在しています。
img26388259zik1zj

途中まではのんびりぶらぶら歩いていましたが、15分以上歩いているのに行けども行けども辿り着かないので途中でバスに乗り、上の方まで行って本堂から下って来ることにしました。

そして、善光寺西で降りて本堂に到着。
img44d5cc92zik2zj

ここから下っていきます。参道には、お土産屋さんが連なっています。
img821da2b8zikdzj

帰りはバスで長野駅に向かいます。ところが、ちょうどバスは行ったばかりで次は10分後の40分です。電車に乗る14時50分に間に合うかどうか、微妙な時間です。
バスが長野駅に到着するやいなや急いで改札に向かいましたが、無情にも発車ベルが鳴って電車は行ってしまいました。改札口で途方に暮れるくらげに、駅員さんが「ごめんね~今行っちゃったんだよ~」と声を掛けてくれました。

B特急に乗って湯田中へ

今度の電車はB特急というもので、100円の特急券を乗って乗車します。
090803_1743~0001

そんなこんなで部屋に到着。こんな部屋です。テーブルと椅子は会議室のをそのまま持って来たような感じです。
img9980d0e6zik8zj

近くの串揚げ屋さんを発見し夕飯をいただいたあとは、マンション一階の大浴場の温泉で汗と疲れを落とします。ここのお風呂は、住人なら誰でも9時から22時まで自由に入れますが、カードキーがないと入れません。お湯は熱めですが、浸かるとすっかり疲れが抜けていきました。
すっかり眠くなったので、0時前に就寝。

2日目

ごはんの買い出し

翌日、ご飯の買い出しでコンビニを目指して歩いていると、思わず懐かしい車に出会いました。

くらげがまだ実家にいたころに安くで買った、スズキのフロンテです。ここにいる車はどうやらまだ現役で入っている様子。
img4ec94abazikazj

懐かしさを胸にコンビニでご飯を買って食べたあとは、今後のご飯を確保しないといけません。
部屋に貼られている、近くの飲食店情報を見ると、ジャスコはここから4駅戻った信州中野のあたりにあるようです。

マンションのフロントには、レンタルサイクルが置いてあります。地図で調べると、国道を使えば30分くらいで行けそうです。ということで今日の予定は、食材確保です。
さっそく自転車を借りて、信州中野を目指します。自転車は電動なので、坂道も楽そうです。

マンションを出ると、緩やかな坂を降りて、まずは国道を目指します。途中には、桃畑があってたわわに桃が実っています。
img48ca2d9ezik8zj

道は箱山温泉を抜けて山道に入り、遠くを見渡すとついに見えました。ジャスコの看板が。そして国道にぶつかり、ようやくジャスコへと到着。
imgcc6d950czikazj

こんなものを見つけました。カンバという木の皮みたいなもので、長野ではお盆の迎え火と送り火に焚くときに使うようです。
090804_1549~0001

お肉コーナーでハツが安かったので、カット野菜と一緒に焼き肉をします。そして、長芋も買いました。とりあえず、今日のところはこれだけです。生ものを買ったので氷をたくさんもらって、帰途に着きます。

湯めぐり手形で湯めぐり

湯田中では、『湯めぐり手形』というものがあって、1200円で手形を購入すると、3カ所のお風呂に日帰り入浴することができます。宿泊者用というのもあって、そちらは泊まった旅館で売っていて、600円で3カ所入れるそうです。

手形はどうやら駅前の立ち寄り湯『楓の湯』で売っているようです。さっそく楓の湯を目指しましたが、あいにく今日は定休日です。仕方ないので、駅前の旅館案内で聞いてみましたが、「知らないので近くの旅館に聞いてくれ」とつれない返事。
あまりにも知っている人がいないので、手形を諦めて日帰り入浴をすることに決めました。

近くのホテルに向かうと、ここは日帰り入浴できる時間が決まっているらしく、今の時間は入れないと断られてしまいました。じゃあもう、そこらに点在している地元民が利用している公共浴場でいいやと扉を開けようとしましたが、鍵がかかっていて入れません。どうも、観光客には開放していないみたいです。

今度は駅の上にあるホテルに向かいます。日帰り入浴が出来るか聞くと、できるとのこと。普通料金だと1000円だけど、手形なら600円です。と言われ、手形が欲しいんだけどどこに聞いてもわからないと言われたと言うと、「楓の湯なら売っています」とのこと。「今日は休みで買えなかった」と言うと、「じゃあ、こちらで出しますので」と言って、600円の宿泊者用手形を出してくれました。

まずは汗を洗い流してから内湯に浸かり、そして露天に入りました。露天は斜面に面した開放感のある岩風呂で、木々に囲まれて自然を満喫しながら入れます。ゆったり浸かっていると、すっかり疲れも抜けました。

それから部屋に戻って夕食です。テレビを見ながらビールを飲んで、すっかりお腹いっぱいになったらあとは本を読んで過ごします。
こうして、二日目の夜も更けていきました。

3日目

小布施の街を散策

3日目の今日は、歴史と文化の町、小布施を散策します。小布施までは信州中野行きの電車に乗って30分程度です。

まずは各駅停車でのんびり揺られて、小布施駅に到着。
img242d23abzik9zj.jpeg

駅前で散策マップを手に入れて、さっそく散策開始。駅前から続く歩道は、表面に角材が埋められて不思議な感触です。
img9fce52bbzik3zj.jpeg

ところどころには、小布施にまつわる民話の立て札が立てられて、読めるようになっています。
imgc93fa5bfzik4zj.jpeg

地図のルート案内を頼りに歩いていると、酒屋を見つけました。店の奥はこんな古い土壁です。
imgc0719cf1zik1zj.jpeg

でも、店先は現代的な激安酒屋になっています。
img308609ddzik2zj.jpeg

小布施の町は、古い物と新しい物が違和感なく存在していて、新旧融合しています。

しばらく歩いていると、路地を見つけたので、ルートから少し外れて寄り道してみます。すると、煙突を発見。
imgca0d941dzik2zj.jpeg

板塀のお屋敷も見つけました。
img82831b71zikezj.jpeg

懐かしさを感じさせるような、民家の軒先。カメがいい味出しています。
img357c3c0czikczj.jpeg

西永寺というお寺に立ち寄ってみると、本堂でこんな立派な欄間を見つけました。いい仕事しています。
img316ce564zik6zj.jpeg

ガラスミュージアムという、手作りガラスのお店に入ってみました。お隣には、緑に囲まれたギャラリーがあります。
img12e1e160zik2zj.jpeg

途中には、水車小屋がありました。水車は残念ながら動いていません。
imga4a2c874zikdzj.jpeg

次に、駅方向に戻って栗の小径という路地を入ります。雰囲気がとても素敵で、どんなところに出るのだろうと、わくわくしながら道を進みます。外国の観光客らしき方々も歩いています。
imgfe4033c5zikfzj.jpeg

すると、北斎館という美術館やお土産やさん、カフェが並んだ一角に出ました。その中で、名産の桃を売っているお店を発見。食べごろの桃が一個50円で売っていたので買いました。おいしそうな匂いがしていて、よだれが出ちゃいます。

そんな中で、くらげはまず初めに目を付けていた『日本のあかり博物館』に入ります。
img8c487090zikbzj.jpeg

明かりを生業としているくらげとしては、ここを外すわけにはいきません。中では、明かりにまつわる歴史を年代順に追っていて、様々な灯具を紹介しています。

最初の明かりは焚き木です。焚き木で使っていた灯具が紹介されています。そして次は油。どんな油が使われていたかが紹介されています。行灯もその一つです。そして次に、和ろうそく。日本で使われていた和ろうそくは、今まで蜜蝋で作られたものだと思っていましたが、実は原料は漆だったんです。

そして幕末。貿易が自由化されるとともに、日本にも石油が入ってきました。しかし、地方でもわずかながら算出されるところもあって、原油がそのまま使われていたようです。
そして、文明開化と共に現れた、横浜が発祥地のガス灯。自転車用のカンテラや、駅のホーム用など様々なガス灯が展示されています。

続いて、お待ち兼ねのおやつの時間です。小布施と言えば、栗の名産地です。そこで、栗ソフトを買ってみました。濃厚で、栗の味がふんわりしてあまり甘くなく、大人の味って感じです。
img8bf15780zik7zj.jpeg

すっかり満喫したところで、あとは帰るだけです。帰り道は、またまた素敵な路地を発見。
img60cd5cd0zik4zj.jpeg

寄り道しながら駅を目指して歩き、駅に到着。ホームの向かいには、昔の電車が展示されています。レトロ感満載です。
img838a6680zik7zj.jpeg

ちょうど電車が来たところで湯田中目指して帰路に着きました。

4日目

10時に起きて、まずは部屋の掃除と洗濯です。部屋に掃除機を掛けてから、使ったシーツと布団カバーと枕カバー、ついでに昨日まで着た服を持ってコインランドリーへ。そして、汗だくになったので、温泉で汗を流しました。

今日乗る電車は、小田急線を引退して余生を過ごしている元ロマンスカー、特急ゆけむりです。特急券100円で乗れます。ちなみに3両しかなく、トイレは付いていません。
img7619342fzik9zj.jpeg

ゆったりのんびり田園風景を眺めているうちに、須坂へ到着。今まで空いていたのに、一気に乗客が増えました。そして、列車は長野駅へ到着。
新幹線乗り場に行くと、ちょうどあと5分で出る列車の指定席券が残っていたので買って飛び乗りました。

発車ベルが鳴り、遠ざかって行く長野駅。思い出だけを残して、くらげは長野を去って行くのでした。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください