湯巡りをしたくて、下諏訪まで行って来ました。
下諏訪には小さな共同浴場が集まっていて、歩いて湯巡りをすることができます。一昨年の夏、初めて諏訪を訪れたときに湯巡りできることを知りました。
今回もJR中央線の各駅停車に乗って向かいます。
まずはそばを食す
下諏訪駅を降りて、まずは諏訪大社を目指しながら蕎麦屋を探します。そして、途中で見つけたのが“山猫亭”という蕎麦屋です。
参考
山猫亭本店信州観光ナビ
散々迷った末に頼んだのは、おろし蕎麦です。さっぱりしているけど、出汁が効いていておいしかったです。
そしておいしく完食した後に、デザートを注文。”そばちち”と言って、上層部が生クリーム、下層部はそば粉を葛で固めたデザートです。甘さが控えめなので甘いものが苦手な方でも大丈夫です。
湯めぐり
まず最初に見つけたのは、“遊泉ハウス 児湯”という公衆浴場です。
参考
遊泉ハウス 児湯|下諏訪のおすすめ日帰り温泉おいでなして しもすわ
外見は普通の日帰り温泉のような作りですが、入浴料が220円なので、躊躇なくのれんを潜りました。
中に入ると、町の銭湯と言った趣の浴場です。雑然とした脱衣所に狭めのタイル張り浴槽が3つ。外には狭い露天風呂があります。
しばらくお湯に浸かった後は、ひたすら打たせ湯の下でお湯に打たれ、背中と腰がほぐれたところで上がりました
さっさと身体を拭いて着替え、次の風呂屋を探します。
しばらく歩いて次に見つけたのは、“旦過の湯”というこれまたひなびた感じの風呂屋です。
参考
旦過の湯|下諏訪のおすすめ日帰り温泉おいでなして しもすわ
中に入ると、いかにも昭和の銭湯といった趣で、常連らしき方たちの話し声が聞こえます。脱衣所は狭く、浴場はタイル貼りの浴槽が二つ。カランも7つほどしかありません。とても質素な作りです。
常連のおばちゃんによると、源泉の方はとても熱いので、まずは隣の浴槽で慣れてからの方がいいとのこと。ここは、風呂屋の隣に源泉が沸いているので、とても熱いのです。
まずは隣の浴槽で慣れてから、さっそくライオンの口から注がれる源泉の浴槽に入ってみました。
「あぢぢぢぢ!」と思わず悲鳴をあげたくなるほどの熱さ。お湯の温度は、推測するに40度以上は余裕でありそうな熱さです。それでも、我慢して肩まで浸かっていると、徐々に慣れてきて熱さが心地よく感じてきました。
しばらく浸かっていると、ぴりぴりとしてきて身体の芯まで温まったので、湯冷めしないうちにここもさっさと退散しました。
信玄ゆかりのお寺を参拝
さすがにのぼせ加減になってきたので、しばらく近辺を散歩することにします。
しばらく山の方へ歩いて行くと、武田信玄ゆかりのお寺を発見。慈雲禅寺は武田信玄によって衰えていたところを復興させたと言われています。
慈雲禅寺に伸びる石段を登って参道を歩いていくと、そこには立派な松と銀杏の木がそびえ立つ、何ともいい雰囲気を醸し出していました。
山門の近くには、大きなイチョウと大きく枝葉を広げた、末広がりの何とも縁起のよさそうな松の木がそびえ立っています。
石段を下りていくと、中腹辺りにこれまた信玄ゆかりの矢除石があります。
場所 | 慈雲禅寺 |
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住所 | 〒393-0005 長野県諏訪郡下諏訪町東町中606 |
再び湯に浸かる
散策していたらすっかり冷えた身体ので、再び湯巡りをします。
本日三軒目は、菅野湯です。
参考
菅野湯|下諏訪のおすすめ日帰り温泉おいでなして しもすわ
これまた、ひなびたいい雰囲気に昭和の香り漂う銭湯で、広い脱衣所には大きな懐かしい体重計が置いてあります。
さっそく浴場に入ると、変わった作りになっていて驚きました。四角い浴場の真ん中にぽつんと楕円のタイル張り浴槽が一つあり、囲むように壁にカランがあるのです。浴槽の周囲には溝があって、そこに洗ったお湯が流れるようになっています。
身体を流してから浴槽へ入ってみました。お湯は、源泉から少し離れているので、思ったより熱くない温度です。じっくりと浸かって寒風に晒されて冷え切った身体がようやく温まりました。
周りでは、常連客同士が背中を洗いあっています。温泉が生活の一部になっているようです。しばらく浸かっていると、くらげが一番長湯になってしまいました。
お風呂から上がって身体を拭いていると、くらげくらいの若い女の子が入ってきました。脱衣所で着替えていたおばちゃんと話している様子からして、常連のようです。いいなあ、身近に温泉がある生活って。
身体も心も温まったところで、時間はもう16時過ぎ。もう温泉は充分です。とりあえず、帰りのことを考えて上諏訪に行くことしました。
蕎麦屋を探す
時間は、もう17時30分です。帰りの電車は、18時06分の甲府行きに乗り、甲府でスーパーかいじに乗って帰れば23時前には地元に着きます。
夕飯を食べるために、駅前にある見かけ立派な蕎麦屋に入りました。中に入ると、結構広い店で団体向けのような造りです。メニューを見ると、普通のメニューばかりです。
熱燗を飲みながらつまみをつまんでから締めにそばを食べたかったのですが、そういったメニューは一切なかったので、「かき玉蕎麦」という暖かいおそばを注文。出てきたのは本当に変哲のないかき玉が入ったおそばです。出汁はよく効いているけど、少々塩味が強く感じられました。
一路東京へ
食べ終わったところで、時間は18時を過ぎ。この次の電車は19時過ぎしかありません。お土産を見てから上り方面ホームに設置されている足湯にじっくり浸かりながら電車を待っていると、身体が温まったところで電車が到着。
甲府まで各停で向かい、スーパーかいじで帰路につきました。
下諏訪の湯巡りは、町中に共同浴場があって銭湯巡りしている気分でした。それぞれお湯にも特徴があって楽しかったです。
今度は泊まりで行ってみたいです。
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