秀麗富嶽十二景の笹子雁ヶ腹摺山に登る

3月も山登り月間です。そして今シーズン登り納めの月です。

今回登る山は、笹子雁ヶ腹摺山(ささごがんがはらすりやま)です。この笹子雁ヶ腹摺山は先月登った滝子山と同じ大月市の秀麗富嶽十二景の4番山頂に制定されています。
笹子雁ヶ腹摺山からは縦走でお坊山を経由して景徳院まで降りて甲斐大和駅まで向かいます。

それではさっそく、登りますよ。

コースタイム

JR中央線笹子駅=8:00→笹子雁ヶ腹摺山登山口=8:53→笹子雁ヶ腹摺山山頂=10:44→山頂出発=10:50→送電鉄塔付近通過=11:19→引き返して鉄塔へ戻る=12:31→下山開始=13:30→道の駅甲斐大和=14:48→JR中央線甲斐大和駅=15:09

8:00 笹子駅を出発

笹子雁ヶ腹摺山は笹子駅から歩いて登ることができます。乗り継ぎもスムーズに行き、7時56分に駅に到着。駅のトイレで膀胱を空っぽにして、支度をしたら出発です。

まずは、笹子駅のすぐ目の前を走っている国道20号線を甲府方面に向かいます。歩く時間は約40分超。平日であれば7時台にバスがありますが、土日祝日にはないため徒歩が必須です。
しばらく歩いていると、高尾と笹子の駅でしっかり膀胱に入っている水分を出し切ったにも関わらずまたしても催してきました。ちょうど目の前にはコスモ石油のガソリンスタンドがあったのでここでトイレを借りることができました。

笹子トンネルの手前にある親中橋というバス停が笹子雁ヶ腹摺山の登山口です。

案内表示もあり、杉林の中の登山道には目印のピンクのリボンもあったのですが、入ってすぐの分岐点で木の幹に赤で描いている矢印を見落としてしまい、墓地の方へと迷い込んでしまいました。しばらくこのあたりでさまよった挙句にようやくスタート地点に戻ることができたので、最初から登り直しです。

今まで登ってきた中央本線沿いの山々と比べると、この登山道はピンクの紐の目印がしっかり付いているので安心です。ただ、この先このピンクの紐のせいで迷うことになるのですが。

登山道入り口から笹子雁ヶ腹摺山までは2時間ほど。一気に尾根を登るので坂はけっこうきついところがあります。一気に登って高度を上げたらしばらくゆったりとした平坦な道が続き、山頂の直前からは激しい急坂が待ち構えています。

激しい急坂の途中には謎の建造物がありました。

10:44 笹子雁ヶ腹摺山に到着

笹子駅を出発してから2時間44分で山頂に到着です。

枝の間からひっそりと見える富士山。

はるか遠方には南アルプスが見えます。

すっかり春だなぁもう。

10:50 笹子雁ヶ腹摺山を出発

ここでは景色を眺めるだけにとどめて、次のお坊山に向けて出発です。狭い尾根道を進もうとすると、1人の男性登山者がやってきました。向こうの様子を聞いてみると、どうもこちらからお坊山方面に向かおうとしていたものの雪と落ち葉で道がわからず引き返してきたようです。

それを聞いてちょっと不安にはなりましたが、雪に備えて軽アイゼンを持っているので行けるところまで行ってみることにしました。

たしかに雪が積もっています。ここで軽アイゼンを装着して進みます。

お坊山方面への案内板がありました。

雪と落ち葉で踏み跡があいまいなところもありますが、山と高原地図のGPSで確認しながら進んでいくとピンクの紐を発見。このピンクの紐とともに踏み跡もあったのでそれを目印に進んでいきます。

しばらく進むと大きな送電線鉄塔が見えてきました。

振り返れば笹子雁ヶ腹摺山。

こんなところでどうやって電線を張っていくのだろう。なんて思いを馳せながら先へと進みます。この鉄塔をのちほどまた拝むことになるとは露とも知らずに。

登山道なのに登山道ではないと発覚

それにしても、縦走とは言えずいぶんと下っていくなと思いながら高度を下げていくと、何やら眼下に車の走行音と街並みが見えてくるではありませんか。

縦走では一度山を半分くらい降りてからまた登ることが多いのであまり気にしていなかったのですが、さすがにこれはおかしいと気づいてGPSと紙の地図を開いて現在地を確認してみました。

すると、驚愕の事実が発覚。

笹子雁ヶ腹摺山から米沢山、お坊山までのルートは一本道なのにも関わらず、山と高原地図には記載されていない道を歩いていて、さらには大きくお坊山から離れた位置にいました。現在地は、中央道笹子トンネルの上辺り。ここから先へ進んでいくと到達地点は国道20号線の道の駅甲斐大和付近。そこからは予定到着地点のJR中央本線甲斐大和駅からも20分ほどなので、予定ルートを大きくショートカットする形になります。

時間はすでに12時を回っています。このままお坊山へのルートへ戻って予定通り下山するには時間が掛かりすぎます。
いっそのこと、このまま降りてしまってお昼を道の駅甲斐大和で食べるか。いや、せっかくヤマメシ用の食材を運んできたのに、もったいない。このまま戻って笹子雁ヶ腹摺山から降りるか。

迷った結果、お昼を食べられそうなちょうどいいところまで戻り、そこでヤマメシを満喫したあとに再びこのルートで下山することにしました。

降りてきた道を、再び登ります。ピンクの紐が至るところに巻かれていて、階段も整備されており、ロープも張ってあるのにここは山と高原地図には載っていない道なんです。

再び見覚えのある人工物に遭遇。鉄塔の辺りまで戻ってきました。ここまでひたすら上り坂です。

鉄塔の辺りはちょうど開けていて、周りの山々が見えていて、遠くには南アルプスの山並みが木々の間から眺めることができます。よし、ここに決めた。

ヤマメシ作るよ

こちらは本日の前菜、たけのことしいたけのシュウマイでございます。

続いて、メインディッシュへと参ります。まずはこちらをメスティンに入れて温めます。

ふつふつと沸いてきたら、解凍された冷凍ご飯を入れてかき混ぜながら炒めていきます。全体的によく混ざり合って完成です。

こちらが本日のメインディッシュ、サンマのペペロンチーノご飯でございます。

本日のスープは野菜スープでございます。

本日のデザートは前回と同じく、カルディで買ったリアルブラウニーでございます。

あちらが行く予定だったお坊山、その手前が通過するはずだった米沢山でございます。

13:30 下山開始

では、下山を開始いたします。再び、元来た道を戻ります。ひたすらあとは下るだけです。

途中で白くなっているところを見つけました。これはどうやら白い細かい石が落ちているみたいです。

最後の登山道にすごい急坂が待ち構えていました。ロープに掴まりながら少しづつ降りていきます。写真は降りている途中に振り返ったところ。

林道に降りてホッとしたのも束の間。本日最後にして最大の難所が待ち構えていました。イントレと掘削機械で通れません。

仕方ないので、よじ登って通り抜けることにします。ここは何か工事中のようです。

滝の下に大きな氷を見つけました。

ここは林道棚小屋線というようです。

舗装された林道を下っていくと、国道20号線の道の駅甲斐大和に着きました。特に用事はないのでそのまま通過します。

しばらく国道を歩いていくと、甲斐大和駅に到着。駅前には勝頼公が立っていました。

14時55分。予定よりも早い7時間09分で甲斐大和駅に到着です。道を間違えましたが、今回も無事に下山することができました。

おさらい

ルートを確認すると、笹子雁ヶ腹摺山を出た初期段階ですでにルートがずれていました。おそらく、ピンクの目印を辿ったあたりからだと思われます。
調べてみると、このくらげが間違えて通ったルートは送電鉄塔の巡視路だったようです。どうりで、普通の登山道よりもしっかり目印と階段整備がされていたわけです。

ピンクの目印を辿っていった辺りはちょうど開けた状態のところで、GPSで位置確認をしたのは最初のみ。そのままピンクの目印を信じて降りていってしまったのですが、こういった迷いやすい地点では必ずコンパスと地図で方向を確認し、GPSで細かく現在地を知ることが大切だということを実感しました。

山梨の山は否応なしに単独行の経験値が積まされます。

記録

  • 開始時刻: 8:00
  • 終了時刻: 15:09
  • 所要時間: 7:09″
  • 距離: 12.5km
  • 標高差: 765m

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