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くらげが愛読しているマンガたち

ここ数年、Kindleで電子書籍を読むようになってから、読むマンガの量が増えました。

AmazonでKindle本をチェックしていると、期間限定で1巻から3巻まで無料になっているマンガが出ていることがあります。
おもしろそうなマンガを読んでみて続きが読みたくなり、以降の巻の購入に至るという、Amazonの戦略にまんまとハマっています。

また、無料になっていなくても、おすすめとして好みのマンガが紹介されていると、ついつい買ってしまいます。

この記事では、そうやってまんまとハマってしまったマンガたちを紹介します。

ヒューマンドラマ

ギャルと恐竜|トミムラコタ

ギャルと恐竜が同居するお話しで、大きな事件もなく、ほのぼのとお話しが進んでいきます。

この作品はTwitterで流れてきたのがキッカケで知りました。当初はほんの3ページくらいの作品でしたが、何度もリツイートされて拡散された結果、ヤンマガで連載が始まるまでに発展します。

人の生活に妙に慣れている恐竜だけど、どこから来たのか、なんでこの時代に生きているのかなどの謎は解明されるようなこともなく、ほのぼのとお話しが進んでいきます。

森 もり子 (原著), トミムラ コタ (著) ヤンマガKCスペシャル 2019/4/5

昭和元禄落語心中|雲田はるこ

刑務所で聴いた「死神」が忘れられない、元チンピラ・与太郎は、昭和最後の大名人・有楽亭八雲のもとに押しかけ弟子入りを志願します。内弟子など一切取らなかったはずの八雲ですが、何のきまぐれか与太郎を受け入れることに……。
そこから始まる、戦前の昭和から平成初期までの、時代の流れに翻弄された一人の落語家と、師匠と同門で若くして夭逝した伝説の天才落語家・助六との因縁、助六の子供を引き取ったことから始まる疑似家族などの落語家に関わった人たちとの人間関係を緻密に描いた物語です。

魅力のあるキャラクターたちとグイグイ読ませるストーリーはさすがです。ラストで八雲が助六とともに三途の川を渡るシーンでは涙が止まりませんでした。ようやく小夏と打ち解けることができたというのに・・・。

アニメ作品も素晴らしいのでぜひ観てほしいです。Amazonプライム会員であれば、Prime Videoで視聴できます。

雲田はるこ KCx 2011/7/7

3月のライオン|羽海野チカ

言わずとしれた将棋のマンガです。

東京の下町で一人で暮らす、プロ将棋棋士の桐山零。幼い頃に両親を失い、居場所のなくなった零は孤独を背負いながら生きていました。
あるとき、先輩棋士に無理やり飲まされて倒れていたところを近所に川本あかりに助けられたことから、あかり、ひなた、モモの3姉妹と出会います。彼女らと接しているうちに零は自分の居場所を取り戻していきます。
作品の中には、癖のある棋士が多く登場しますが、彼らとの戦いだけでなくその棋士たちが背負っているものも描かれています。

この作品を通して将棋だけでなく、人生の中で遭遇するいろいろな問題に立ち向かう登場人物たちの強さに触れることができる作品です。

羽海野チカ ヤングアニマルコミックス 2008/2/22

逃げるは恥だが役に立つ

森山みくりは、院卒だけど内定が取れずに派遣社員になるも派遣切りに遭い、見かねた父親のはからいで、父親の元部下で独身の会社員・津崎の家事代行として働き始めます。ようやく順調に仕事が軌道に乗ってきた頃になってみくりの実家が遠くに引っ越すため、辞めなくてはならなくなります。 そこで、現状を維持したいふたりが出した結論は、就職としての結婚(契約結婚)でした。

無事に契約結婚をして同居を始めた二人ですが、どこかよそよそしい二人の関係を怪しむ津崎の同僚やみくりの叔母などの目を気にして親密感を出すための計画を練るうちに、やがて二人は親密感を深めていきます。

単なる恋愛ドラマだけではなく、家事を仕事として扱い、雇用主と契約者という関係を築くという新しい結婚の形や問題提起も描かれていて、最後まで目が離せない作品です。

海野つなみ Kissコミックス 2013/6/13

住職系女子

仏に仕える身であるはずの父親が女を作って家を出てしまい、女子の身で寺を継ぐべく僧侶になった美鶴(みつる)。
そこへ、出ていった父親と暮らしていたはずの女が子供を連れて寺にやってきたと思ったら、美鶴の弟である律を置いて失踪。
突然できた弟、律と暮らしながら住職であるじいちゃんの指導のもと副住職として修行し、ときに悩み、ときに迷いながらも自分の生き方を見つめ直し、自分らしい僧侶を目指す物語です。

竹内七生 BE・LOVEコミックス 2012/8/10

中学生が主人公

暗殺教室

松井 優征(著) 集英社 (2012/11/2)

高校生が主人公

スーパーカブ

一緒に住んでいた母親は出ていき、学校では友達がおらず、趣味もない主人公の小熊。自転車通学のしんどさに耐えかねて、通学路の途中にあるバイク屋でスーパーカブを手に入れたことから、小熊の世界が輝き始めます。

言わずとしれたホンダが誇る日本の名車、スーパーカブと高校生の物語。
小熊のカブはキャブ車なのでエンジンスタート後はアイドリングが必要なのですが、きっちり5分測ってアイドリングしているところがマメだなと思います。

蟹丹 (著), トネ・コーケン(原作) 角川コミックス・エース 2018/5/25

まくむすび

仙台の高校を舞台に繰り広げられる、高校演劇の物語。
主人公の土暮咲良はマンガを書くことが好きだったけど、あることがキッカケで書くことを諦めていました。
高校に入学後、高校演劇に出会った彼女は仲間とともに入部し、創作意欲を取り戻していきます。

マンガに高校演劇が出てくることはあっても偏見に満ちたものが多かったのですが、ここまで入念に取材を重ね、緻密に機材や舞台設備が書き込まれた作品を他に見たことがありません。高校演劇経験者だけでなく、創作に関わる人にもおすすめしたい作品です。

保谷伸 ヤングジャンプコミックスDIGITAL 2019/7/19

お仕事マンガ

スティーブス

世界を変え、世界を創った企業・アップルコンピュータ。その中心にいたスティーブ・ジョブズとスティーブ・ウォズニアックは、30年前、まだ無名だった。向かうところ敵だらけの70年代シリコンバレーを舞台とした、二人の革命に浸れ、そして熱狂せよ!!

言わずと知れたApple社の創業者である、ジョブズとウォズの物語です。単なる自伝的な作品ではなく、マイクロソフトを立ち上げたビル・ゲイツとの因縁や、実際にあったと言われる現実歪曲フィールドが可視化されたバトルマンガになっているのが特徴です。

ラストはやや尻切れトンボ的な感じでちょっと幕切れの悪さを感じましたが、読んでいてワクワクします。

うめ(小沢高広・妹尾朝子) (著), 松永肇一(著) コルク 2014/11/28

波よ聞いてくれ

「無限の住人」の沙村広明氏が描く最新作。カレー屋で働いている主人公ミナレがひょんなことがキッカケで、ラジオ局のDJとしてデビュー。不慣れなラジオ界で破天荒な主人公が毎回事件を巻き起こす、予測不能な物語です。

沙村 広明 アフタヌーンコミックス 2015/5/22

重版出来

ドラマ化もされたのでご存知の方も多いかもしれません。マンガの編集部を舞台に、新人編集者が奮闘する物語です。変わり者ばかりの編集部や癖の強い漫画家だけでなく、営業や印刷会社、本屋などマンガの出版に関わるいろんな人が出てきます。

マンガってこういう風にできているんだと知ることができるだけでなく、さりげないセリフにハッと気付かされることも多いので、創作をしている全ての方におすすめです。

松田 奈緒子 ビッグコミックス 2013/3/29

舟を編む

こちらも出版社のお話。営業から辞書をつくる部署に転属した主人公が、同じ部署の人たちと何年もかけて地道な作業をしながら辞書を作り上げていくお話です。

原作は小説で、Amazonのプライムビデオでアニメを見ておもしろかったので、コミカライズされたこの作品を読みました。コミカライズは昭和元禄落語心中を描いた雲田はるこ氏が手掛けているので、おもしろくないはずがありません。

雲田 はるこ(著), 三浦 しをん(原著) 2017/7/7

SF

シドニアの騎士

今から千年後の未来のお話しです。対話不能の宇宙異生物・奇居子(ガウナ)に太陽系を破壊された人類の一部は、巨大なる播種船・シドニアで繁殖しながら移民できる惑星を目指します。シドニアの最下層で祖父に育てられた少年・谷風長道(たにかぜながて)は、衛人(モリト)操縦士訓練学校に入学した長道は、星白閑や科戸瀬イザナ(しなとせ いざな)とともに正規操縦士を目指します。

弐瓶勉の作品は極端に説明が少ないため、理解しにくいところが多くあり好き嫌いが分かれる作品だと思います。自分も最初のうちは苦手でしたが、読み進めていくうちにその世界にハマってしまいました。

弐瓶勉(著) 講談社 (2009/9/23)

ディストピア

地球の終末は来てほしくないのに、地球が荒廃するディストピアの世界が好きです。

NO.6

あさのあつこ原作の小説をもとに、コミカライズされた作品です。時は2013年。人類の理想を実現した街未来都市《NO.6》で、2歳の時から最高ランクのエリートとして育てられた紫苑は、12歳の誕生日の夜に矯正施設から逃げ出してきた「ネズミ」と名乗る少年に出会い匿います。そのことが治安局に露見し、NO.6の高級住宅街『クロノス』から準市民の居住地『ロストタウン』へと追いやられてしまいます。4年後、変死事件の犯人として連行されそうになっている再びネズミと再会。NO.6から逃れ、NO.6のスラム街・西ブロックへ逃れます。そこで出会った人々によって理想都市の裏側を知ることになります。

きれいな絵柄とは裏腹に残酷な世界が描かれていて、知ることと生きることは同意義であると感じさせる作品です。

あさのあつこ(著),木乃ひのき(著)講談社 (2011/6/7)

新世紀エヴァンゲリオン

言わずと知れたエヴァですが、実は漫画版もあります。アニメや映画版のキャラクターデザインを手掛けた貞本義行氏が描いています。
映画じゃわからなかったけどじっくりマンガで読みたいという方におすすめです。

ストーリーはほぼアニメや映画と同じですが、各キャラクターの正確に若干相違があり、マンガの方が碇司令のシンジに接する態度がドライです。
また、アニメや映画になかったエンディングになっています。くらげは、この終わり方の方が希望があって好きです。

貞本 義行(著) カラー (著) KADOKAWA (2007/1/1)

ヨコハマ買い出し紀行

1994年から2006年までの12年間、アフタヌーン本誌で連載された作品です。

お祭りのようだった世の中がゆっくりと落ち着き、のちに“夕凪(ゆうなぎ)の時代”と呼ばれる近未来の日本。人型ロボット・アルファは、喫茶店『カフェ・アルファ』を営みながら、オーナーを待ち続ける――。

舞台は横須賀。三浦半島の岬で喫茶店を営む人型ロボット・のアルファを中心に繰り広げられる物語です。かつて陸地だったところがほぼ水没し、人口も減少。文明が後退し交通手段や技術も限られた中で、人々はのんびりと過ごしています。
終末のお話しなのに、どこか懐かしい雰囲気を感じるストーリーです。

芦奈野ひとし (著) 講談社 (1995/08)

少女終末旅行

こちらはすでに文明が崩壊して終末を迎えてしまった地球のお話し。

チトとユーリは、愛車のケッテンクラートに乗って広大な廃墟をあてもなくさまよいます。
日々の食事と燃料を求めて移動を続ける毎日の中で、一杯のスープを大事に飲んだり、まだ使える機械をいじってみたり。
ふたりしかいない世界なのに、悲壮感がなく何でもないことが楽しそうです。

つくみず (著) 新潮社 (2014/11/8)

妖怪モノ

妖怪、なんか好きなんですよね。人間より魅力的だったりするので、ついつい買っちゃいます。

妖怪アパートの幽雅な日常

こちらの作品は、香月日輪原作の小説をコミカライズした作品です。プライムビデオでアニメ作品を観ておもしろかったのでマンガを買ってみました。

両親を亡くし、親戚の家で肩身の狭い生活をしていた稲葉夕士は、高校入学を機に一人暮らしを決意。寮のある高校に入ったものの、入学前に寮が家事で消失。
そこで見つけた格安の下宿先「寿荘」は、なんと妖怪・幽霊・人間が入り混じる奇妙な「妖怪アパート」でした。

はじめは戸惑う夕士でしたが、曲者の人間たちや妖怪たちとの奇妙な共同生活の中で、それまで閉じていた心が徐々に開いていきます。
妖怪たちと住んでいる人間たちがものすごいクセモノ揃いなんですが、夕士の成長を温かく見守りながらときに助言もしたりするのですが、その助言にハッと気付かされることもある奥深い妖怪作品です。

香月日輪(著) 深山和香(著) 講談社 (2011/11/9)

不機嫌なモノノケ庵

プライム・ビデオのアニメで知ったこの作品。アニメがおもしろかったので原作も読んでみることにしました。

舞台は現代の高校。主人公は高校生。妖怪にとり憑かれて、高校入学以来、7日間保健室登校の芦屋。どうにかしたいとすがったのは、四畳半の茶室「物怪庵」の主でした。
実はこの「物怪庵」の主は芦屋のクラスメイト。このことをキッカケに、芦屋は物怪庵の奉公人として手伝いをすることになります。

物怪庵の主である安倍が毎回本当に不機嫌なんですが、なんだか憎めないキャラクターです。

ワザワ キリ(著) スクウェア・エニックス (2014/6/21)

かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします

こちらも、プライム・ビデオで知り、先にアニメから入っています。原作はライトノベルで、コミカライズされたものです。

亡き祖父譲りの「あやかしを見る力」を持つ女子大生・葵は、突然「天神屋」の大旦那である鬼神にさらわれてしまいます。
大旦那曰く、祖父が残した借金のカタとして、葵は大旦那に嫁入りするという約束になっていました。

嫌がる葵は起死回生の策として、「天神屋」で働いて借金を返済すると宣言。
ちょうど空いていた宿の裏の空き家で小料理屋を始めます。

あやかしの世界で葵の作る料理がどれもおいしそうで、お店に行ってみたくなります。

衣丘 わこ(著) 友麻碧(その他) Laruha(その他) KADOKAWA (2016/11/15)

大江戸妖怪かわら版

香月日輪原作の同名小説を基にコミカライズした作品です。

妖怪や魔人が住む、あの世でもこの世でもない魔都・大江戸で、この世界にたった一人で住んでいる人間の少年・雀。かわら版屋で働きながら、この魔都大江戸を走り回ります。
さまざまな妖怪たちとの交流と、かわら版屋・雀の成長を描く痛快江戸ファンタジー。

人間の世界の江戸時代とは似ているようで似つかぬ世界ではあるけれど、江戸の街の雰囲気を味わうことのできるお話です。

香月日輪(著) 高橋愛(著) 講談社 (2014/4/9)

アウトドア

キャンプや山登りが好きなので。

ゆるキャン△

やはりこの作品は欠かせません。

主人公の志摩リンは祖父から譲ってもらったキャンプ道具を持ってキャンプをしていたときに、浜松から引っ越してきたなでしこに出会います。
なでしこと出会ったことをキッカケに同じ高校の野外活動サークルの仲間や友人とキャンプをしながら、少しずつ成長していくお話。

最初は自転車でキャンプをしていたリンちゃん、途中で原付免許を取ってヤマハのビーノでキャンプに行くようになります。リンちゃん、なぜあんな積載量の少ないビーノなんだよ。カブにしようよ。

あfろ(著) 芳文社 (2015/11/12)

山と食欲と私

山に登る人なら誰もが知っている(はず)山ご飯のマンガです。

人見知りの主人公、鮎美は毎週末になると一人で山に登りに行く単独登山女子。毎回、四苦八苦しながら山頂でおいしい山ご飯を作って食べています。
おいしい山ご飯だけでなく、鮎美の周りには非常に濃いキャラもいっぱい出てきます。

信濃川日出雄(著) 新潮社 (2016/4/9)

山を渡る

伝統ある、三多摩大学の山岳部が物語の舞台です。存続の危機を迎えていた。山岳部に入部してきたのは、登山経験ナシ、虚弱、ゲーム狂いと読書好きの女子3名のみ。
部の存続をかけて、そんな彼女たちに登山のイロハを教えるところから始めます。

登山初心者にもわかりやすく、道具を揃えるところから教えているので、これから登山を始めてみたい人にもオススメのマンガです。

空木 哲生(著) KADOKAWA (2018/12/15)

山賊ダイアリー

現役猟師兼マンガ家の岡本健太郎による狩猟&ジビエ料理を綴った日誌です。

絵は正直言ってうまくないです。それでも、ストーリーはおもしろいです。イノシシやシカはもちろんのこと、うさぎやカモ、カラスまでも仕留めて食してしまうところがおもしろいです。
岡本氏は、スーパーカブに乗って猟に出ていて、それだけで親近感湧きます。

岡本 健太郎(著) 講談社 (2011/12/22)

グルメ

空挺ドラゴンズ

肉料理がたくさん出てきます。どれもおいしそうなものばかりで、レシピも載っているので試しに作ってみたくなります。ただ、使う肉はすべて龍の肉なので、手に入れるのは難しいです。

桑原太矩(著) 講談社 (2016/11/7)

軍事・戦争もの

マージナル・オペレーション

失業したことをキッカケに7年もの間ニートを続けていた主人公・新田良太。職探しに追い詰められ、ネットで見つけた、とある外資系会社の求人に応募します。面接を経て合格しタジキスタンで行われた海外研修は、戦術シミュレーションゲームのような内容でした。しかし、その訓練は「リアルの軍事作戦」を実際にオペレートしていたものであることを知らされるのです。

民間軍事会社に従事したことがキッカケに主人公の才能が開花し、戦争を指揮していく様子を描いた内容ですが、重すぎないストーリーでぐいぐい引き込まれました。

キムラダイスケ(著) 芝村裕吏(著) 講談社 (2013/11/22)

幼女戦記

ライトノベルを原作にしたコミカライズ作品で、アニメ化もされていて、最近では劇場版も公開されました。

最初はタイトルを見て「え何幼女って」と引いていたんですが、試しに1巻読んでみたらすっかりその世界にハマりました。
内容はほぼシリアスで、設定が実に緻密で深いところまで考えられています。

漫画版では文中に出てくる専門用語、戦時下の状況をイラストでわかりやすく説明してくれるので、難しい話が苦手な方でも読み進めることができます。

シカゴ学派を信奉する超合理主義エリートサラリーマンだった主人公は、同僚の逆恨みによって命を落とすのですが、創造主を名乗る存在Xによって無信仰を咎められ、孤児の少女であるターニャ・デグレチャフとして別世界に転生させます。そこは、魔法と小銃の入り乱れる異世界ですが、現世の第一次世界大戦直前のドイツによく似た国でした。貧しい孤児院ぐらしから抜け出すために士官学校を経て軍に志願し、出世&安全な後方勤務を目指すのですが、なぜか意に反してエースとして前線に送り込まれてしまいます。

異世界でありながら第一次世界大戦と第二次世界大戦をモチーフに戦争が描かれており、世界大戦につながるきっかけになった事件や偶然の産物として起きた事象が多数発生します。戦争が起きるキッカケ、戦争と法律、軍の規律など戦争や軍について知るきっかけになる作品です。

東條 チカ (著), カルロ・ゼン (その他), 篠月しのぶ (その他)

ルネサンス

アルテ

16世紀初頭・ルネサンス文化の中心地であるフィレンツェを舞台に繰り広げられるおはなし。貴族家生まれのアルテは、父が亡くなったことをキッカケに一人で行きていく力をつけるために画家工房への弟子入りを志願します。ところが、女というだけで門前払いされ、様々な困難がアルテを待ち受けます。

そんなことがあっても前向きに突き進んでいくアルテがかっこいいです。ルネサンス文化の発祥地とあって、当時の絵画の描き方なども描かれていてルネサンス絵画の技法などを知ることができます。

大久保圭 (著) コアミックス (2014/4/19)

締めくくり

つらつらと書き綴ってみたら、気付けば愛読しているマンガが30冊近くありました。おのれAmazonめ。

マンガは、iPadに入れたkindleで読んでいます。おかげでこんなに大量に持っていても本棚がいらなくなりました。
防水のジップバッグにiPadを入れて、半身浴をしながらお風呂でのんびりと読んでいます。

今回紹介した中で気になる作品があれば、ぜひ読んでみてください。

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