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フルフェイスってどうなの?フルフェイスヘルメットのいいところと悪いところ

バイク用ヘルメットには、主にフルフェイス、ジェット、システム、半帽の4つの種類があります。その中で、フルフェイスとジェットを使用している方が大半ではないでしょうか。

くらげはというと、最初のうちはシールド付きのジェットヘルメットを使用していましたが、125CCへの乗り換えを機に安全性を考えてフルフェイスヘルメットに買い替えました。

ジェットを使っていたときは、フルフェイスって脱着が面倒そうだし夏は暑そうだと思っていましたが、実際に装着してみるとジェットとは違ったよさを感じることができました。

そこで、フルフェイスヘルメットってどうなの?と思っている方々に、フルフェイスのいいところと悪いところをご紹介します。

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フルフェイスのいいところ

最初のうちは、フルフェイスって重くて視野が狭そうなイメージを持っていました。でも、実際に被ってみると視野は思ったほど狭いと感じませんでした。
メーターが見にくいなとは思いましたが、そういうときはだいたい目の位置がシールドの真ん中に来ていないのです。被ってベルトを止めたあと、ヘルメットをぐっと下に引くと下の方も見やすくなります。

被ったときの重さは、ジェットと比べて重くなったと感じませんでした。長距離走行するときも、ヘルメットのせいで首が凝ったなと思うことはありません。

他にも思っていた以上に利点が多かったです。

冬は温かい

フルフェイスは顔も覆ってくれるので、冷たい風が直接顔に当たらず温かいです。ただ、顎の下から風が入り込んでくるので、ネックウォーマーは必須です。

顔に虫が当たらない

春から秋にかけての時期、走っていて避けられないのが虫の激突。たとえ原付の速度でも、直接顔に虫が激突するとかなーり痛いです。
フルフェイスになって、顔に激突することがなくなったのは大きな利点です。

顔が乾燥しない

ジェットヘルメットは、顔の下が大きく空いているので風がヘルメット内に流れ込んできます。ずっと顔に風が当たり続けるので、肌が乾燥してきます。
唇なんて、こまめにリップを塗っておかないとすぐにカサカサしてしまいます。

目にゴミが入らない

コンタクトレンズを装着している人にとって、目にゴミやホコリが入ることだけは避けたいことです。特にハードコンタクトを使用していると、ホコリが入っただけで大惨事です。
また、風に当たり続けているとコンタクトが乾燥してシパシパしてきます。

フルフェイスヘルメットにして目の乾燥が大幅に軽減されたので、目薬をこまめに差す手間がなくなりました。

顔が汚れない

ジェットは完全に顔が覆われていない分、シールドをしていても排気ガスやホコリなどの汚れが付きやすくなります。
交通量の多い幹線道路やトンネル内で渋滞に巻き込まれると大変です。手でこすると汚れが手に付くくらい、顔が真っ黒になります。

フルフェイスに変えてから、トンネル内で渋滞に巻き込まれても安心して巻き込まれています。

騒音が軽減される

ジェットだとどうしても外の騒音やゴーゴーという風切り音が直接耳に入ってきます。エンジン音の大きな大型バイクだとよけいにうるさく感じるかもしれません。
フルフェイスだと耳の部分が覆われているので騒音が軽減されます。特に聴覚過敏を持っている方には、フルフェイスがおすすめです。

安全性が高い

何よりもこれ!ジェットヘルメットは頭部を守ることができても、露出している顎は守れません。事故で顎を強打して損傷すると、歯が折れることもありますし、最悪の場合は粉砕骨折という可能性もあります。
治療だけでかなり費用がかかるでしょう。何より、顔の外見が変わってしまうことだってあり得るのです。恐ろしい。

125cc以下の原付なら問題ないと思う方もいるでしょう。原付だろうがなんだろうが、たとえ速度が遅くても、速度の早い相手と衝突すれば衝撃で吹き飛ばされてしまうことだってあります。
公道を走る以上は転倒や衝突事故で怪我をする可能性は大型バイクと変わりません

インナーパッドが取り外せる

価格によりますが、フルフェイスはインナーパッドが取り外せるものが多いです。顔や頭に接していると皮脂汚れや汗、整髪料、メイクなどが付着します。
こまめに洗って清潔に保つことで、ニオイや顔のニキビを防ぐことができます。

フルフェイスの悪いところ


いいところをたくさん紹介しましたが、もちろん悪いところだってあります。

猛暑の日は内部の気温が急上昇

ベンチレーションがあれば、夏でもそこまで暑くはなりません。ただし、いくらベンチレーションがあってもやっぱり猛暑日の昼間に30分以上乗っていれば、ヘルメット内の気温は急上昇します。
店内に入る前に非接触型の体温計で計測したら、42度と表示が出たため、しばらく店内に入れませんでした。

対策としては、猛暑日と予報が出た日は昼間に30分以上の乗車は避けることが一番です。

脱着が面倒

しっかり覆われている分、脱着はジェットと比べて手間がかかります。
また、被ったときに髪の毛が巻き込まれて顔に当たってくすぐったいことがあるので、しっかり髪をまとめてから被るようにしています。

脱着は面倒ですが、店内に入るときは必ず脱ぐようにしましょう。

メイクがインナーパッドに付いてしまう

女性にとって避けられない問題が、ヘルメットとメイクです。ツーリング中だってしっかりメイクをしたいけど、しっかりファンデーションやチークを塗ってしまうとインナーパッドにべったり付くし、描いた眉毛だって消えてしまいます。
とはいえ、安全性には変えられないのでフルフェイスの宿命だと思ってファンデーションは諦めましょう。

くらげはバイクに乗るときはアイメイクはしっかりしますが、日焼け止めとパウダーをはたくだけにしています。眉は降りてから描き直しています。

ジェットより価格が高い

ジェットの価格に対して、フルフェイスは倍近い価格です。くらげが買ったアライのXDも5万円以上でした。

見た目がいかつい

顔まで覆ってしまうので、見た目はどうしてもいかつく感じます。原付には不釣り合いだと感じてしまうこともあります。
それでも、見た目より安全重視です。

どうやってフルフェイスを選べばいい?

フルフェイスと言っても、性能や価格はピンきり。どれを選んでいいのか悩んでしまいます。
Amazonでも安いフルフェイスがかんたんに手に入りますが、安全規格が表示されていること、サイズが合っていることは最低限必須です。そのうえで、欲しい機能やデザインなどで探していきましょう。

店舗で試着してみる

購入するのはネットだとしても、まずはバイク用品店で試着しましょう。
被ったときのサイズ感や見え方や装着感など、被ってみないとわからないことは多いです。

サイズが合っているか

ヘルメットが自分の頭のサイズに合っているかどうか、意外と自分ではわからないものです。くらげの場合はMサイズのヘルメットを被っていたのですが、フルフェイスヘルメットを購入する際にちょうどアライのフィッティングサービスを受けることができました。
その結果、サイズは一番小さいXSということが判明しました。XSはたいがい店舗に置いてあることがないのでメーカーに発注しなくてはいけませんが、自分に合うサイズがわかったことで安心できました。

自分に合うサイズがわからないという方は、ナップスや2りんかんなどのバイク用品店でフィッティングサービスを受けてみることをおすすめします。

安全規格が表示されているか

ヘルメットの安全規格は、主にPSC、SG、JIS、SNELL、NFJの5種類です。中でも特に重要なのが、必須規格のPSCマークです。PSC以外は任意規格です。

PSC
国が定める安全基準を満たした製品に貼られるマークです。国内で正規に販売されているヘルメットにはPSCマークの貼付が義務づけられているため、このマークがないヘルメットは鑑賞用や装飾用です。

SG
製品安全協会が定める認定基準に適合していることを示すマークで、125cc以下用と自動二輪車用が設定されています。
SGマーク付き製品は、製品の欠陥などが原因でケガなどをした場合、対人賠償責任保険が適用されます。

JIS
落下試験などの厳しい性能テストを経て認定される、日本工業規格が定めた安全基準です。
125cc以下限定のJIS 1種と排気量無制限のJIS 2種が設定されています。

SNELL
「スネル記念財団」というアメリカの非営利団体が定めた安全規格です。JISよりも厳しい衝撃吸収と貫通試験試験が行われています。
約5年毎に規格が見直され、そのたびに厳しい基準に改定され続けています。FIMが行う国際格式のレースでは、このスネル規格をクリアしたヘルメットがないと出場できません。

性能やデザイン

性能やデザインは、いいものを追い求めるほど値段が上がります。妥協点は見つけておいたほうがいいでしょう。

国内メーカーであればアライかショウエイ

国内ヘルメットメーカーは有数ありますが、おすすめはやはり安全性と機能性に定評のあるアライかショウエイです。安いメーカーと比べると価格は雲泥の差ですが、機能性は段違いです。
一度この2つのメーカーのヘルメットを被ってしまったら、もう安いメーカーには戻れません。

締めくくり

ジェットとフルフェイスのヘルメットを両方使った経験から、いいところと悪いところを紹介してみました。

ジェットと比べて脱着が面倒だったり猛暑日はサウナ状態だったりと欠点もありますが、一度フルフェイスを使うともうジェットには戻れません。それくらい、フルフェイスは快適で安心感も高いと感じています。
フルフェイスはちょっと...と思っている方も、ぜひ一度使ってみてください。

4 Comments

ぺん

車でダサいと言われながら手前が見えるようにラリー用のじぇっぺるだったんです。夏場に窓閉めて、目薬ダバダバさして、走行中にシパシパしまくったり、目を閉じたり色々試してもコンタクトだと乾いてつらかったので、多分良く見ようとするから普段より目を開いてる時間や動かない時間が長くなって、コンタクトが乾いてシワシワになって落ちるのではないかな?って結論に達しました。
あと諸般の事情により息苦しくてフルフェイス苦手。慣れないと頭幅感覚も分からなくなりますw クロスカブ欲しいなーシフト怖ぇ〜って見てました。くらげかわいいですね。

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そらいろくらげ

ぺんさん

いらっしゃいませー。
わたしはジェッペルのときは花粉用のメガネを掛けていました。普通のメガネと比べて風が遮断されるので、目の乾きは軽減しました。
ぜひお試しあれー。

シフトは慣れるしかないですねー。

そらいろくらげ

いらっしゃいませー。

まつ毛消えたらやばいですねw

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