アニサキスに当たったときの備忘録

先日、とあるお店でお寿司を食べてアニサキスに当たりました。

アニサキスは寄生虫(線虫)の一種です。アニサキス幼虫は、長さ2~3cm、幅は0.5~1mmくらいで、半透明の白色で渦巻状に巻いていることが多いです。

アニサキスの成虫はクジラなどに寄生する寄生虫です。クジラやイルカなどから産卵された卵は排泄物とともに海中に放出されます。その卵はオキアミなどの甲殻類に補食され、そこで感染性を持つ幼虫にまで発育します。さらに食物連鎖上位のサバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどに捕食されると、魚介類に寄生します。

アニサキスが寄生した生の魚を食後8時間以内に激しい腹痛を生じます。吐き気、おう吐、ジンマシンなどの症状を伴う場合もあります。

この記事では、くらげが体験したことを基にアニサキスに当たったときの対処法について書いていきます。

お寿司を食べた夜のこと

そのときに食べたお寿司は、イワシ、ゲソ、シマアジの三種類です。すっかりお腹も心も満たされて、帰宅。0時前には就寝しました。

異変に気づいたのは2時か3時頃です。急に胃がぎゅーーーとつねられるような強い痛みに襲われます。布団の上をゴロゴロ転がりながら痛みに耐えていると、やがて痛みが落ち着いてきたのでそのまま眠りに落ちました。

しかし、朝方になって再び激痛に襲われて目が覚めます。ジタバタと七転八倒しながら痛みに耐えていると、やがて落ち着いてきたので再び眠りにつきます。

MEMO
生の魚を食べて2時間〜8時間後に激しい腹痛や吐き気、じんましんが発生します。痛みには波があってしばらくすると治まり、またしばらくすると痛みがやってきます。一般的な食中毒と違って下痢の症状はありません。

病院で診察を受ける

朝8時頃。起床時間に起きてネットでいろいろ調べてみたところ、症状がどうもアニサキスのようだと判明したので、近くの総合病院で診察を受けることにしました。
この日は土曜日だったので診察をしていましたが、もし一日遅かったら休診日で診察を受けられず、腸に進んでいたかもしれません。

MEMO
アニキサスが胃を通過し十二指腸、小腸、大腸のほうに進むと、半日から数日経って下腹部痛が起こり、腸にむくみを生じて激しい下腹痛や腹膜炎、腸閉塞の症状を起こすことがあります。激しい痛みを感じたらとにかく早めに大きな病院で受診をしてください。

内科で診察を受け、アニサキスのような症状があることを医師に伝えると、胃カメラの検査を受けることになりました。
胃カメラを飲む前には感染症にかかっていないかどうかの血液検査があります。

血液検査のあと、胃カメラの検査室で順番を待ちます。その間にも、激しい痛みと吐き気が襲ってきますがなんとか耐え抜いていました。
胃カメラを受ける10分前に、胃の泡を消す薬を飲みます。少し甘いシロップみたいな感じです。

検査のときはベッドに横になって寝ます。枕の周りには唾液が垂れても吸収するシートが置いてありました。血圧検査をして、左の腕に麻酔薬が打たれました。打った瞬間に眠気が襲ってきて、そのまま意識を失います。

どれくらい時間が経ったのかわかりませんが、起こされたのは胃カメラが抜かれたあと。意識を失っている間に相当量の唾液が流れ出たらしく、下にした方の髪の毛が唾液でべったりと濡れていました。
寝る前に髪の毛はしっかり避けておくことをおすすめします。

しばらく意識が朦朧としているため、検査室のベッドで麻酔が切れるまで横になります。しばらくして意識がはっきりとはあしてきましたが、まだ足元がふらつくため、車椅子で内科まで移動することになりました。

内科では先生から胃カメラの画像を見せてもらいました。一匹のアニサキスが胃壁に頭を突っ込んでいます。それを、胃カメラの先の鉗子で取っている様子が映し出されていました。
そして、胃に食いついていたアニサキスはプラスチックの小瓶に採取され、「これが胃にいたやつ」と見せてもらいました。で、そのまま「持っていっていいよ」と手渡されました。

こんなちっこいやつのために痛みに転げ回っていたとは。コノヤロウ。

診断はこれで終了。胃の傷を修復する薬を処方してもらいました。治療費は薬代と合わせて1万4千円ほどです。

MEMO
診察時、診断書を書いてもらってください。店舗に申告する際に必要になります。くらげの場合、店舗から言われて再度病院に行ったものの診断時の先生が休みの日だったため、その日に受け取りができませんでした。

アニサキスを取っても痛みが続く

通常、アニサキスは取ってしまえば症状は回復します。なので摘出後はすっかり元気になったつもりでいました。その日、仕事が午後入りだったためそのまま出勤します。

しかし、そのあとも激しい痛みは容赦なく襲ってきます。結局のところ、その日はほぼ使い物にならないただのボロ雑巾に成り果てていました。アニサキスを摘出したら、無理せず仕事は休んでください。

アニサキスの痛みは胃に穴を開ける物理的痛みだけではなく、アレルギー反応による痛みもあります。くらげの場合はアニキサスを取る前と同じ痛みの症状が続いていたのですが、もしかしたら食いついていた部分のアレルギー反応だったのかもしれません。

痛みを緩和するため、病院で処方された薬と市販の痛み止めを飲んでいましたが
痛み止めを飲むと2時間くらいは痛みを抑える効果がありました。

MEMO
アニサキスを摘出したあとも激しい痛みが続くこともあります。また、アレルギー反応ではなく虫体が残っている可能性もあります。4日ほどで死滅しますが、耐えきれないときは再度病院を受診してください。

店舗に連絡をする

アニサキスによる食中毒が発生したら、その店舗は保健所に届け出をしなくてはいけません。必ず店舗に連絡をしましょう。その際に、前述の通り診断書が必要になりますので必ず診察時に書いてもらってください。

電話で連絡をしたあと、店舗に診断書を持って訪問。保健所にはすでに電話連絡をした時点で届け済みでした。
店舗側には誠意のある対応をしていただくことができたので、落ち着いたらまた訪れようと思います。このお店おいしいし。

まとめ

痛みが治まり、普通にご飯が食べられるようになったのは4日後くらいです。消化のよいものを食べながら徐々に普通食に戻していきました。
4日も少量しか食べられないでいると、胃がすっかり縮まります。おかげで、あまり量が食べられなくなってしまいました。

アニサキスは冷凍していない新鮮な魚ほど当たる確率が高くなります。筋肉に入り込んでしまうと目視での確認が難しい状態になります。
なので正直なところ、たまたま今回当たったのが自分なだけで、ガチャみたいなものなんじゃないかと思っています。

アニサキスに当たったときのまとめ。

  • 生魚を食べた数時間後に断続的に続く激しい腹痛のあるときはアニサキスを疑う
  • とにかく早く病院へ行く
  • 胃カメラのある総合病院で受診する
  • 診断書をもらう
  • 食事したもしくは購入した店舗に連絡をする

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