富士山の麓にある本栖では毎年4月から5月にかけて、広大な敷地内に50万株の芝桜が咲き乱れます。
芝桜の名所は首都圏の各地にありますが、50万株というのは首都圏最大規模です。
せっかくなら、富士山と咲き乱れる芝桜のコラボを見てみたいので、スーパーカブC125に乗って行ってみることにしました。
富士芝桜まつりへのアクセス
富士芝桜まつりの会場は、本栖湖から3~4kmほど離れた富士本栖湖リゾートにあります。車やバイクがないと行きにくい場所ですが、開催期間中はバスタ新宿から会場直通の高速バス運行しています。所要時間は約2時間25分なので、東京方面から向かう場合は電車とバスを乗り継ぐより楽に早く着きます。
電車利用の場合は、富士急行線「河口湖」から期間中のみ運行されている富士芝桜ライナーのいうバスに乗って、約40分ほどです。
駐車場は会場のすぐ近くにあり、国道139号線から入ることができます。森の中に突如入り口が現れますが、係員が立っているので見過ごすことはありません。混雑する時期は右折入場禁止なので、本栖湖側から来たときは、一度通り過ぎて左側にある本栖チェーン脱着所でUターンするといいです。
駐車場は舗装がされていないので、未舗装の運転に慣れていない方は要注意です。けっこう凸凹したところがあります。
芝桜を鑑賞するよ
本日の天気予報は曇り。夜から雨が降る予定です。富士山は拝めないかもしれませんが、平日で開花のピークを少し過ぎた辺りなので、きっと空いているはずです。
国道139号線で会場を目指して走っていると、本栖湖に来た辺りでぽつりぽつりと雨が降り出しました。予報では夜からだったのに。念のため、早めに雨具を装着しておきます。
駐車場にカブを停めて、会場に向かいます。入場チケットは会場でも購入できますが、ピーク時は混雑が予想されるので公式サイトで前売り券を購入しておいたほうが入場がスムーズです。
平日午前中で天候不順にも関わらず、思ったよりも来場者がいます。
会場一面に広がる芝桜。
芝桜の種類は6種類くらいあるそうです。
ぽつんと紛れ込んでしまったピンクの芝桜。超アウェイ感。
芝桜と富士山のコラボ。
展望台から会場を眺めることもできます。
どうやら、この真正面に本物の富士山がいるみたいです。
こちらはフォトスポットの一つ、「幸せの黄色い扉」です。写真待ちの行列ができていました。
おなか空いたので、おやつを食べるよ
今日は6時前に家を出て、途中で朝ごはんにカップラーメンを食べたはずなのですが、もうお腹が空いてきました。ま、バイクの運転って体力使うし。
会場の奥にずらりと並んだキッチンカーに釣られて、おやつを食べることにしました。
さて、何を食べようかな。目の前の肉まんが気になるぞ。
魅力的な食べ物ばかりで目移りしてしまいますが、肉まんをポチりました。
甲州富士桜ポークというブランド豚からにじみ出るジューシーな肉汁を存分に味わいながら、肉まんにかぶりつきました。
オープンしたばかりのピーターラビットイングリッシュガーデンを散策するよ
2022年、リゾート内の新エリアがオープンしました。英国生まれの人気キャラクター、ピーターラビットの世界観をモチーフにした英国式庭園で、イギリス人ガーデンデザイナーのマーク・チャップマン氏がデザイン監修を手掛けているため、海外のような雰囲気を感じることができます。
庭園内に植えられたハーブたちは苗の植え付けが終わったばかりで、まだ開花どころか土が見えている状態。いきなり完成状態を見せるのではなく、成長していく庭園を見せるというのが日本の感覚と違うなと感じました。
庭園の至るところに、ピーターラビットに出てくるキャラクターがいます。
今回は立ち寄りませんでしたが、ショップ&ギャラリーには、ピーターラビットのオジリナルグッズを取り扱うショップや絵本の世界に入り込んだような体験ができるギャラリーコーナーもあります。
また、併設のカフェではピーターラビットの作品に登場するアイテムをモチーフにしたメニューや、英国にちなんだメニューを楽しむことができます。
庭園を散策しているうちに、雨が強くなってきたので撤収することにしました。
富士芝桜まつりの基本情報
開催期間 | 2022年4月16日(土)~5月29日(日) |
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営業時間 | 午前8時~午後4時 開花状況により前後します。期間中は無休。 |
入場料金 | おとな(中学生以上)800円〜1,000円/こども(3歳以上)250円 ※日により異なります |
駐車場 | 約1,500台(普通車500円、バイク300円、大型車2,000円) |
住所 | 富士本栖湖リゾート 山梨県南都留郡富士河口湖町本栖212 |
サイト | 富士芝桜まつり公式サイト |
道の駅朝霧高原でお昼ごはんを食べるよ
お昼ごはんは、このまま国道139号線を南下して静岡県に突入し、道の駅朝霧高原でいただきます。
ちょうど時間はお昼どきでしたが、割と食堂は空いています。注文したのは、豚汁セット+生卵。間違いないメニューです。雨で冷えた身体に、豚汁が染み渡りました。
道の駅に併設されている売店で野菜や山菜を探しましたが、ここは割と品揃えは控えめ。山菜に至っては全く置いていませんでした。山菜を買うならやっぱり山梨県の道の駅ですね。
ご飯を食べているうちに、気づけば雨は止んでいました。せっかくなのでさらに南下して、朝霧アリーナに向かいます。
朝霧アリーナで富士山を探す
朝霧アリーナは富士箱根伊豆国立公園の区域内に位置する自然公園で、広さは総面積約10万平方メートルあります。
広大な芝生広場では、「世界ジャンボリー」、「朝霧JAM」や「たこたこあがれin富士山」などさまざまなイベント会場として利用されています。また、周りに人工的な明かりが殆どないことから、夜になると天体観測に訪れる人が絶えません。
敷地内の展望台から富士山の勇姿が拝めると聞いて訪れてみたのですが、この日は全面的に雲に覆われていてどこに富士山がいるのかすら全くわかりません。
あとで調べたら、展望台の真正面にいたらしいです。
牧草地帯を走って帰るよ
帰りは、高原の中を突っ切って、県道71号線で国道139号線に戻ります。雨はすっかり上がり、少し空が明るくなってきました。
途中で、古びた牛舎を見つけました。屋根が壊れていて、もう使われなくなってからだいぶ経つようです。
ノスタルジーを感じる風景に溶け込む、スーパーカブC125。
山梨県に戻り、県道71号線を本栖方面に走っていると、進行方向はどんよりと重たい雲が立ち込め、またぽつりぽつりと雨が降り始めました。
県道沿いにある、県道富士宮鳴沢線展望台に立ち寄ってみました。ここからは天気が良ければ本栖湖と南アルプスの山々を一望できますが、雨に遮られてぼんやりとしか見えませんでした。
やがて県道71号線は河口湖町に入り、国道139号線に合流。河口湖方面に走っていると、こちらはぜんぜん雨が降っていませんでした。
なぜか本栖地域にいるときだけ雨に翻弄された、今回のツーリングでした。
締めくくり
今回は残念な天気でしたが、晴れていれば富士山と芝桜のコラボレーションを楽しむことができます。ピークを少し過ぎた平日でも割と混むので、GW中は避けたほうが無難です。なるべく午前中の早い時間帯に訪れることをおすすめします。
咲き終わったあとは、一人5株まで根を掘り起こして持ち帰ることが可能なので、芝桜を植えることができる庭をお持ちの方はぜひ持ち帰って自宅で楽しんでみてください。
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